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100日の郎君様の見逃し動画まとめ
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戦争を仕掛けたのが左相だと知った王は、ユルが戦場へ行くことに強く反対する。しかし、ユルは左相のわなだと知りつつも戦地へ向かう。ユルは左相を追い詰めるが、彼の思惑をよそに左相は命を落とし…。
<出典>NHK公式
世子イ・ユルを目の前にして、重臣キム・チャオンは、臆せずに言う。
自分に何かあったら、ホンシムは殺すように言ってあります。世子は、私の言う通りに戦地を行かなければなりませんと。
王様イ・ホが行くわけにも行かず、代わりが務まるのはユルだけであった。なお、戦地にはチャオンも同行すると言うが、チャオンに戦争を鎮める気はサラサラない。
罠と分かっていても、ユルは行くしかなかった。初めてホンシムと口づけをした日と同じ様に、雨が降り出していた。
それでも、ユルは戦闘服に身を包み、雨の中、馬を走らせた。そして、被害のあった村にたどり着くユル。
待ち構えていたように、敵に取り囲まれる。しかし、ここは側近のチョン・ジェユンの加勢もあり、なんとか味方陣営まで突破することができた。
そこで、ユルに対し、届いた手紙の内容が伝えられる。敵地の城で協定を結ぶ。ただし、ユル一人で来るようにと。
それは明らかに、ユルを殺害するためのものだった。しかし、そこに、ホンシムが捕らえられているかもしれない。
さらに、捕虜となった大勢の民を救わなければならない。ユルには、自分の身を案じるような選択肢はなかった。翌日、指定の城へと入るユル。城の外にジェユンはじめ、護衛を待たせる。
そこで待っていたのは、キム・チャオンだった。そして、ユルと真剣勝負を挑むチャオン。万全の態勢では、ユルが有利だった。長らく続いた悪縁を、ユルは見事ここで断ち切ったのだった。
独身の世子
宿敵チャオンを討ち取ったユル。ユルは、すぐさま、その場にいるであろう、ホンシムを探す。
そう、昨夜のうちにホンシムは、自分がチャオンに捕まっていないとユルに知らせ、万全の態勢をとることができたのだ。
ホンシムを見つけたユルは、身分を回復し、ユン・イソに戻るように言う。だが、チャオンの最後を見届けたイソには、その場に留まることはできなかった。
1年後。戦争は、ユルの一騎当千の活躍により鎮圧され、村にも平和が戻る。そして、クドル夫婦の家に、チャオンの息子キム・スジが軟禁されていた。
ホンシムは、ユン・イソに戻り、両班としての身分を回復したが、未だにヨン氏のもとを離れることはなかった。
便利屋も、イソが一人でそのまま営業していた。イソは、その家でウォンドゥクと暮らした思い出をどうしても忘れたくなかったのだ。
一方、宮殿では、政務の全てをユルが、取り仕切っていた。だが、政務を進めるなか、家臣たちから、未だに独身でいては、世子として示しがつかないなどと、非難されてしまう。
落とし物
王様もほとほと困り果て、側近のジェユンに相談する。ジェユンは、王の命には背けまいと、ちょうど1年前の干ばつの際に、発した結婚令を発する。
実は、この作戦にはジェユン自身も含まれており、ジェユンも結婚をするため、休暇申請をし、イソの村へと向かったという知らせが入る。
こうなっては、ユルも行かないわけにはいかない。視察に来たと口実を作り、その場にいたイソ、ジェユンらと並んで、女性に男性を選んでもらうことになる。
そして、なんと、イソの選んだ相手はユルではなく、ジェユンだった。イソは、言う。自分がそばにいたら、ユルが不幸になる。結婚できなくても、聖君になってくださいと。
すると、ユルは、そこまで言うのなら、宮殿に戻る。ただし、便利屋の依頼がある。落とし物を探してほしいという。
イソは、仕方なく、依頼を受け、赤い絹に包まれていた書物を見つける。包みを開けて書物を開くと、それは、ここ1年間のユルが付けた日記だった。
そのほとんどが四季折々の季節に、イソのことを思い、なぜ別れてしまったのか、と後悔の念が、切々と綴られていた。
ユルの気持ちは、痛いほどにイソに伝わり、自然とイソは、ユルを追って走り出していた。
村のどこにもユルはいなかった。家に帰り、肩を落とすイソ。だが、そこへユルが現れる。ユルは、宮殿に帰った。今いるのはウォンドゥクだ。どんな困難があろうとともに人生を歩もう。
そう言ってユルから、求婚の口づけをイソが拒むことはない。季節外れの桜の花吹雪が二人を優しく包んでいた。
韓流ドラマの時代ものは、初めてだったので、最初は小難しい用語に、正直戸惑ったところもあったが、見終わってみるとストーリーがしっかりしていたので、すぐに慣れることができた。
今回の最終話で、やっと1話冒頭のユル出陣のシーンがつながって、それはそれはよく出来た編集だと感動させられた。
それから、数々の二人のキスシーンや思い出の場面は、それぞれに草花がとても美しく、古き良き広大な自然のなかでの二人のシーンは、もうそれを思い出すだけで、条件反射で涙腺が緩んでしまう。
これだけの感動作なので、当然ロスを感じてしまう。U-NEXT配信のコンテンツに、撮影の裏側とかを纏めたスペシャル動画がある。
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また、これによって、もう一度見るのもまた、一興ではないかと思う。
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日記を読み全てを思い出したユルは、王である父親に左相との縁を断ち切ると宣言し、左相を殺すことになっても自分が殺すと告げる。左相の家に向かったユルは、捕らわれているムヨンを発見するが…。
<出典>NHK公式
世子イ・ユルと世子嬪キム・ソヘが珍しく、夜の東宮で一緒にいる。しかし、ユルは世子嬪とは違う女性を愛していると、ハッキリ告げる。
なんとかユルの気持ちを引き留めようと、必死に食い下がる世子嬪を置いて、出て行くユル。
そして、夜中にも関わらず、宮殿から出かけようとする。これには護衛が来て、必死に止めようとしているところへ、王様で実の父イ・ホがやって来て、ユルを叱りつける。
ユルは、全ての真実が書かれた自分の日記を手にし、その内容から、重臣キム・チャオンとの悪縁を切ると言い出した。
さらにチャオンと戦うため、ユルは、王様に向かって、政権をくださいと直訴する。そして、ここで長年に渡って、語られなかったユルの母親の死も、チャオンに騙されて起こった悲劇だったことを、初めて知らされる。
翌朝、早くにユルは、宮殿を出る。チャオンを倒すために、まず行かねばならないところがあった。そこは、ユルが記憶を失った現場である山である。
そこで、自分の身代わりとなり、命を落とした、唯一の友であるトンジェを弔うためであった。決意を新たにしたユルは、その足でチャオンの自宅へと赴く。
突然の来訪にチャオンの長男キム・スジも驚きを隠せない。とりあえず、スジは、ユルを父チャオンの部屋に通す。
そこで、ユルは、チャオンが裏で何を企んでいるのか、物証を見つけたかったのだった。
お祝い
ユルは、自分を襲うと見せかけた刺客まで用意し、チャオンを撹乱する。その間に、ユルは、チャオンの屋敷をくまなく調べ、自分を襲わせたのは、チャオンであることがわかった。
そして、さらに捜索を続けていくうちに、たまたまそこに捕らえられていたムヨンと遭遇してしまう。
逃げるムヨン、それを追うユル。しかし、そこで、兄を助けに来たホンシムと運命の鉢合わせをしてしまう三人。
なんと自分の命を狙っていたのが、愛する人の兄であった。このことに、ユルは、チャオンへの復習の意味を考え直してしまう。
その夜、ホンシムは、兄のやって来たことをすべて聞いてしまう。ホンシムのために、父の仇の手下になって、しかも、自分の妹の婿である、ユルを殺そうとしたことを。
ホンシムは、これを知り、思い切った行動に出る。それは、現在ユルの最も近い側近であるチョン・ジェユンに頼んで、使いの女官として、東宮のユルの目の前に現れたのである。
これには、ユルも慌てたが、なんとか正気を保つ。ホンシムは、手紙を持ってきたついでに、記憶が戻ったお祝いをしようと言い出したのだった。
戦争
ユルは、久々にホンシムが作ったお粥で腹を満たし、ホンシムの膝枕で眠った。宮殿に戻って、初めてぐっすり眠った。
ユルが目を覚ますとホンシムは、すでに居なかった。そして、置いていった手紙には、こう記されていた。
兄が世子様に会いたいと申しております。世子様自身で、この悪縁を断ち切ってください、と。
ムヨンと人目につかないところで落ち合うユル。ムヨンは全てを打ち明ける。すべては愛する妹と世子嬪のためだったと。
これを聞いて放置できないユルは、世子嬪を宮殿から追い出し、ムヨンと逃げるように取り計らう。
だが、そこでチャオンの魔の手がムヨンを襲う。チャオンは、ありったけの私兵を差し向け、ムヨンを惨殺。そして、世子嬪を宮殿へと連れ戻す。
それを知ったユルは、怒りが頂点に達する。生き残った世子嬪を証人にして、チャオンを裁こうとするが、チャオンはこう言う。
国で戦争が起きました。世子は、民を守るため、戦地へ行かねばなりません。なぜなら、世子の愛するユン・イソの命は私が握っているのですからと。
チャオンは、こうして罠だと分かった戦争へとユルを向かわせるのだった。
これは、あまりにも残酷で、悲しいものがあった。思えば、最初は、ただの刺客だと思っていた。
しかし、それは世を忍ぶ仮の姿で、実は、「お兄ちゃん」と妹ユン・イソが呼ぶほど優しく頼りがいのある兄であり、世子嬪キム・ソヘを愛した純愛に生きる男だった。
このシーンは、かなり胸を締め付けられる思いがした。しかも、まず世子嬪の目の前で、刀を心臓に突き刺され、そのあと、息絶えた兄の亡骸をイソが抱いて泣きむせぶという怒涛の涙腺崩壊のシーンの連続だった。
これは、もうこちらもこんな酷いことをするチャオンを許せない、とユルでなくても誰もが思ってしまうだろう。
最終回を目前にして、ついにチャオンの策略の全貌が明らかになったことも見逃せない。チャオンは、自分が利益を得るために、なんと自分の国で戦争を起こし、民を犠牲にしていた。
なおかつ、ユルの愛するイソを人質にしており、有無を言わせずユルを戦地に行かせ、あわよくば、ユルを殺してしまおうという腹積もりだ。
バッドエンドでないことを祈りつつ、もう誰も死んで欲しくないし、ただ、ムヨンの仇だけは、ユルに取ってもらい、何とかスカッとした最終話になることを期待してならない。
