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<見逃し動画>最終回(第10話)
 
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最終回(第10話)の公式あらすじ

大山(北村一輝)の死の真相を突き止めるため、武蔵野市集団暴行事件の被害者・井口奈々(映美くらら)に会いに行った健人(坂口健太郎)と美咲(吉瀬美智子)。奈々は、健人が事件の主犯として逮捕された亮太(神尾楓珠)の弟だと知ると、重い口を開き、19年前の真相を語り出す。そして、やり場のない怒りがこみあげる健人に、少年院にいた亮太から一通の手紙を受け取ったことを明かし、その内容から亮太が自殺などするはずがないと訴える。奈々の言葉で兄の自殺に疑念を抱いた健人は、岩田(甲本雅裕)の死の直前の足取りを追うことに。すると、亮太の死が他殺だという証拠にたどり着き、事件の裏で糸を引いていた黒幕の正体にも気付く。
 
何としても亮太を助けたい健人は、大山の身に危険がおよぶことを覚悟のうえで、過去を変えるため、美咲の前で無線機を取り出す。当然、美咲は見覚えのある大山の無線機をなぜ健人が持っているのか理解できない。健人はこれまでに起きた不思議な出来事をすべて打ち明け、呆然とする美咲の隣で「3月20日、兄は自宅で何者かに殺されます!お願いです、兄を助けてください!」と大山に助けを求める。
 
2000年、健人と無線で交信する数時間前、大山は少年院を出たばかりの亮太から連絡を受けていた。自らの無実を証明する真犯人の証拠を持っているという。その矢先、健人から亮太の死が他殺だと知らされた大山は、その証拠こそが亮太の命取りになると気付き、急いで亮太の元へ向かう。
 
一方、大山の身にも危険は確実に迫っていた。過去が変えられると知った以上、健人同様、何とかして大山の死を防ぎたいと考えた美咲は、無線機を使って18年ぶりに大山と言葉を交わす。そして、これまで胸の内に秘めていた想いと、健人が大山にどうしても言えなかった“あること”を伝えるが……。
 
<出典>フジテレビ公式

最終回(第10話)のネタバレはここをクリック
死の真相
「大山先輩は死んだのよ」
「まだ生きてます。無線機の向こうで…」
と、三枝。
そのとき捜査員が大勢やってきて、三枝を逮捕しようとしたが、三枝は振り払って逃げた。
 
2000年。
大山は急いで亮太のもとへ向かおうとしていたが、亮太のもとにはすでに中本が訪れていた。
「大山が手が離せなくてね、代わりに来たんだ」
「そうですか…」
「何か大山に急用だったと聞いたが?今日卒院したそうだね。何かあの事件に関わることなんだろう?大山から聞いている。話してくれないか」
「僕は犯人じゃありません。井口奈々を最初に襲った真犯人を知っています。同級生の小川陽一。小川都市開発の社長の息子です」
「その証拠があると…?」
亮太は、紙袋からテープを取り出した。それは祐也がとっさに録音したテープだった。
「そうか。それは重要な証拠だね」
「もう一度、調べ直してもらえますか?」
「ああ。それにしても証拠を手に入れて、今になって警察に言うなんて、君は正義感が強いね」
「そうすれば、弟を呼び戻すことができます。弟と母ともう一度三人で暮らすことができます」
「家族のためか?それでは、君は何があっても諦められないな…」
「はい。何があっても、諦めません」
「そうか…」
中本はそう言って、出された麦茶を飲んだ。
「おかわりをもらえないか?」
そう言って、中本はグラスを差し出した。亮太はそれを持って、台所に向かった。背を向けている。中本はポケットから錠剤を出すと、亮太が飲んでいた麦茶にそれを入れた。
中本が帰った時に、三枝少年とすれ違っていて、亮太はすでに絶命していたのだった。
大山はその後駆けつけたが、間に合わなかった。
 
2018年。
三枝は捜査員の追っ手から逃げていた。
変えられる。過去はきっと。
 
2000年。
「俺に連絡してきたんです!!真犯人の証拠があると…」
大山は、中本に訴えにきた。
「加藤亮太の部屋中を探しましたが、テープはありませんでした。何者かが、自殺に見せかけて殺して持ち去ったんです。証拠があると困る人物です」
「だれだ?」
「あんただろ…。あの子から連絡があったこと、岩田係長から聞いたんだろ?」
「何の話か知らないが、出て行け!」
「とぼけるな!!」
「大山!」
「自分のせいでバラバラになった家族を取り戻すためだったんだ!おれは許さないぞ!」
大山はほかの捜査員に連れ出された。
 