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イソに関する記憶だけを全て取り戻したユルは、同時にホンシムがイソであることにも気づく。毛廛橋で再会した2人は、改めて互いへの想いを強くする。一方、ユルはヤン内官からユルの日記を捜すよう言われる。
<出典>NHK公式
ホンシムは、ヨン氏と口喧嘩をしてしまい、家を飛び出してしまった。そして、橋で月を見上げ、ウォンドゥクのことを思う。
そこへ、記憶を失う前、桜の下で彼女を見たときの記憶が蘇り、橋の上にやって来る世子イ・ユル。
ユルは、幼い頃出会った記憶だけを頼りに、「イソ」と本名で呼んでみる。振り返るユン・イソ。
イソは、なぜ世子が自分の本名を知っているのかが、分からない。そこで、処分される前に見つけた思い出の髪結びのひもを見せる。
これで、二人は自分たちの運命を悟った。会うべくして会った運命の再会だと。
しかし、このときユルには、怪しげな尾行がついており、それだけ確認すると、ユルは、また必ず会いに行くと約束して、振り向かずに宮殿に戻っていった。
宮殿に戻ったユルは、漢陽に来ていた県監チョン・ジェユンを呼び寄せる。
ここで、ユルはジェユンに対し、自分の味方につくように話して、重臣キム・チャオンに進言させ、ユルの最も近い側近に任命するように仕向けさせる。
こうして、ジェユンは、ユルの状況を知らせるチャオンの密偵としての仮の任務と、ユルの最も近い側近としてチャオンの動きを探らせるという、二重スパイの役割をもつことになる。
世子の日記
チョヌ山で襲われ、ユルが記憶を失う前、ジェユンに渡された密書の文字を見せて見るが、何も分からないというユル。
困ったジェユンは、人里離れたところで治療をしていた、かつてのユルの側近・ヤン内官に会わせる。
ヤン内官は、喉を切って自殺したとされていたが、そうではなかった。
ヤン内官は、チャオンによって危害を加えられたといい、これ以上のことは、ユル自身がつけていたという日記に全てが記されているという。
一方、そのころ、ホンシムの兄・ムヨンは、世子嬪と恋仲にあることが、チャオンにバレてしまい、漢陽を離れられなくなっていた。
そんなムヨンを心配し、後をつけるホンシム。しかし、それが見つかってしまい、暴行をうけるところを、偶然ユルが通りがかり、これを救出する。
そして、二入はそのまま、手をつなぎ夜の街を散策し、そこを二人で通ると永遠に別れないという門を、ユルが手を引き通過する。
戸惑うホンシムにユルは優しく口づけをし、二人にとって忘れられない夜となった。
日記をどこに隠したのか。その在処を記したのが密書の「踵」の文字ではないかと思われた。
この程度のことは、わざとチャオンにも報告しておくジェユン。これに危機感を募らせたチャオンは、日記を必ず見つけ、自分のところに持ってくるように指示するのだった。
チャオンの秘密
ユルとジェユンは、謎解きを解明しようと、二人で知恵を出し合う。
結果的に、その意味は、漢字の四角が指すのは「門」であるとわかり、宮殿内の東宮から5つの門をくぐった場所を候補に挙げる。
そして、それぞれをくまなく探すジェユン。だが、そこには、ユルの書いた日記はみつからなかった。
白昼堂々とムヨンと密会していた世子嬪。さすがに、これにはチャオンも気づき、世子嬪への裏切りにも成り得る行為に怒りが収まらない。
ついには、実の娘に対して、言う事聞かぬなら、ムヨンとお腹の子の命はないと、脅迫する。
日記探しは、難航したがヤン内官が覚えていた日記の題目から、隠し場所の特定に成功する。
しかし、この動きをチャオンに悟られないために、わざと別のところに火を放ち、日記もろとも燃えてしまったと、嘘の報告をするジェユン。
本物の日記には、こう記されていた。ユルは、記憶を無くす前に、宮殿内で毒殺されるところだった。
そして、それは、世子嬪がユルの子ではない、他の男の子を宿したことを隠すため。さらに、この計画を裏で操っていたのは、ユルの義父キム・チャオンだった。
今回のエピソードでもかなりクライマックスへ向け、かなり予断を許さない状況が加速している。
そのなかで、ホンシムの兄・ムヨンと世子嬪キム・ソヘの関係が、あまりにも切なすぎる。ムヨンが刺客として送り込まれ、殺そうとした男が世子イ・ユルで、ユルは愛する妹の運命の人。
そして、自分の愛するソヘは、亡き父を殺した敵の娘であり、ユルと政略結婚をさせられている。
こんな不幸なめぐり合わせのなかでも愛は成就されるのか。今のところ、ムヨンは、チャオンにその生命を握られており、それを利用して、ソヘは実の父から自分の野望のために脅迫を受けてしまう。
それにも勝るとも劣らない、印象的なシーンに思えたのが、そのチャオンがソヘを脅すシーンでチャオンの本音が語られるところである。
自分の両親は、目の前で撲殺され、自分で埋めた。この虚しさをどうやったら、埋められるのか、自分でもわからないと。
権力を持ち、欲しい物もほぼ手に入るようになって、何を求めているのかも、チャオン自身がすでに見失っていて、ただ暴走していると見えなくもない。
これまで、悪役として、憎々しさしか感じなかったチャオンが少し人間らしく感じられたところではなかったかと思う。
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ホンシムに会いたいユルはソンジュヒョンへ向かうが、ホンシムに突き放されてしまう。そんななか、明の使節団の公子が姿を消し、ユルはワン学士から公子を見つけることで世子の資質を検証すると持ちかけられる。
<出典>NHK公式
ホンシムとともに暮らした家へと、世子イ・ユルは、馬を走らせた。ホンシムはそのとき、村を離れるための荷物を取りに来ていた。
すると、馬の駆ける音とともにユルの姿が見える。思いも寄らない出来事に、咄嗟に身を隠してしまうホンシム。
ユルは、誰かいないか、建物の中を確認する。その隙に、ホンシムは、外へと出て去っていこうとするところを、背後からユルから呼び止められる。
こんな別れ方でいいのか。こう問いかけるユル。しかし、ホンシムは、敬語で終わりました、お戻りくださいと言って、その場を立ち去る。
そんなホンシムに、距離を感じてしまい、ユルは一歩も動けず、追いかけられなかった。
村から遠く離れたところに行くため、船に乗ろうと、港へと向かうホンシム父娘。だが、兄ムヨンの姿がない。
ムヨンは、なぜか漢陽に用事があって、後で合流する気でいるらしい。ただ、それをホンシムに言わずに行くのは、何か隠し事でもあるのだろうか。
そう考えたホンシムは、気が進まないヨン氏と一緒に漢陽へ向かう。だが、漢陽の入り口で、ホンシムは役人に止められて、立ち往生してしまう。
そこへ現れたのが、県監チョン・ジェユンだった。下級役人を手玉にとって、ホンシムたちを漢陽の街へと入れてやる。
なんでも、ジェユンも漢陽になにやら用事があって来たのだという。
公子の失踪
漢陽に入ったホンシムとヨン氏。二人はジェユンに連れられ、漢陽にある家へと案内され、そこに寝泊まりするように言われる。
一方、ユルは、自分の状態を見定めるために明からやってきた使節団のワン学士と会う。
2年前にも会っているらしいが、そのときのことをユルは、思い出せない。このことを悟られないようにしないといけない。
ワン学士には、その息子(公子)が同行していて、この公子の希望で街を案内することになる。しかし、そこで護衛からはぐれてしまい、公子の行方がわからなくなてしまう。
たまたまそこへ居合わせたジェユンは、公子の捜索に協力することになる。公子の行方が分からなくなったことは、すぐにユルの元へと知らされる。
ここで、ワン学士は、ユルに、夜の晩餐会までに探すように、と取引を提案してくる。これを引き受け、ユルも公子の捜索にかかる。
ユルには、誰が裏で手を引いているのかはわかっていたので、すぐに居場所はわかった。そこへ向かうところで、公子を見事救出したホンシムとジェユンが、いるところを見かけてしまう。
実は、ホンシムとジェユンも別ルートを辿り、ごろつきに誘拐された公子をすでに救出していたのだった。
運命の再会
ユルは、ホンシムを信じ、先に宮殿へと戻った。そして、ワン学士に晩餐が終わるまでには連れ帰る、と約束し食事を始める。
もしも、ユルが約束を破るようなことがあれば、両国の関係が悪化することにもなりかねない。その上、ユルの命さえ、危うくなってしまう。
最後のメニューの果物が運ばれる。ちょうど、そのとき晩餐会場に、公子が戻ってくる。これを見て、王様はじめ、大臣たちも胸を撫で下ろす。
こうして、ユルは、ワン学士から名実ともに世子であることを認められた。そして、ワン学士は、別れ際に、重臣キム・チャオンに気をつけるようにと、警告する。
その夜、ユルは、自室でジェユンに送ったという密書について考えていた。すると、側近が書類に印鑑をおしてほしいとやって来る。
そのとき、見慣れない印鑑を手にして、違和感を感じるユル。聞くと、身の回りのものは、葬儀の際に全て処分してしまったという。
ユルは、この側近の嘘を見抜き、大事にしていた、桜の刺繍の入った髪飾りを手にする。そのとき、幼いときの記憶が一気に蘇ってくる。
そして、それは、ユルをあの橋の上へと自然と足を向かわせる。そこには、何かに導かれたようにホンシムが佇んでいた。
ユルは、ホンシムに対して、「イソ」と幼い頃から今まで呼びたかった名前を口にして、それに反応して、ユン・イソは振り返るのだった。
このあと、どうなるのか、ジェユンに対して、ユルは、恋の宣戦布告をするらしい。イソに出会ったのは、自分が最初なんだと。
順番がどうとか、真剣に言うのが、少し子供じみた感じもするが、それほど恋は、人を夢中にさせるということだろう。
そんななか、チャオンが何やら怪しい動きを見せたのも、今回のエピソードの見どころとなるのではないか。
今回、王妃側の手先として現れたワン学士。その彼と密会し、チャオンは国同士の戦争へと発展させようとしているようだ。
おそらく、何かと邪魔をしてくる王妃勢力に対し、牽制する意味ではないかと思うのだが、まだはっきりとしたことは、分からない。
クライマックスに向け、視聴する側も集中して見ていなければ、振り落とされそうな感じで目まぐるしく展開するストーリーに自然と引き込まれてしまう。
ここまで来たら、何としても、ユルとイソ二人の運命を最後まで見届けたいと思う。
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自分が世子だと聞き、動揺を隠し切れないウォンドゥク。左相はウォンドゥクの記憶がないことを確認すると、ユルを襲わせたのは中殿だと嘘をつき、冊封式を中止させるためにユルを宮殿へ連れていく。
<出典>NHK公式
祭りの夜、ウォンドクは、朝廷の重臣キム・チャオンによって、自分が世子イ・ユルであることを知らされる。
俄には信じられなかったが、チャオンは、幼い頃から自分を知る身内なのだといい、さらに妻の世子嬪は、ユルの子を宿しているという。
次の日、宮殿では王様と王妃の子・ソウォン大君を世子とする式が行われようとしていた。ところが、式途中で行方が分からなかったチャオンが会場に現れ、この式を中止してほしいと進言する。
何事かと王様も動揺を隠せない。すると、チャオンの後に 死んだはずのユルが現れ、会場に集まった大臣たちも大いにざわつく。
一方その頃、ホンシムは、兄ムヨンによって人里離れた場所に隠れていた。そこで、ムヨンは、ホンシムに、ウォンドゥクは世子であり世子嬪という婚姻関係が、すでにあったことを知る。
ムヨンは、続ける。今度は、お前が全て忘れなければならないのだと。
ユルが現れたことで、チャオンの思惑通り、式は中止になった。肝心なことを思い出せないユルにとって、今信じられるのは、チャオンしかいなかった。
むしろチャオンの言うことを聞くように仕向けたと言っていい。そもそもユルを襲ったのは、王妃の刺客だと嘘をつき、世話係も一新して、チャオンの息がかかった者だけにした。
世子の孤独
他の大臣たちはこぞってチャオンを非難した。そもそもユルの遺体を発見して、断定したのもチャオンだった。
ここぞとばかりに王様は、チャオンを罷免しようとする。そこへ、ユルが現れ、チャオンを庇う。
世子を100日も放っておいて、唯一チャオンだけが自分を見つけ出し、連れ戻してくれたというユル。
そのころ、ホンシムは、ウォンドゥクにもらった、梅の刺繍が入った靴を捨てようとする。
だが、捨てられない。ホンシムは、その靴を抱いて、いくら泣いても忘れられそうになかった。
ムヨンが漢陽を出ようとしたとき、自分の部下が引き止めようとして、矢を射たとのことだったが、実は違っていた。実は、それを指示したのは、世子嬪だったらしい。
そんなムヨンの元に、遠く離れた地に行くための船の用意ができたという知らせがある。もちろん、この船でホンシムと二人で乗るわけだが、ホンシムもここを離れたら、全てを忘れられる気がしてならない。
一方、宮殿では、100日ぶりの世子としての生活に孤独を感じ始めていた。どこへ行くにも、近くに人はいるが、ホンシムが恋しくて仕方ない。
その寂しさから、食べ物も喉を通らず、ホンシムの幻が見えてしまうが、もちろん、そこにはホンシムはいないのだった。
友にはなれない
ウォンドゥクが世子とは知らなかったとは言え、その世子を的にして、弓矢対決をしてしまったパク令監とチョン・ジェユン。
パクは、これを重く捉え、ジェユンと二人、世子に許しを請いに宮殿へとやって来る。だが、チャオンによって、直接面会することはできないと言われてしまう。
その上で、今回の件は、特別に不問にするというチャオン。帰り際、ジェユンは、密かにユルの元を訪れる。
もう友にはなれません。村でのことは、全て忘れて隠し通してください。ホンシム父娘に危険が及びかねません。
それだけを伝えに来たと言って、ジェユンは、村へと帰っていった。
ジェユンは、ホンシムの居場所を知っていた。実は、市場からホンシムが連れ去られた時、後をつけていたのだ。
ホンシムは、ジェユンに会い、頼み事をする。それは、一人村に残してきた養父ヨン氏の無事を確かめ、連れてきてほしいという。
そのころ、ユルは、宮殿での醜い政略的なやり取りにも疲れていた。ホンシムのことを思うと涙が頬を伝う。
どうしてもホンシムの顔が見たくなり、護衛を制止も聞かず、門を開かせ、馬を走らせるユル。
村のヨン氏の家では、人目につかないよう、夜にホンシムは、荷物を取りに来ていた。そこへ、馬に乗ったユルが現れたのを見て、咄嗟に身を隠すホンシムだった。
今回は、無情にも引き裂かれてしまった二人の流した涙がとても感動的で、視聴しても涙腺がどうしても緩んでしまう。
しかも、この別れというのは、そもそも本人たちが望んではいないものだ。出会った頃は、それこそ望んでいない結婚にぶつかり合った二人も、いまでは、隠れて過ごしてでも一緒にいたいと約束していた。
それが、別れてしまわなければならないとは、その切なさと言ったら、想像を絶するものがある。
思わず、ドラマのなかにのめり込んでしまい、事の元凶である重臣のチャオンが憎らしくてたまらない。
さて、次回の予告部分でなんと、そのチャオンとホンシムが対峙している場面が映っていた。
これは、どういう展開なのか、全く想像もつかず、気になるどころの騒ぎではなくなってきた。
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王は左相を亡き者にすべく刺客を送るが、負傷して逃げたと聞き逆に脅える。それでもソウォン大君を世継ぎとして冊封することを宣言。左相が死ぬかもしれないと考えたヒョギは、ムヨンを左相の屋敷から連れ出す。
<出典>NHK公式
自分が記憶を取り戻すと、多くの人々が死ぬことになる。これを知ったウォンドゥクは、記憶を取り戻すことより、ホンシムとともに暮らして行くことを決意する。
それとは知らず、ホンシムは、兄が迎えに来たらここを離れるが、一緒に行ってくれるかと誘ってみる。
ウォンドゥクは、これを快諾し、その証にホンシムを優しく抱きしめる。そして、二人は手を取り合って、道を歩いていると、見知らぬ老婆が声をかけてくる。
なんでも、ここを離れるなら南へ行け、二人は幼い頃に出会っている、などと言う。さらには、不吉なことなども言い出したので、二人は老婆を無視して歩き出した。
老婆に言われたことも、受け流すようにごまかしたが、実は気になってしまうウォンドゥク。ある日のこと、新しく来た県監チョン・ジェユンが家にやって来る。
なんでも、書類に水をこぼしたから、新しいものにもう一度、書き判をくれと言うのだ。
下っ端の役人をよこせばいいものを、なぜこんな雑務をわざわざジェユンが来たのか、警戒するウォンドゥク。
そこで、敢えて読み書きができないと嘘をついて、わざと手形を書いてやる。ジェユンは、読み書きができないのに、部屋に本があるのを見つける。
ウォンドゥクは、咄嗟にその本は、買わされたものだと言って、その場をやり過ごすのだった。
世継ぎは大君
ちょうどその頃、宮殿では重臣キム・チャオンが失踪して、行方が分からなくなっていた。それに乗じて、国王は、世子嬪の出産を待たず、王妃との子ソウォン大君を世継ぎに決めたという命を発していた。
時を同じくして、ウォンドゥクは、ジェユンの知り合いの女性から、落とし物を探してくれという依頼を受ける。
一方、ジェユンによって引き離されてしまったホンシムは、ウォンドクの写本が置いてある書店へと案内する。
ウォンドゥクは、無事落とし物を見つけてやり、それが高級品の偽物だということを、見抜いてしまう。
ジェユンは、その女性にウォンドゥクの似顔絵を書いてもらった。ところが、そんなとき上司のパク令監に呼ばれ、宮殿での事件を聞き、ジェユンは宮殿へ向かうことになる。
ホンシムとウォンドゥクは、村からいなくなることを隠しながらも、世話になった地方役人・ポグンや、ホンシムの親友・クニョンらに、それぞれ米粉で作った餅を配って歩いていた。
見上げた花火
ジェユンは、宮殿まで馬を走らせ、宮殿内の護衛の知人に似顔絵を見せ、それが誰だか訊いてみる。自分は、生まれつき人の顔を覚えられないからだ。
そして、その似顔絵は、死んだ世子イ・ユルだという。さらに、その世子に似た男が、先日宮殿内にいたという噂について、詳しく訊いてみる。
なんでも、その男は王様への献上品を、ジェユンの赴任先から運んできたという。そこまで聞いて、確信したジェユンは、急いでソンジュヒョンへと引き返す。
同じ頃、行方不明だったチャオンもウォンドゥクのいる村へと向かっていた。チャオンは、ユルが生きていて、記憶を失っていることも知った上での行動だった。
そんなこととはつゆ知らず、ウォンドゥクは、気晴らしにホンシムを連れて村の祭りへと繰り出す。
二人は、村の子どもに手を引かれ、曲芸や奇術などを見て、祭りを満喫していた。
そして、市場で買った花束を買い、道の真ん中で改めて求婚するウォンドゥク。これに応えるように、ホンシムも花束を受け取り、頬にキスをする。
それを祝うかのように、打ち上げ花火が上がる。花火を見上げたウォンドゥクだが、気がつくとホンシムがいない。
それにさっき渡した花束が無残にも道に落ちている。すると、あっという間に黒装束の刺客たちに取り囲まれるウォンドゥク。
そして、その刺客とともに現れたのは、キム・チャオンである。チャオンは、自らも膝をついて、宮殿へお戻りくださいと、ウォンドゥクに告げるのだった。
これまでは、世子嬪の妊娠した子どもが自分の子どもでないことを知られまいと、世子の命を狙っていた。しかし、それが生きていて、記憶を失っていることが分かった。
チャオンは、自分の孫を王様にして、国の実権を握るのが目的だから、それまでは無理なことはやめて、ウォンドゥクの記憶喪失を利用しようと考えたに違いない。
ひとまず、ウォンドゥクを連れ帰り、世子嬪の子を認知させる。そうすれば、あとはまたウォンドゥクは用済みになり、消されてしまうという寸法ではないだろうか。
だが、今回のエピソードで、なんとなく感じたことがもう一つある。それは、ホンシムの兄ムヨンと世子嬪の関係である。
この二人は、密かに思いを寄せ合っているような描写があったが、もしや世子嬪の子は、ムヨンとの間でできた子どもではないだろうか。
これが、今後どのように影響してくるのかはまだ不明だが、この事実が何かしらの伏線になっているような気がしてならない。
いずれにしても、離れ離れに引き裂かれてしまったウォンドクとホンシムは、これからどうなってしまうのか。次回以降の展開が気になって仕方がない。
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ウォンドゥクが漢城から戻らないのではないかと思っていたホンシム。だが、ソンジュヒョンに帰ってきたウォンドゥクは、ウォンドゥクとして生きることを決めたように思え、ホンシムは内心喜びつつも不安を募らせる。
<出典>NHK公式