 
約束
その夜。無線が再びつながる。
「三枝警部補……申し訳ありません。お兄さん、助けることができませんでした…。
俺のミスです。俺がもう少し早く行っていれば…」
「先輩…?本当に大山先輩なんですか?」
代わりに受信したのは、桜井だった。
「半人前?どうしてお前がこの無線を…」
「本当に先輩なんですね??答えてください!18年も待ったんですよ…。なのに…、なのに先輩は遺体で戻ってきて…。今週末には解決するって…そしたら、ゆっくり話そうって…。先輩そう言ってくれたじゃないですか…」
と、桜井は泣いた。
「ちゃんと謝りたかったのに…。映画のこと。聞きました。先輩の大事な人が
巻き込まれた事件…」
大山はみどりのことで映画がトラウマになっていた。
「わたし正直ヤキモチやきました。わたしもまだ若かったから……。きちんと謝って、
わたしも先輩と向き合いたかった。でも先輩はいなくなって…」
「桜井…」
「戻ってきてほしかった。なのに、先輩は遺体で…。もし!もしまだ間に合うなら、よく聞いてください!4月15日、谷原記念病院に行ったらだめです!!先輩!先輩!!聞こえていますか!?」
桜井は呼びかけた。涙ながらに。
 
1998年。
大山は桜井との通信に動揺していたが、メモに何かを書き留めていた。
 
2018年の桜井は、無線機を眺めて呆然としていた。桜井の携帯が鳴った。それは公衆電話からだった。
「はい」
「三枝です」
「三枝??今どこにいるの?捜査一課があなたを指名手配しようとしてる」
「桜井さん。頼みがあります」
 
中本は、組員の岡本を早急に見つけろと言った。組員の岡本もまた逃げていたのだった。
その頃、山田は三枝の所持品をコネで請求していた。
「山田さん、資料ありませんでした」
と、小島は、三枝のスマホを別のものとすり替えていた。
 
「大山巡査部長と話を?」
と、三枝は会いにきた桜井に言った。
「あれが大山巡査部長なら……、もうあなたのお兄さんは…」
「わかっています。過去は変えられなかった」
三枝は、桜井からスマホを受け取り、岡本からの留守電を聞いた。
「思ったとおりだ」
「どうしてあなたに岡本が電話を?」
「今、岡本は命を狙われています。……中本刑事部長です。徹底した情報管理があったはずです。岩田係長には、病気の娘さんという
弱みがありました。しかしその弱みがなくなった途端に、殺された。おそらく岡本は
自分が消されることに気づいた。だから俺に連絡をとったんです」
「岡本を捕まえれば、あなたが捕まらなくて済む。大山先輩の殺された経緯も、わかる?」
「そうすれば、大山巡査部長も助けられるかもしれません!」
と、三枝。
 
1998年。
大山は、亮太の家のグラスを調べたが血痕を拭き取った跡があるということを知った。
「あの、これ、採取できますか?」
大山は中本の血液ではないかと思った。そして、中本のタバコの吸殻を回収した。そして、急ぎでDNA鑑定をすることにした。
 
 
絶体絶命
2018年。
岡本の留守電の指示通り、三枝はやってきて、岡本と接触した。
「一人か?」
「そうだ…」
「お前は何を知っている」
「なんだと思う?時効のない犯罪があるだろう?」
「殺人だ」
桜井が後ろから、岡本に襲いかかり、大山のことを聞いた。
「一人で来いって言っただろう!?絶対に尾行されてる!!俺は、殺してない。あいつは自業自得だったんだ。関係ない小僧の死因なんて調べなきゃよかったんだよ…。だから殺されたんだよ。馬鹿なやつだ…余計なことを調べなきゃ殺されずに済んだのに…」
と、岡本は羽交い締めにされながら言った。
「大山巡査部長だけは、諦めずにいてくれた。俺のせいだ…。俺のせいで…、大山巡査部長は死んだんだ…」
と、三枝。
そこにやってきたのは、車だった。その車から手が伸び、岡本を銃殺した。桜井はひとりでその男に立ち向かっていった。男は銃を桜井に突きつけるが、三枝が身代わりになって、撃たれてしまう。
「喋らないで…」
と、倒れた三枝に話しかける桜井。
「大山巡査部長を、助けないと…」
と、三枝は痛みに顔をしかめて言った。
 
1998年。
大山は、DNAが一致したことを突き止めた。
「大山先輩、先輩にこの前わたしが言ったこと…」
と、桜井が話しかけてくる。
「すぐに解決する。そしたらゆっくり話そう…」
と、大山は言った。
「必ず戻る。約束する」
大山はそう桜井に言い残した。
岩田は電話を聞いていて、それを中本に報告していた。
「大山は、一人です」
と言った。
 