ウォンドゥクの帰りを心配し、家を出たところで、ウォンドゥクを見つけたホンシム。近づくと、ウォンドゥクは、何も言わずホンシムと初めて口づけをする。
すると、長いこと日照り続きだったのに、急に雨が降ってきた。ホンシムは、それに気づき、恵みの雨に歓喜する。
だが、ウォンドゥクだけは、せっかくの口づけを解かれて、不快だった。その他、村人たち、それから宮殿の王様も、皆同様に天を仰ぎ、恵みの雨に感謝した。
雨は降り続き、二人は家に帰り、風呂に入る。ホンシムが入っている間、ウォンドゥクは、漢陽からの帰りに襲ってきたムヨンから聞いたことを思い出し、頭を抱えていた。
お前は死んだ。お前が生きていることがわかると、多くの人々が死ぬことになる。
その夜、二人は、一度寝室に入るのだが、今夜はなぜか、執拗に迫ろうとしないウォンドゥク。
次の日の朝。ウォンドゥクの帰りを一際喜んでくれるヨン氏に、ウォンドゥクは、命を助けてくれてありがとうと、改めて礼を言う。
そして、漢陽から帰ったウォンドゥクは、人が変わったように、縄編仕事をヨン氏に教えて貰い、庭で仕事に励む。
それを見て、ヨン氏は何があったか知らないが、とにかくホンシムの夫として、ここで生きていくことを決心してくれたのだと思うのだった。
お犬様
ウォンドゥクは、次に草刈りに出かける。背中に大量の草を背負って帰ってくると、家の前で、新しく来たばかりの役人チョン・ジェユンがホンシムにこそこそ話をしている。
ここで、ジェユンは、ウォンドゥクがホンシムの夫だということを初めて知る。何でもホンシムに便利屋の依頼があってきたらしい。
ホンシムは、ジェユンの依頼を断りたかったが、漢陽にいたことを調べると、言われて仕方なく引き受けることにする。
その依頼は、ジェユンの上司、パク令監の大事にしている犬のことをまず調べさせ、その犬をパクのいる屋敷から、盗み出すというもの。
ジェユンは、自作自演でこの犬騒動を解決し、パクに取り入ろうとしているのだ。作戦は、実行され、ホンシムが犬を盗み出したが、ジェユンに手渡す前に逃げられてしまう。
ここで、事の顛末を知ったウォンドゥクが、ホンシムの代わりに自分が犬を探してやると言い出す。
そして、見事な機転で犬を確保してみせるウォンドゥク。口は悪いが、役に立つと考えたジェユンは、ここで恥も外聞も捨て、平民のウォンドゥクに対して、友になってくれないかと頼むのだった。
ウォンドゥクとして
ジェユンは、宮殿の重臣キム・チャオンと繋がりのある、パクに取り入り、チャオンの情報を集めたかった。
犬を捕まえて見せたジェユンは、パクがお礼の代わりに、パクとの弓勝負を提案。この弓勝負、的になるのは、なんとウォンドゥク。
ジェユンは、前任の役人と同じ轍を踏まぬよう、今のうちにウォンドゥクを懲らしめるのだという。
これには、パクも大いに賛同し、やる気になる。まずはジェユンが弓を射る。人に向けて弓を射ること自体、正気の沙汰ではない。
矢は、的を外しウォンドゥクの後方へ流れた。しかし、今度はパクの番である。パクの射た矢は、ウォンドゥクの顔の近くをかすめる。
すると、何か記憶の断片が溢れ出し、ウォンドゥクは、膝をつき呆然としてしまう。
そのころ、宮殿では、ホンシムのいる村ソンジュヒョンで世子イ・ユルが生きているという噂が流れていた。
これを聞き、チャオンは自ら、ソンジュヒョンへ馬を走らせる。しかし、このチャオンは、途中何者かに襲われ、行く手を阻まれる。
ホンシムが家に帰ると、ウォンドゥクは、わらじを編んでいる。ホンシムは、ウォンドゥクの身を案じ、なぜ危険なことをしたのか、と訊く。
これに対し、ウォンドゥクは、ウォンドゥクとしてホンシムのそばにいたいからと言い、妻を抱きしめるのだった。
それを知った上で、ムヨンが言ったとおり、全てを思い出して、王宮に戻ることで多くの人が死ぬことになるのが、「不快」になったのではないか。
しかも、王宮では、王様対、チャオンの構図が明確になり、チャオンが傷を負うことになる。これが致命傷になるかどうかは不明である。
今現時点で分かることは、次回の予告部分で、イ・ユルに戻ったウォンドゥクの映像と、ウォンドゥクにもらった靴を抱きしめて、涙にくれるホンシムの姿。
これは、あえて言ってしまうと、ホンシムは、何らかの理由でウォンドゥクと離れ離れになってしまったのではないか。
この予告部分が、直前のラストシーンで、一緒にいたいと抱きあった二人の気持ちがあまりにも切ない状況で、想像しただけで、涙腺崩壊ものである。
次回、物語の佳境に入り、益々慌ただしく二人の結婚生活。果たして、二人の結婚は偽物で終わってしまうのか。そんなことにはならないで、と密かに二人を応援したくなる気持ちになってしまう。
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自分がウォンドゥク本人ではないと知ったウォンドゥク。自らの素性がわからないことに加え、ホンシムがその場凌ぎで自分と結婚したこと、今更真実を話すということはもう用済みなのかと考え、胸を痛める。
<出典>NHK公式
ウォンドゥクが上の村から帰ってくる。自分が名前がウォンドゥクでないことを知って、茫然自失の状態である。
待っていたホンシムは、食事を勧める。そもそもホンシムが上の村に行くように頼んできた。
なぜ、結婚した夫に嘘をついたことを今になって、わざわざバラすようなことをしたのか。
ホンシムは、結婚しないと死ぬか、妾になるかの選択に迫られ、利用したのだと正直に話す。
その上で、望むならこのまま別れても構わないという。しかし、ウォンドゥクは行き場のない、やり切れない思いをどうしていいか、分からなかった。
次の日、ウォンドゥクは、ヨン氏に事情を説明し、自分を見つけた場所へと案内してもらう。
そこで、いくつか記憶の断片的なものを思い出したような気もするが、やはり自分が誰なのか、なんであそこに倒れていたのかは分からなかった。
ウォンドゥクは、ホンシムに詰問する。一体、どこからどこまでが嘘なのかと。
ホンシムに一目見て好きになった、ホンシムに桜の樹の下で求婚した、水車小屋で一夜を共にした。
などなど、ウォンドゥクがこれまで聞いたのは、全て作り話で、上の村のウォンドゥクにすら会ったことがないという。
すると、ウォンドクは、この結婚はホンシムが始めたことだが、終わりは自分が決める。従って、この結婚が終わるまでホンシムは、自分の女だと言うのだった。
姓は「イ」かもしれない
その夜、ウォンドゥクは、自分の名前が気になって、ホンシムに手伝ってもらう。
名字の「イ」に並々ならぬ感触をえたウォンドゥク。続けて、名前をホンシムに文字におこしてもらい思い出そうとするが、うまくいかなかった。
次の日。重臣キム・チャオンに命じられ、新たに役人として村にやって来たチョン・ジェユン。いきなり、着任初日から、漢陽の橋の上で会って以来のホンシムと偶然再会を果たす。
ウォンドゥクは、山で何があったのか、知りたくなり、役所の書物庫に忍び込む。そこで、以前水を運んでいた兵士たちは、宮殿の護衛兵であることがわかる。
ウォンドゥクは、そこまで調べ、そっと帰ろうとする。しかし、これがジェユンに見つかってしまう。だが、ジェユンは、相貌失認で顔が覚えられないため、ウォンドゥクが世子とは分からない。
さらに、ジェユンは、前任の役人の悪事を暴いた褒美を、ウォンドゥクに渡す。ウォンドゥクは、その褒美を持ち帰り、ホンシムにそれを売って借金を返すように言う。
そのあと、ウォンドクは、友人のクドルと連れられて、記憶の手がかりになるものを求め、宮殿に献上品を持って向かうのだった。
記憶が戻ったら
クドルと歩きながら、妙に漢陽の道に詳しいウォンドゥク。そして、宮殿内に入ると、何か懐かしいような感じもする。
宮殿内を兵士たちが巡回している。山で見かけた兵士と同じ型の刀を帯刀している。ウォンドゥクは、自然に身体が動いてしまい、彼らの後を尾行する。
すると、途中で知人ではないかと思われる人物を目にするが、そこで不審者として、兵士たちに行く手を阻まれる。
そこへクドルが来て、その場はなんとか命からがら免れた。役目が終わり、帰る途中、ウォンドゥクは、クドルと分かれ、もう一度宮殿へと向かう。
ウォンドゥクは、宮殿の出口から出てくる人の顔を物陰から見張っていた。しばらくして、さっき見かけた男が出てきた。
一人になるのを待ちながら、尾行するも、見失ってしまった。仕方なく、漢陽から村への帰り道。
山道で、刺客ムヨンが刀をもち襲ってきた。しかし、このときムヨンは、傷を負っており、ウォンドゥクに返り討ちにあってしまう。
そして、ウォンドゥクは、刀の切っ先を向け、ムヨンに自分が誰かと詰問する。
そのころ、ホンシムは、ウォンドゥクのことを思っていた。もし、記憶が戻ったら、もう帰って来ないかもしれない。
そんなとき、帰ってきたウォンドゥクを見つける。ウォンドゥクは、ホンシムに近づき、何も言わず、ただ優しく口づけをしたのだった。
終盤、ムヨンに対して尋問するが、そこで本当のことを聞いたからと言って、記憶を取り戻すこととはまた別の問題になる。
また、どこまで聞いたかにも依るだろう。自分が王位継承者のイ・ユルであるということだけならまだいい。しかし、ウォンドゥクのこれまでの言動から察するに、なぜ世子の自分の命をねらったのかと疑問を持つことだろうと思う。
まさか、重臣の陰謀により、世子嬪に子どもができて、もうユルは用無しだとは、さすがのムヨンも言えないのではないか。
そして、最後は何も言わず、ホンシムと初めてのキスシーン。ウォンドゥクは、なぜ何も言わなかったのか。
これまでは、何があっても馬鹿正直に無礼だ、不快だと言っていたウォンドゥク。少なからず、自分が何者かがわかり、その上でホンシムのことを考えたときに、別れるのが辛くなったのかもしれない。
ウォンドゥクは、少なからず、その葛藤に苦しみ、これまで経験したことのない気持ちを抑えきれず、しかし、それは言葉にならなかったのではないだろうか。
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ホンシムは父親から、助けた男が記憶喪失だったのでウォンドゥクにしたと聞き大きなショックを受ける。しかし、ウォンドゥクに特別な感情を抱きつつあったホンシムは、彼に真実を告げることができず…。
<出典>NHK公式
ウォンドゥクは、麦畑でホンシムを待っている。手には、ホンシムへのプレゼントに買った靴を大事に持っている。
やがて、ホンシムが現れ、ウォンドゥクに近づいてくる。しかし、ウォンドゥクのはるか後方に、ウォンドゥクの正体、世子イ・ユルと知る、刺客ムヨンがその生命を虎視眈々と狙っていた。
ウォンドゥクの影になり、実の妹ホンシムの姿は、隠れていて見えない。
そうとは知らずムヨンは、ウォンドゥクの後頭部目掛け、矢を放つ。角度の加減で、それに気づいたホンシム。ホンシムの表情からウォンドゥクは、ホンシム諸共倒れ込み、間一髪でその矢をかわした。
一方、王宮では、世子暗殺の黒幕キム・チャオンが驚くべき事実を公にした。なんと世子嬪キム・ソヘがユルの子を妊娠したというチャオン。
ウォンドゥクは、ホンシムも実は、何か事情があって身分を隠しているように思えて仕方なかった。このことを直接本人に確かめるが、否定されたしまう。
また、ホンシムも養父・ヨン氏から、ウォンドゥクが実在する人物とは、別人であることを聞き出していた。
ムヨンは、ウォンドゥクについて何気なく、クドルに訊いてみる。ウォンドゥクは、妹ホンシムの夫。その上、以前の世子イ・ユルとしての記憶をなくしているというのだった。
35歳
ウォンドゥクは、麦畑で襲われたのは、悪政を暴かれた地方高官パクの仕業ではないかと考えた。
そのため、今後、ホンンシム始め、村の民に危害を及ばぬよう、矢文で警告文を送りつける。
身の安全が確保できたところで、ウォンドゥク夫婦は、数日ぶりに自分たちの家に帰ってみることにした。
家につくと、クドルたちが先に片付けをやってくれていた。それを見て、二人も手伝おうとしていると、高利貸しマチルがやって来る。
そして、マチルは、利息含め45両払えないなら、ホンシムをもらうと言い出した。これを止めさせようとしたウォンドゥクの拳がたまたまいいところに入り、マチルは倒れ込んでしまう。
倒れたマチルは、ピクリともせず、息をしていないという。ウォンドゥクは一撃で人を殺めてしまったかに見えた。
ところが、この一連の騒動は、ウォンドゥクの誕生日ということで、二人を驚かそうとみんなで考えたものである。
これには、妻のホンシムまで驚きのあまり機嫌を損ねてしまうのだが、夫のウォンドゥクは、さすがの優しさでホンシムの機嫌を直す。
思わぬ周囲の人々の暖かさに、ウォンドゥクは、今まで言ったこともない冗談で、周囲の人々を和ませるのだった。
上の村
その夜、ウォンドゥクは、ホンシムと同じ寝室に寝ようとする。しかし、ホンシムはどうしても、ウォンドゥクと夜をともにすることに対し、彼がどこの誰なのかと、そちらのほうが気になってしまう。
途方に暮れていると、家の外に兄・ムヨンが現れる。ムヨンは、用は済んだので、二人で今すぐここを去ろうと言い出した。
あまりに急なことで、ホンシムも一緒に行きたいのはやまやまだが、いろいろと準備をしたいので、10日以内にこの村を出ることを約束する。
ムヨンは、チャオンに本当のことは言えなかった。そこで、別人の手首を用意し、これで世子は死んだと嘘を報告し、都を去ろうとしていた。
ムヨンは、漸く解放されたかに見えたが、何者かが放った矢が無情にもムヨンの胸に突き刺さる。
そのころ、ウォンドゥクは記憶さえ戻れば、ホンシムと一緒に寝れると苦戦苦闘。しかし、頼みの綱のクドルに相談しても解決しない。
そんなとき、ウォンドゥクに便利屋の依頼で、上の村に行ってきてほしいと頼むホンシム。
実は、ホンシムが行かせたところは、本物のウォンドゥクの家で、自分がウォンドゥクではないことを教えるためだった。
だからと言って、自分が世子イ・ユルであることは、まだ思い出してはいない。本編中盤まで、夫婦仲睦まじく、いい感じになってきただけに、少し残酷で物悲しいものがある。
ホンシムは、多少は夫のウォンドゥクに惹かれ始めていると思う。だが、良心が許さないのだろう。
記憶喪失であることをいいことに、嘘をつき続ける自分が許せない。どうやら、ホンシムは、世子であることはまだ分からないが、その言葉遣いや字が読めることなどから、身分が高い人かもしれない、と薄々感じているようだ。
また、一方で、二人を取り巻く状況も、刻一刻と変わっている。一つは、ムヨンがチャオンの元を離れるときになって、口封じのためか、胸に矢を受けてしまう。
ムヨンの安否が気になる。さらに、ユルかあら密書を受け取った役人チョン・ジェユンが、なにやらチャオンの指示の下、二人の住む村にやって来てしまう。
これが、何のためなのか。世子として面が割れているだけに、どのような展開に発展するのか、予想が難しい。
いずれにしても、いよいよこのドラマも後半突入である。もちろん、二人が本来の二人として結ばれて欲しいところだが、そう簡単には行かないような気がしてならない。
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朝鮮王朝時代。陰謀によって記憶を失った王子の運命の初恋物語。ホンシムを助けにいったウォンドゥクは、枝一本でならず者たちと戦う。その戦いぶりを見たホンシムは…。
ウォンドゥクはホンシムを助けに行く。武器を持たないウォンドゥクは、5人のならず者を相手に近くにあった木の枝を手に戦う。王宮では、役人のチョン・ジェユンが、世子(セジャ)イ・ユルが残した謎を解こうとして世子嬪(セジャビン)の居所に忍び込み捕まる。尋問されたチョン・ジェユンは、王妃がそこに呪いの札を貼った疑惑があることを知る。一方、暗殺するために行方不明の世子を捜すムヨンが情報を得て向かった家は…。
<出典>NHK公式
家にやってきた暴漢たちに、拉致されたホンシム。そのことをクドルから聞いたウォンドゥクは、暴漢に指定された場所へと馬を走らせた。
やがて、指定の場所には暴漢たちが4人、しかも刀も持っている。それでも、ウォンドゥクは、怯むことなどなかった。
むしろ、自信さえ感じる物腰で、小枝1本で相手をするという。この挑発には、暴漢たちも我慢ならず、ウォンドゥクに襲いかかる。
すると、なんとウォンドゥクは、予想外の動きを見せ、腕に切り傷を負うが、ものの見事に暴漢たちを撃退するのだった。
ホンシムの無事を確認すると、ウォンドゥクは、市場の宿で落ち合うように言い、暴漢たちの素性を知るため、後を追う。
ウォンドゥクは、暴漢のリーダーを尾行し、村一番の権力者パクの屋敷に、入っていくのを確認する。
パクは、先日行われた還暦祝の席ではウォンドゥクに恥をかかされ、村人たちに文字を読んでやり、村人をだましていたことを知られ、ウォンドゥクを密かに殺害しようとしたのだ。
ウォンドゥクの帰りを待つホンシム。証拠を掴み、漸くホンシムのもとへとウォンドゥクが帰ってくる。
昼間に負った傷がそのままだったので、ホンシムが手当をしてやる。手当が終わり、部屋を出ようとするホンシム。
しかし、今夜は何故か、ウォンドゥクは、ホンシムに行くなと命令するのだった。
金の文鎮
その夜、二人は、結婚してはじめて枕を並べて寝た。ホンシムは、なかなか寝付けずに寝返りを何回もする。
すると、ちょうどウォンドゥクがこちらを向いているのを知らず、そちらを向いてしまうホンシム。
二人は、しばらくそのまま見つめ合い、ウォンドゥクは手が痛いからと、そのままの状態で、眠りに落ちていった。
ウォンドゥクが完全に寝たのを確認し、そっと部屋を抜け出すホンシム。ホンシムは、色々と昼間にあったことを養父ヨン氏に確かめたかったが、宿にはいなかった。
そして、代わりに寝ていたのは、違う男だったのだが、ホンシムは、その男が金の文鎮をもっているのに気づいた。
翌朝、ウォンドゥクは、一人で荒らされた、元の家へとやって来る。裏庭に隠してあったはずのものがない。
家を出ようとすると、ウォンドゥクは、役人の手下たちに捕らえられ、連行されてしまう。
そこで、理不尽な難くせを付けられ、ウォンドゥクは、弓矢の腕前を披露しなければならなくなる。
矢を射なければ、ホンシムの命はない。そこで、弓矢を持ち、番えたときウォンドゥクは、何かを感じ、放った矢が間一髪でホンシムを助けることに成功する。
麦畑
そのときだった。白装束に身を包んだ役人と地方の役人を取り締まる「アメンオサ」が現れる。
この機に乗じて、ウォンドゥクは、ホンシムを連れて逃げた。アメンオサは、悪行の全てが記されている出納帳を見せ、役所を完全に制圧する。
実は、ウォンドゥク、還暦祝いの席の時から、アメンオサの存在には気づいていた。そして、出納帳を手に入れ、民を悪政から救おうとしていた。
ところが、この出納帳は、今朝ホンシムに渡されたものだと、アメンオサは言うのだった。
思えば、ホンシムは、字も読むことができたし、時には、ウォンドゥクを諭すような言葉も知っていた。
ウォンドクは、友人クドルにホンシムに兄はいるかと、尋ねると知らないと言う。そして、何を思ったのか、ホンシムに麦畑で待っているとだけ伝えてもらうように言うのだった。
ウォンドゥクは、麦畑に向かう前に、ホンシムのため、絹でできた桜の刺繍のある靴を買い求める。生憎、桜のものはなかったが、梅の花はあったのでやむなくそれを包んでもらう。
この買物中のウォンドゥクを刺客ムヨンが、発見してしまう。麦畑では格好の標的になってしまうウォンドゥク。
それとは知らず、ホンシムを待つウォンドゥク目掛け、ムヨンは丘の上から矢を放つのだった。
その運命やいかに!?といかにも思わせぶりで、終わってしまったが、直後の予告でどこがどうなったかは不明だが、二人が無事だと知り、ホッと一安心した。
ところで、ムヨンが最後に矢を放つシーンで、ムヨンは、自分の妹ホンシムがいることが見えたのだろう、かなり動揺していたように見えた。
その時ムヨンの心情としては、なぜ妹がそこにいるのかと言ったところだろう。次回、ムヨンの放った矢はウォンドゥクには、何らかの原因で当たらなかった。
とすると、またもやムヨンが与えられた命令を失敗してしまうことになる。ムヨンの裏で手を引く黒幕キム・チャオンがそれを放って置くわけがない。
このムヨンの動向が非常に気になる。また、ムヨンと同様に、個人的にキーパーソンと睨んでいるのが、漢城府の役人チョン・ジェユンである。
彼は、今回のエピドードでは最終的に捕まってしまうが、それはチャオンの脅威となり得る情報を握っているからだろう。
ここまで展開があまりに目まぐるしくて、そのスピード感には圧倒されてしまうようだ。次回のエピソードも非常に楽しみにしている。
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朝鮮王朝時代。陰謀によって記憶を失った王子の運命の初恋物語。世子(セジャ)を捜すムヨンと通りですれ違ったホンシムは…。ウォンドゥクがホンシムの浮気を心配!?