「無線はいつも…11:23につながった…」
三枝はそういった。
 
「三枝警部補、大山です…」
大山は無線に呼びかけた。
「半人前か?聴いてるか?裏庭で首吊り遺体を発見した。右手の親指が欠損してる。橋本の可能性がある」
「あなた誰ですか?」
と、過去の三枝は言った。
 
「大山巡査部長…!ああ!」
こちらの時間軸では無線がつながることがなかった。三枝は意識を失う。
 
 
過去を変えろ!
「大山!いくらお前が頑張っても何一つ変わらないんだ…」
廃墟の倉庫で大山は縛られていて、近くにある岩田がいた。岩田は大山に言った。
「岩田さん、あんたも人殺しの仲間だったのか…。見返りはなんだ?」
「人殺し?」
「自殺に見せかけて加藤亮太を殺した…」
「もういい!」
そこに来たのは中本だった。
「加藤亮太は自殺じゃなかったんですか!?」
混乱する岩田。
「お前は下がっていろ…」
中本は岩田にそう言って、大山の前に立った。
「いずれ悪事は明るみに出るぞ」
「もしかして、DNA鑑定のことか?科捜研から連絡をもらったよ。皆、同じ穴の狢だ。いい加減大人になれ。この件から手を引け。
そうすれば命だけは助けてやる。な?俺だって、お前を殺したくはない。いい加減利口になれ」
「断る!おれは、あんたの言うことを聞く気はない。好きにしろ」
「待ってください!」
岩田は中本に歯向かって、さらに岡本にも食ってかかったが、突き飛ばされてしまった。大山は岡本と戦った。岡本は大山を刺した。岡本と大山は格闘する。
「何やっている?!追え!」
と、中本は岩本を脅した。
「大山か娘かどちらか選べ!!」
岩田は走り出した。
「最後は岩田にやらせろ」
と、岡本に指示を出した。
 
三枝は救急搬送されている。
「無線…伝えられなかった…、過去を変えられなかった…大山巡査部長…」
と、三枝は息も絶え絶え言った。
「そんなことない!!わたし、言った!わたし先輩に伝えた!4月15日、谷原記念病院に行っちゃだめだって」
「前に記念病院に行ったときに、おれも言ったみたいでした。でも今回、谷原記念病院行くなと言ったのは…」
「三枝!!三枝!しっかりして!!」
 
おれが死んだら、事件は未解決のままになる…。武蔵野も、加藤亮太の事件も…。大山は息が絶え絶えになって、草むらを歩いている。そして、無線を口に近づけた。岩田と岡本が近づいている。
「泣いているんですか??」
と、大山。岩田は拳銃を大山に突きつけていた。
 
三枝は心停止してしまう。
11:23。大山巡査部長が死んだ時間だ。無線を通じて俺にメッセージを送ったんだ。大山巡査部長、聞こえていますか?おれは知っています。あなたも、決して諦めない。
 
大山の前で響き渡る銃声。
岩田は、そこにやってきた捜査員たちに捕まったのだった。桜井も来ていた。
捜査員たちは倉庫の中の中本を探していた。
「先輩!!大丈夫ですか?いったい何があったんですか…」
桜井が大山に駆け寄る。
「半人前…ありがとう」
大山は桜井を抱きしめた。
 
 
別の未来
三枝は自分の部屋の寝室で目覚めた。どこにも銃痕はない。三枝は巡査部長になっていた。
 
2000年。
「亮太くんの願いはまた家族と一緒に暮らすことでした。だから諦めなかったんです。
亮太くんを助けられなかったこと、申し訳ありませんでした…」
大山は三枝の家を訪れて謝った。
「刑事さん!!ありがとうございました」
少年の三枝は、大山を呼び止めて言った。
「本当に!ありがとうございました」
大山は何も言えず、そのまま立ち去った。
 
三枝は、記憶が変わっていることに驚いていた。大山はこの未来では生きている。三枝は未解決事件捜査班にきたが、山田も小島も、
三枝のことを知らない様子だった。
「あの、桜井警部補は?」
「お知り合いですか??班長は、三日ほど休みをとっているんですよ」
と山田は言った。
 
大山は現在、中本を殺した犯人として指名手配を受けていた。
三枝は母親に聞いた。
「あのさ、兄さんの事件を解決した人覚えている?その人から預かったりしているものないかな?」
三枝の母親は、大山の封筒を渡してきた。
三枝が成長したら渡すように言われたらしい。
「あれ以来ずっと無線はありません。残された連絡手段はこれしかありません。本当に悪い奴を野放しにしたら、また悪夢が繰り返されると。中本が持っていたフロッピーです。汚職と犯罪の隠蔽に関するデータが入っています。野沢が全ての黒幕です。誰に送るか悩みましたが、俺の時代にはふさわしい人間がいません。だからあなたに託します。どうかいつまでもお元気で」
という手紙が入っていた。
 