重臣キム・チャオンの部下ムヨンは行方不明になった世子(セジャ)イ・ユルを捜し、ホンシムの住む村にやってくる。通りでムヨンとすれ違ったホンシムは…。ホンシムが男性と一緒にいるのを目撃したウォンドゥクは、彼女にはほかに好きな男がいるのではないかと勘違いする。一方、王宮では世子付きのヤン内官が世子の遺体に対面する。キム・チャオンの一派は別人とわからぬように細工をしていたが、ヤン内官はあることに気づく。
<出典>NHK公式
発見された遺体は、世子イ・ユルのものではなかった。朝廷の重臣キム・チャオンは、刺客ムヨンに、ユルが生きていれば必ず殺すように命じる。
ムヨンは、まず山に向かった。そして、ユルの手がかりを求めて、麓の村へとやって来る。
その立ち寄った村は、ホンシムとウォンドゥクの暮らす村だった。市場で情報収集をするムヨン。ホンシムは、ウォンドゥクが書き写した本を売って、小銭を稼ぎ、帰る途中だった。
ムヨンとホンシムが市場ですれ違ったとき、瞬時にムヨンが、生き別れてしまった兄だとわかった。
10以上の時を経て再会した兄妹。だが、ムヨンは、今はやることがある、それが終わったら、必ず迎えに行くと言って、立ち去ってしまう。
一方、王宮内では、世子の雨乞いに同行したと思われた、世子を最もよく知る側近ヤン内官がじんましんで、雨乞いに同行していなかったことがわかる。
ヤン内官は、世子が雨乞いに発つ直前に自分が爪を切ったことを思い出し、遺体が別人であることに気づいてしまう。
そのころ、市場で自分の妻が自分以外の男と親しくしているところを見てしまったウォンドゥク。
不審に思ったウォンドゥクは、昔から妻のことを知るクドルに尋ねてみるが、誰かと付き合っているという話はないとのことだった。
イタチの毛皮
ヤン内官が薬指の深爪に気づいて、王へそのことを話そうとする。しかし、これは、黒幕であるチャオンの耳に入り、ヤン内官は邪魔者として、チャオンに殺害されてしまう。
一方、ウォンドクの元へ、噂を聞いて、本を読んでほしいという者がやってくる。しかし、彼らは、対価となる金を持っていない。
最初は、断ろうとしたが、ホンシムにほだされ、それを引き受けるウォンドゥク。字の読めない村人たちの間で、ウォンドゥクは、評判になり家の前には行列ができる盛況ぶり。
しかし、これをよく思わないのは、字が読めない村人に無理難題を押し付け、横暴の限りを尽くしてきた地方上級官僚たち。
その地方官僚は、山で絶滅して5年は見ていないという、イタチの毛皮を献上するように指示を出す。
あまりに、理不尽な要求に、ホンシムは、山へ入りイタチの毛皮と同等の価値がある薬草を役所に持参して、合理的な解決を直訴する。
一方、山へは連れて行ってもらえなかったウォンドゥク。ウォンドゥクは、誰かが家にきたら、留守だからと返さずに、引き止めておいてほしいと、ホンシムに頼まれる。
本当の姿
山から帰ったホンシムは、真っ先に人が訪ねて来なかったかとウォンドゥクに問いただす。来たには来たが、すぐにいなくなったと言うウォンドゥク。
これを聞いて、また兄と会えなかったと悲嘆に暮れるホンシム。ウォンドゥクは、ホンシムが誰を待っていたのか、訊いてみる。
そこで、ホンシムは、市場で兄に会ったことを明かす。ウォンドゥクは、安心して、思わず笑ってしまう。
ホンシムが、待っているのは確かに男だったが、それは恋人ではなく、自分の勘違いだった。
そこで、ウォンドゥクはこれまで拒んできた手を差し出し、ホンシムの手を優しく握ってやるのだった。
次の日、ウォンドゥクが、縄を編んでいると、ある女が言い値でいいから、ウォンドゥクに恋人の代わりなってくれまいかとやってきた。
ウォンドゥクは、難色を示すが、20両の大金がもらえるとあって、この依頼を受ける。ウォンドゥクが出かけたあと、ホンシムが家にいると、数人の暴漢たちが、家や庭木を破壊しにやってきた。
彼らは、ホンシムを殴り、拉致していく。それを見ていたクドルは、暴漢たちの居場所を、別件対応中のウォンドゥクに急いで知らせる。
すると、ウォンドゥクは、軽やかな身のこなしで馬にまたがり、ホンシムを助けに向かうのだった。
そして、予期せぬ兄との再会を果たしたホンシムに、兄とは知らず、嫉妬らしき感情をもってしまうウォンドゥクである。
しかし、満月を見上げて思い浮かべていたのは、橋の上で2回しか会っていない、漢城府の役人チョン・ジェユンである。
このことは、ホンシムは、誰にも言ってない。ましてや、ウォンドゥクも気づいていない。さらに、宮殿内では、重臣チャオンの謀略に、ジェユン一人だけが核心に迫ろうとしている。
その点では、ジェユンは、今後のストーリー展開のなかで、キーパーソンになると思われる。
もう一つの見どころとして注目したいのが、ホンシムの兄ムヨンは、世子であるイ・ユルを殺すように命じられていること。
今回見る限りでは、刺客であっても、妹ユン・イソを想う気持ちは、あるように見えたムヨン。
そんななか、ホンシムの愛する郎君が、もしウォンドゥクだと知ったときに、果たして非情に徹することができるのか、どうか。
もしかすると、愛する妹のため、ムヨンが、逆に命を落とすことも考えられる。あくまで推論でしかないが、予断を許さない状況である。
これは次回も、ますます手に汗にぎる展開になりそうで、目が離せないところである。
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朝鮮王朝時代。陰謀によって記憶を失った王子の運命の初恋物語。ウォンドゥクは記憶を取り戻したいとホンシムに話す。キム・チャオンが山で世子(セジャ)の遺体を捜す。
チョヌ山で倒れたウォンドゥクは、ホンシムの懸命な看病で回復する。ウォンドゥクは山で頭が痛くなったことをホンシムに話し、記憶を取り戻すために過去の自分のことを教えてほしいと頼む。十五夜に都のモジョン橋に行ったホンシムは、役人チョン・ジェユンと再会する。チョヌ山で世子(セジャ)イ・ユルを捜していた重臣キム・チャオンの一行は、川辺で遺体を発見する。自らその遺体を確認したキム・チャオンは…。
<出典>NHK公式
チョヌ山ヘ水を運ぶ途中、気を失ってしまったウォンドゥク。ホンシムが家に連れ帰り、心配になり医者に診てもらう。
診立てでは、怪我などをしてはいるが、今眠っているのは空腹のためだと言う。それで、医者が薬を処方しようとするが、それを断ってしまうホンシム。
ホンシムは、借金が出来た上に、高い金を出して薬を買うのを嫌がるのだった。ホンシムは、山へ入り身体にいいものを探して、歩き回った。
そして、山で獲った薬草などを、煎じて目を覚まさないウォンドゥクに与える。その夜、ホンシムは徹夜で看病した。
こうして、朝になるとウォンドゥクは、ようやく目を覚まして、起き上がれるまでになる。
ちょうどその頃、チョヌ山の麓の川で、世子が着ている服を身につけた遺体が発見される。重臣キム・チャオンは、腐敗が激しく顔の判別のつかないのに、その遺体を世子イ・ユルの遺体であると断定したのだった。
ホンシムのおかげで、すっかり良くなったウォンドゥク。ホンシムは、早速借金返済のため、ウォンドゥクに仕事をさせようとする。
ところが、薪割りもできない、縄も結えない、鎌も扱えないと、まるで役に立たない。先が思いやられて、ホンシムのイライラした気持ちを頂点に達する。
そして、ホンシムは、ウォンドゥクは頭がおかしいので、借金は無効だと役人に訴えるのだった。
十五夜
記憶を失くし、苦しむウォンドゥク。自分が世子であることは忘れても、自分は高貴な存在であるような気がしてならない。
そんな自分を侮辱するかのように、ホンシム始め、周囲の人間は、自分を頭がおかしいという。
これには、ウォンドゥクは、カッとなってしまい、そんなに金がいるのなら、妾になればよかったと、ホンシムに対して、暴言を吐いてしまう。
十五夜の夜。ホンシムは、橋の上で生き別れの兄を探していた。しかし、そこに現れたのは、先月の同じ日に会った、漢城府の役人チョン・ジェユンだった。
ジェユンは、先月ここでホンシムに会ったとき、運命ではないかと思った。気持ちはうれしかったが、ホンシムは、もう10年以上十五夜のたびにここへ来て、兄はこの世にいないと感じ始めていた。
村で一番の権力をもつパクの還暦祝いが行われる。パクの屋敷で、雑用などの仕事をすると、食い物がもらえると知ったウォンドゥク。
早速、友人クドルに紹介してもらうのだが、ウォンドゥクはろくに仕事をしようともしない。そこには、少しでも家計の足しになると、ホンシムも来ていたのだった。
遺体は別人
パクの宴は盛り上がっていたところで、高級料理を配膳しようとした女がそれをこぼしてしまう。
パクは、いますぐその女を袋だたきにしろ、と悪態をつく。これには、周囲の者も何も言えない。
ところが、そのパクに意見したのはホンシムだった。そこで、パクはホンシムを妾にしたかった経緯もあり、今すぐ横に来て、酌をしたら許してやると言う。
身分が高いからと、やりたい放題のパク。そのパクには、誰も逆らえない。ホンシムもこの場をなんとか収めようとしていた。
そのとき、なんとホンシムの手を引いて、ウォンドゥクがホンシムを止める。ウォンドゥクは、パクの詠んだ詩が幼稚なものだと言い、その博識ぶりを見せつける。
意外にも字を読み書きできることがわかり、ホンシムは、ウォンドゥクに写本をさせる。すると、ウォンドゥクは、これを見事にこなし、結婚して初めて収入のあてを見出した。
一方、川で見つかった遺体が世子イ・ユルのものとして扱われ、王宮内は大騒ぎになっていた。
そんななか、その遺体がユルではないことに危機感を募らせるチャオン。チャオンは、改めて、刺客のムヨンにユルの遺体を持ってくるように命じるのだった。
そして、今回、遺体として見つかったのは、当然ユルではない。重臣チャオンだけが、そのことを知っており、次回以降、おそらくユルの記憶を失くしたウォンドゥクに刺客の魔の手が迫ることになるだろう。
今回で5話目だが、王宮内での動きが、ユルの悲報を受けて慌ただしくなってきた。まず、王の正室である王妃は、自分が殺したわけではないが、ユルがいなくなったことで自分の息子・大君が王位継承者になることを望んでいる。
この勢力に対するのが重臣・チャオンだ。チャオンは、世子ユルの暗殺計画の黒幕であり、チャオンの娘は、世子嬪(ユルの妻)である。
世子嬪は、ユルの子ではないが、妊娠しており、失踪直前にそのことを知ったために暗殺が計画されたのだろう。
5話現在では、確たるところは何も思い出せないウォンドゥク。ウォンドゥクは、借金を作って、その返済のため、ホンシムと一緒に奮闘中である。
この王宮の緊迫した状況と、ウォンドゥクとホンシムとのほっこりするようなやりとりの落差がすごくて、思わずドラマに没入して、ついつい時が経つのを忘れてしまう。
このあたりの演出は、韓流ドラマならではの醍醐味ではないかと思う。もしこれを一気に見ようとしたら、おそらく止まらなくなるのではないだろうか。
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朝鮮王朝時代。陰謀によって記憶を失った王子の運命の初恋物語。高貴な暮らしが身についていて働こうとしないウォンドゥクが、さらなるわがままで妻ホンシムを困らせる!
ホンシムはウォンドゥクを連れて彼の出身の村に行こうとしたが、途中で通行料を要求する男たちに邪魔をされ家に戻る。記憶がなくても、王宮での高貴な暮らしが身についているウォンドゥクは働こうともせず、ホンシムの質素な家も気に入らない。市場で高価な布団を見つけたウォンドゥクは品定めを始める。一方、都では医女殺害事件を調べていた役人チョン・ジェユンが、世子(セジャ)イ・ユルが行方不明だと知って関連を疑う。
<出典>NHK公式
上の村へ向かう途中、山賊に通行料を迫られ、捕まってしまったウォンドゥクとホンシム。
この山賊は、実は、ホンシムの養父・ヨン氏とグルだった。嘘がバレるとまずいので、ヨン氏が先回りしていたのだ。
一方で、ウォンドゥクとホンシムは、ムシロにくるまれて、仲良く拘束されていた。二人は、何とか協力して、拘束を解くことに成功。
そのとき、ヨン氏がわざとらしく、助けに来て、無事家に帰る新婚夫婦。次の日のこと。ウォンドゥクは、ホンシムが何を言っても働こうとはしなかった。
呆れたホンシムはでかけてしまう。そこに、村の役人ポグンが婚礼服一式を返せとやって来る。ところが、ウォンドゥクは靴だけはどうしても譲れず、逃げ出してしまう。
そこがどこかもわからずに、逃げてきたウォンドゥク。気がつくと、人が賑わう市場に来ていた。
ウォンドゥクは、お金も持っていないのに、高級な布団など物色する。しかし、ウォンドゥクが金をもっていないと分かり、塩を撒かれてしまう。
それでも、懲りずに市場を散策していると、ウォンドゥクは空腹を覚える。罪悪感はあったものの、欲には勝てず、無銭飲食をしてしまうウォンドゥク。
役人のところへ連れて行かれようとしていると、そこへホンシムが通りかかる。そして、ホンシムは、そのクッパの代金を払わなければならなかった。
世子の失踪
呆れてものも言えないホンシム。自分の夫は、働きもせず、無銭飲食をしてしまう。ふと気づくとウォンドゥクは、高そうな着物を着ている。
その着物は、ウォンドゥクが親切な「兄上」にもらったのだという。そんな知人がいるなら、早く言ってほしかったとホンシムが、説教をする。
ところが、家に帰ると、ホンシムは唖然とする。なんと家が見るからに高級そうな、調度品や草花で改装の途中であった。
世間知らずのウォンドゥクは、市場で出会った悪徳高利貸しに、なんと30両もの借金を作っていたのだ。この金額があれば、もっと大きい家も買えるし、返すとなると10年以上かかってしまう。
そこで、ホンシムは、なんとか借金を返済するため、ウォンドゥクに「便利屋」をさせることにする。
一方、そのころ、漢城府の役人チョン・ジェユンは、宮殿内で極秘になっていた世子イ・ユルが失踪していたことを知る。
失踪前、医女殺害事件を調査中だったジェユンは、ユルから直接、このことには関わるなと言われた。
ジェユンは、世子失踪と殺害事件に接点があるのではないかと、疑問を持ち始めるのだった。
頭を下げたことがない
「便利屋」は、上手くいってなかった。肥溜めに落とした指輪を拾ってと言われて、その場で帰ってくるし、薬材に使う蛭を捕まえるために池に立たせると逃げ出してしまうウォンドゥク。
これでは、商売にならない。おまけに、婚礼式のときの靴をまだ履いていたので、危うくそれを買い取る羽目になるとこだった。
そんなウォンドゥク、ある時、官僚に頭を下げる庶民を見て、自分にはその習慣がないことに気づいてしまう。
一方、宮殿では、世子失踪の首謀者である重臣キム・チャオンが、世子の遺体が未だみつからないことに業を煮やし、現場であるチョヌ山まで直々に向かうことになる。
ウォンドゥクは、本当は自分が別の人物ではないかとホンシムに訊く。そこで、ホンシムは、幼い頃の思い出を辿り、桜の木の下で求婚され、結婚を約束したと説明する。
なるほど、自分は、無意識にも庭に桜の木を植えていた。ウォンドゥクは、これを聞いて、何故か反論できなかった。
次の日、ウォンドゥクは、チョヌ山へ水を運ぶ仕事にありつく。慣れない重労働に足元がふらつくウォンドゥク。
ふと、気づくとそこは記憶を失くす前に、襲われた山林だった。その光景が、急にウォンドゥクの頭をかすめ、そのまま気を失ってしまうのだった。
これは、1話であったとおり、確かに本人同士のやり取りだが、そのときは、ウォンドゥクはイ・ユルとして、ホンシムはユン・イソとしての話である。
しかも、幼いころの話で、ホンシムは、まさか自分の旦那がユルだとは自覚していない。
このことから、ホンシムは、単にその場の思いつきで、昔の思い出と混同して、嘘をついたのだろう。
だが、記憶を失くして苦しむウォンドゥクとしては、そこに何かを感じ取ったのではないだろうか。
自分がウォンドゥクではないのではないかと合理的に考えようとしても、桜の花びらを見て、トキメキを感じていた感覚だけは残っていたのだろう。その高貴な立ち居振る舞いと同じように。
元々、ウォンドゥクはもちろん、ホンシムもいい家柄の生まれで、それなりの教育は受けている。
だから、庶民であるヨン氏の嘘から出来上がったウォンドゥクという人物像も、もしかするとホンシムのほうが疑いを持っているのかもしれない。
具体的な展開までは、まだ見えてこないが、ユルとイソとして二人が結ばれれば、こんなに素適な話はないだろうなと、期待はふくらむばかりである。
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朝鮮王朝時代。陰謀によって記憶を失った王子の運命の初恋物語。記憶のない世子(セジャ)イ・ユルは、ホンシムのいいなずけ「ウォンドゥク」として彼女と結婚することに。
結婚しないため、役所で罰を受けていたホンシムは、養父ヨン氏が連れてきたいいなずけ「ウォンドゥク」と結婚すると言って解放される。ウォンドゥクは兵役に行ったまま戻らぬ男性だと聞いていたが、実は会うのは初めて。記憶を失っている世子(セジャ)イ・ユルは、ヨン氏から自分は「ウォンドゥク」だと教えられていたが、覚えていない女性とは結婚できないと言い出す。一方、王宮では国王が行方不明の息子ユルを心配していた。
<出典>NHK公式
記憶を失くした世子イ・ユルは、ホンシムの許婚・ウォンドゥクと名乗った。
これで、結婚できることになったホンシムは、百叩きの刑から開放される。
家に戻ると、ヨン氏は、話はつけてあるという。もともと、ウォンドゥクという許婚がいるというのは、ホンシムがついた嘘で、ウォンドゥクと会うのは、初対面だったのである。
当のウォンドゥクもこんな汚い家も、ホンシムなどという許婚も知らないし、面白くないと言って、家を出て行こうとする。しかしそのとき、ウォンドゥクは、家畜の糞に足を滑らせ、糞まみれになってしまう。
ウォンドゥクは、世子としての習慣は忘れてなかった。だから、糞にまみれた身体をキレイな水で洗いたいと言い出した。
それならばと、ヨン氏は、ウォンドゥクをつれて、キレイな清流の流れる川へと案内する。だが、温度も深さも分からないところには入れないと言うウォンドゥク。
しかたなく、ヨン氏は、自分が川に入り確かめようとするが、その隙きにウォンドゥクはその場からいなくなってしまう。
ウォンドゥクは、街を歩き回り、ある屋敷へと入る。そして、そこでなんと勝手に風呂に入り、新しいチョゴリに着替えてしまう。
挙げ句の果てには、用意されていた食事も食べてしまう。泥棒のような真似をしておいて、ちゃっかりとその味について、酷評するウォンドゥクだった。
水車小屋
今日、結婚式を控えているはずのウォンドゥクが街を徘徊していることを権力者・パクは、不審に思い問い詰める。
何を隠そう、このパクは、ホンシムを未だに、妾にしたいと企んでいた。そこへ、自分の許婚を探していたホンシムが現れる。
そして、私の許婚は、兵役で頭に大怪我を負って記憶喪失になってしまったという。ホンシムが自分の許婚であることも、思い出せないのだと言うのだ。
何も思い出せないから、今から結婚することが、どうしてもピンと来ないウォンドゥク。だが、そんななかでも、二人の婚礼の準備は進められていた。
ホンシムは、鮮やかな緑と赤のチマチョゴリに着替え、唇に紅をひく。そして、天国にいる実の父に、許しをもらわず結婚して、悲しい気持ちになるホンシム。
一方、ウォンドゥクは、菜の花畑の向こうにある水車小屋で、何かを思い出せないか、悩んでいた。
途方に暮れるウォンドゥクに、ホンシムは助けを乞う。あなたと結婚しなければ、ヨン氏がひどい目にあってしまうし、自分は祖父ほど年のはなれた男に辱めをうけることになる、と訴えるのだった。
天涯孤独で一文無し
二人は、日が暮れる前に、婚礼式が行われる広場に現れる。それを見て、胸を撫で下ろすヨン氏。
地方の役人・ポグンの進行で式が始まる。見つめ合う二人。新婦・ホンシムの礼から、ウォンドゥクの返礼。
礼儀作法に則り、膝をついて礼を返すウォンドゥク。こうして、二人は、無事に式を終えたのだった。
しかし、正真正銘の夫婦となるには、二人は初夜を迎えなければならなかった。その夜、ホンシムから淫らな雰囲気にしてみるが、ウォンドゥクは近づくことさえ嫌がってしまう。
ホンシムにも女のプライドがある。そうまで言われると、やる気も失せてしまい、二人は別々に寝ることになる。そして、夜が明け、ウォンドゥクが目を覚ますと、昨日着ていた服は、脱がされて布団で寝ていた。
ホンシムが、勝手に脱がしたらしい。その状況に、慌てふためくウォンドゥク。
ウォンドゥクは、新品のチョゴリを要求するが、家にある古着を着るように言われてしまう。
渋々、文句を言いながらも、その服を着るウォンドゥク。そのあと、ホンシムの作った朝食にもケチをつける。
するとそこで、ヨン氏から、ウォンドゥクには肉親がいなくて一文無しであると、聞かされる。困ったホンシムは、せめて兵役へ行った報酬がもらえるのでは、上の村へと向かう。
しかし、向かう途中、山賊に出会い、二人まとめて拘束されてしまうのだった。
これは、すでにオープニングやエンディングの画面で使われていた。それが早くも、3話目でお披露目となった。
とりあえず、ホンシムは、緑と赤のチマチョゴリ、ウォンドゥクは白、そして、黄色い菜の花が鮮やかすぎて、目が醒めるようだった。
そして、一瞬立ち止まったところになぜか、どこにもない桜の花びらが舞っていく。これは、もしかしたら、二人が見た心象風景かもしれない。
あの1話での、幼い頃、二人で見た思い出の桜吹雪。これを、視聴者が連想するような演出だと思う。
だから、ここまでウォンドゥクは頑なに拒んでいた結婚を、覚えていないながらも受け入れようと思ったのかもしれない。
今回は、特別アクションシーンなどはなかったけれど、圧巻の映像美に癒やされた回になったのではないか。
そして、次回、庶民として、夫として、ウォンドゥクはどんな事件を巻き起こすのか。次回も楽しみに期待して、見守りたいと思う。
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朝鮮王朝時代。陰謀によって記憶を失った王子の運命の初恋物語。イ・ユルは初恋の相手ユン・イソの面影がある女性を追う。宮殿では世継ぎのユルを暗殺する計画が…。
世子(セジャ)イ・ユルは、橋の近くで初恋の相手ユン・イソの面影がある女性を見かけて追うが見失う。ユルは医女殺しの黒幕を突き止めるため、誕生日の宴(うたげ)を開くことに。贈り物に弓矢を指定し、刺客の矢の出どころを探るのだ。一方、ホンシムと名を変えて地方の村に住むイソは、生き別れた兄と会う約束をした都の橋へ行くが兄の姿はなかった。村に戻ると、世子が出した命令のせいで、早く誰かと結婚しろと迫られる。
<出典>NHK公式
王位継承者・世子となったイ・ユルは、自分の暗殺計画があることを知り、その手がかりを握っていた証人を目の前で刺客に殺されてしまう。
ユルは、刺客を追ううちに、桜の樹の下に佇む美しい女性に目を奪われる。その女性こそ、ユルが幼いころにプロポースをした相手、ホンシムに名を変えたユン・イソであった。
ホンシムは、自分が見られていることに気づき、その場から逃げてしまう。
宮殿に戻ったユルは、証人を殺されたときに使われた矢を手がかりになると確信する。その黒幕を暴くため、宴の席で自分の誕生日の贈り物に、弓矢限定にする。
主な大臣たちが、次から次へとユルの目の前で自家製の弓矢を披露する。そして、最後に重臣であるキム・チャオンの番になる。
だが、最初、チャオンは時間がなかったので、用意していないと言い出した。それでも、ユルは、重臣であるチャオンの、狩りに使うという弓矢を差し出させる。
それを見て、ユルは、驚いた。探していたのは、この矢だった。では、チャオンは何のために、ユルを殺そうとしたのか。
チャオンが黒幕として、目的は何なのか。ユルは、夜遅くまで、頭を抱えていた。
すると、そこへ世子嬪(妻)のキム・ソヘが突然やって来て、自分と子を作ってくれと懇願する。しかし、その気にはどうしてもなれないユルであった。
雨乞い
ユルは、目の前で証人を殺害された事件を調査しているという、役人のチョン・ジェユンに話を聞く。
ジェユンが、調査したところによると、恨みなどからではなく、計画的に殺された可能性が高いという。
そして、その証人は宮殿内に雇われて、間もなく異例とも言える昇進をして、世子嬪ソヘに仕えていたらしい。
ユルは、そこまで聞くと、何かに気づいたのか、ジェユンにもうこの件に関わらないように命令する。
黒幕・チャオン、そしてその娘ソヘ。この繋がりが見えたところで、ユルは、気づいてしまう。
自分の妻であるソヘは、妊娠しているのではないか。ユルの推測は当たっていた。その証拠に、ソヘは定期検診をここ2ヶ月受けていなかった。
そのことをユルは、王である父イ・ホに相談しようとするが、イ・ホは、耳を貸そうともしない。
そのうえ、王である自分の代わりに、雨乞いに行けと命令する。イ・ホは、雨乞いより、政務より重要なことなどないという。
それを聞いて、ユルは絶望し、雨乞いから帰ったら、今後一切息子としてではなく、世子として生きていくことを決意するのだった。
許婚のウォンドゥク
そのころ、ホンシムの住む家に、地方の権力者・パクという役人がやって来る。パクは、自宅まで、薬草を持ってくれば高く買うと、何やら意味深な話を持ちかける。
一方、雨乞いに向かったユルは、その帰りの山道で、あの黒装束の刺客の集団に奇襲を受ける。今度は、明らかにユルが標的のようだ。
刺客たちに取り囲まれ、絶体絶命。そこを、護衛のトンジュが機転を聞かせ、ユルと二人逃げ出したのだが、途中トンジュの片足に矢を受けてしまい、逃げることも難しくなる。
最後は、苦肉の策で二人が二手に分かれて、逃げる。だが、逃げ切れずユルは、矢を受け、頭を打ったうえに、山の斜面を転げ落ちてしまう。
ある日、山に入って作業をしていたホンシムの養父・ヨン氏。ヨン氏は、草むらで気を失っていたユルを小屋に運び、看病する。
そして、数日後、ヨン氏の献身的な看護のおかげで奇跡的に目を覚ますユル。しかし、ユルは、頭を強く打ったせいか、自分の名前すら覚えていない。
そこへ村人がやって来て、ホンシムが死ぬかもしれないという。詳しく聞くと、ホンシムは、パクの家に薬草を持っていき、そのまま妾になれと強要され、それを拒んだため、百叩きの刑にあっているという。
そもそも、今日までにホンシムが結婚しなければ、世子の命で刑は実行されることになっていた。
そこで、ヨン氏は、処刑場にユルを連れていく。そして、記憶がないのをいいことに、ホンシムの許婚のウォンドゥクが帰ってきたと言って、役人たちに刑の免除を訴えるのだった。
まだ、鉄砲がない時代なので、弓矢と刀が主な武器になっている。しかも、主人公ユルは、かなりの達人であるらしい。
形だけの王位継承者ではない。その腕前は、かなりのもので、飛んでくる矢を肉眼で捉え、瞬時に避けたり、刺客たちをバッタバッタと射抜いていき、反撃するシーンなども見ていて、スカッとした気持ちになる。
おそらくは、今後もこのようなシーンがあるのかもしれないが、とうとう今回、かつて出会った二人が、それと知らずに再会を果たす。
ユルは、ウォンドゥクとして、記憶を失くしている。イソは、ウォンドゥクの許嫁、ホンシムとして出会ってしまう。
今後は、二人のラブストーリーがメインだと思うが、やはり宮殿の動きも無視できないところである。
そういった意味では、やはりアクションシーンも見せてくれると、今後の展開に期待したいものだ。
あとは、気になるもう一つの点としては、「100日」後、二人に何が起こるのか。もしかしたら、ユルの記憶が戻るということではないだろうか。などと、想像して密かにワクワクしてしまう。
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朝鮮王朝時代。陰謀によって記憶を失った王子の運命の初恋物語。王族の少年イ・ユルは初恋の少女イソに将来は結婚したいと告白。だが、謀反によってイソの父が殺され…。
明るく元気な王族の少年イ・ユルは、名家の娘ユン・イソと出会う。ユルは利発でかわいい、おてんば娘のイソに心を奪われ、大きくなったら結婚したいと告白する。だが、ある夜、ユルはイソの家で彼女の父親が殺されるのを目撃してしまう。ユルの父親を国王にするため、彼女の父を逆賊に仕立て上げた謀反だった。16年後。父が国王となり、世継ぎである世子(セジャ)になったユルは、孤独を抱え、笑顔を見せない青年になっていた。
<出典>NHK公式
朝鮮王朝時代。王族の息子、イ・ユルは、明るく活発な少年で、奴婢の子供たちを集めては、自分が将軍に扮して、武士ごっこをやって遊んでいた。
ユルが一人の奴婢を追い詰め、棒で殴ろうとすると、美しいが勝ち気な少女が、後ろからユルの頭を叩いて止める。
この少女は、高官の娘ユン・イソ。しまいには、ユルを大馬鹿呼ばわりまでして、助けた奴婢の手を引いて帰っていった。
そんなイソにユルは一目惚れ。しかし、ユルは好意とは裏腹に、集落の外れにある悪いやつに奴婢が捕まって食べられてしまうと嘘をつき、そこへイソを置き去りにしてしまう。
その夜、どうしてもイソの身が心配になったユルは、雨のなか、イソを助けに向かった。イソは、その怖いもの知らずな性格と聡明な人柄であったことから、無事だった。
ユルは、イソを連れて帰る途中、満開の山桜の下で、幼いながらに求婚する。
しばらくして、ユルはある夜、父のイ・ホに外出禁止を命じられる。だが、ユルはどうしても、我慢ができず、約束を破りイソの元へと会いに行く。
ユルは、イソに会うことはできた。しかし、そのとき、イ・ホの家臣キム・チャオンが計画したクーデターの標的になったイソの家族が惨殺されるところを目撃してしまうユル。
そして、イソは、兄と二人追手から逃げていき、その後の行方は不明だった。
陰陽の日照り
ユルは、自分の父イ・ホに助けを求める。しかし、イ・ホの目の前でチャオンは、跪いてひれ伏す。
なんとこのクーデターの首謀者は、イ・ホであった。しかも、ユルの母は、クーデターの巻き添えになり、帰らぬ人となる。
それから、16年が過ぎた。成長したユルは、世子となった。宮殿内を公務を行うにも徒歩で移動するが、その間、世子となったユルは、一切笑うことはない。
ある日、ユルは、治めている国の干ばつの被害を失くすために、政略結婚させられた世子嬪キム・ソヘと夫婦の営みを強要される。
陰陽のご利益を得るためである。そのころ、ユルは、謎の胸の痛みに悩まされていた。
それでもユルは、王となったイ・ホにソへとの営みを執拗に迫られる。これを不愉快に思ったユルは、主だった大臣たちを集めて、命令を下す。
来月までに、二十歳以上の独身の男女は、結婚するように。これで、陰陽の調和もとれることだろうと。
一方、山に入ってホンシムは、山菜を採っていた。ホンシムは、ユン・イソの世を忍ぶ仮の名前だった。
そして、ホンシムも28歳になり、未婚だった。怨女などと呼ばれ、何かにつけて毛嫌いされる。
そんなホンシムのところにも、ユルの発した命令が届いて、役人から早く相手を決めるように言われてしまう。
探偵ごっこ
結局、友だちのクニョンも結婚してしまい、村のなかでホンシムだけが残ってしまう。ホンシムは、自分には婚約したウォンドゥクという人がいる。
だが、そのウォンドゥクは兵役に行っていて、いつ帰るかわからないと役人に嘘をつく。
そのころ、宮殿で病に倒れてしまったユルは、10日も寝たまま、目を覚まさない。このまま、目を覚まさないのではないか、などと周囲が騒ぎ出したとき、病床から起きるユル。
ユルは、誰も信用できない宮殿で、自分に毒を盛られていたと疑念を抱く。そして、幼馴染めで護衛官であるトンジェとともに、その黒幕につながる証拠を探し始める。
守衛に見つからないように、宮殿をでるユル。そこで、宮殿に出入りしている医女のなかで不審な人物が浮かび上がってくる。
しかし、その女はユルの目の前で、謎の黒装束の刺客によって殺されてしまう。その刺客を追うユルとトンジェ。
ユルは、その刺客と一戦交えるが、真剣と棒きれで、文字通り歯がたたない。そこへ、トンジェが助けに入るが、刺客には逃げられてしまう。
それでも、刺客が逃げ込んだと思われる市場周辺を捜索するユル。そしてその市場で、なんと16年ぶりにユルは、艶やかなチマチョゴリを着たホンシムを目にするのだった。
ただ、ストーリーは、それほど複雑なものでもなく、韓流ドラマ特有の引き込みの強さは健在である。
最初の30分見てしまえば、あと没入するばかり。ハマってしまうこと請け合いであろう。
まだ、第1話なので、本筋にも至ってないところはあるものの、ベースはラブストーリーというところでいいと思うが、ある解説だとロマンティックコメディという説明も目にした。
とりあえず、今回のエピソードでは、濃いサブキャラなどは、出ていたかもしれないが、抱腹絶倒とまではいかなかった。
これを持って、韓流ドラマのコメディになるのかは、わからないが、その辺りはエピソードのなかでも、緩急があり飽きの来ない演出になっているということではないかと思う。
それにしても、日本でも親しまれている桜の下で、幼い頃に一目惚れしてプロポーズ。さらに、その16年後に再会するなんて、あまりに素敵過ぎて、そこがまた面白くて、次のエピソードが見たくなって仕方ない。
100日の郎君様の内容
聡明な世子(セジャ:王位継承者)も、庶民の暮らしでは役に立たないごくつぶしの夫!? 朝廷の陰謀によって記憶を無くした世子が、別人として生きていた初恋の相手と、ひょんなことから結婚。お互い相手に気づかぬまま、庶民の夫婦として暮らし始めるが…。トキメキと涙あふれる運命の恋の物語。
朝鮮王朝時代。明るく元気な王族の少年イ・ユルは、活発で賢い高官の娘ユン・イソに一目ぼれして結婚を申し込む。だが、それから間もなく、ユルの父が重臣キム・チャオンと結託して謀反を起こし、王座を奪う。イソの父は殺され、イソも行方不明に。また、ユルの母も邪魔者として葬られてしまった。
16年後―。世子となったユルは、孤独を抱え、いつも不機嫌で笑顔を見せない青年になっていた。政略結婚をさせられた正室を避けていることを家臣にとがめられ、腹立ちにまぎれに国中の独身者に結婚するよう命を出す。やがて、ユルはキム・チャオンの手下の暗殺者に狙われる。ひとりの村人に助けられ、目覚めたときには記憶を失っていた。一方、イソは「ホンシム」と名を変え、庶民の娘として暮らしていたが、ユルが出した命令のせいで結婚するよう迫られ、とっさに婚約者「ウォンドゥク」がいるとウソをつく。役人は信じなかったが、「ウォンドゥク」を名乗る男性が現れた。それはなんと、ホンシムの養父が助けたユルだった! 2人はかりそめの夫婦となるが、ウォンドゥクは記憶がなくても中味は高貴な世子。庶民の暮らしにはなじめず、まともに働けず、文句ばかり…。そんな郎君(=夫)にホンシムもイライラ。そのころ、朝廷ではキム・チャオンが暗殺したはずのユルの遺体を探していた。
<出典>NHK公式
<出演者>
・ド・ギョンス
・ナム・ジヒョン
・チョ・ソンハ
・チョ・ハンチョル
・キム・ソノ
・ハン・ソヒ
・キム・ジェヨン
100日の郎君様の感想
30代男性
40代女性
40代女性
30代女性
50代女性
50代男性