桜井は大山を探し続けていた。そこにやってきたのは、三枝だった。
「桜井さん、俺のことを覚えていますか?おれは…」
「三枝健人」
桜井は大山を死んだことを確認したけれど、遺体は見つからない。18年も探しているの、と言った。それから桜井は、無言電話がかかってきたと言った。
「先輩?先輩なの?」
その公衆電話が、三枝に送られた手紙の住所と同じだった。
 
初めから信じがたい話だった。バッテリー切れの無線が繋がり始めたときから。まだ会ったことないいちばんの相棒に会えるのか?それとも、危険が待ち構えているのか。ひとつだけ確かなことがある。無線越しの声が俺に教えてくれた言葉。諦めなければ未来は変わる。諦めなければ未来は変わる。そう、諦めなければ希望はある。
最終回(第10話)の感想はここをクリック
三枝と大山、両方の命が危なくなる最終回は非常にスリリングで、息をつく暇もないほどでした。結局過去は変わって、大山は撃たれずに済みましたが、大山も中本も消えています。まだ続きがあるのかなと思えるラストに、期待が膨らみました。
<見逃し動画>第9話
 
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第9話の公式あらすじ

岩田(甲本雅裕)が死の直前に残した言葉がきっかけで、白骨化した大山(北村一輝)の遺体を発見した健人(坂口健太郎)と美咲(吉瀬美智子)。抱いていたわずかな希望を打ち砕かれ、悲しみに暮れる美咲のそばで、健人は遺品から一枚の名刺を見つける。それは、兄・亮太(神尾楓珠)の逮捕後、幼い健人が通った焼き鳥店のものだった。
 
1999年、亮太が集団暴行事件の主犯として逮捕され、加害者家族となった健人は、母親と離れて親戚の家へ。大山は中本(渡部篤郎)が誰かをかばうために亮太を陥れたことに気付くが、強大な権力を前になすすべもなく、己の無力さを感じていた。そして、せめて健人が食べるものに困らないよう、寂しさに負けないようにと、来る日も来る日も人知れず健人の様子を見に行く。
 
2018年、名刺の焼き鳥店を久しぶりに訪れ、おかみ(濱田マリ)から当時の話を聞いた健人は、初めて知る大山の優しさに胸を熱くする。そして、やがて命を落とす大山の未来を変えようと、亮太の事件から手を引いてほしいと頼み込む。その口ぶりから、大山はこの先自分の身に何が起きるか察するが、過去が変わることで健人に幸せを手にしてほしいと願う大山はそれを拒否。無線の先の健人に「必ず真実を暴いてみせる」と告げる。
 
やがて、大山と岩田の死に警察関係者が関与していることに気付いた健人と美咲は、すべての発端となった武蔵野市集団暴行事件を洗い直すことに。その被害者である井口奈々(映美くらら)を見つけ出し、話を聞きに行くと、思いもよらぬ事実が明らかになり…。
 
<出典>フジテレビ公式

第9話のネタバレはここをクリック
大山の死
大山の遺体が司法解剖にかけられ、桜井は呆然とする。骨となった大山を三枝と桜井は見ていた。
「ご遺体と大山さんのDNA、一致しました」
と、監察医が言った。「大山剛志さんのご遺体に間違いないです」
 
「先輩の死は覚悟してた。それでも時々思ってた。先輩が私の名前を呼びながら入ってくるんじゃないかって」
と、桜井は大山時計店で話した。
「今週末のはずが、18年も…」
と、桜井。
「18年もずっと忘れずに待っていた人がいるって知ったら、きっと、大山巡査部長は喜ぶと思います」
と、三枝は言った。それを聞いて大山の父親は泣いた。
三枝は大山の部屋を訪れ、大山の部屋の品を眺めた。そこで「ふじよし」という店の紙を見つけた。
 
2018年。
桜井は大山の写真を見て、泣いた。それは失踪した後に大山の部屋を訪れた昔に、譲り受けたものだった。
「先輩とちゃんと撮った写真がこの1枚しかないんです。こんなことになるなら
もっと、もっととっておけばよかったです」
そう言って桜井は泣いた。
 
 
少年時代の三枝
1998年。
大山は加藤亮太の家を訪れていた。
「健人くんは親戚の家に?」
「ここで暮らすよりかはそのほうがいいかと。名前も私の旧姓の三枝に改めさせました。健人はお兄ちゃんが大好きで、亮太も健人の面倒をよく見てくれていました…」 
と、三枝の母親は泣いた。大山は独自で捜査を続けていた。そこで少年時代の三枝と遭遇することになる。少年時代の三枝は、500円玉を握り締めていた。その姿を大山は見守っていた。そして、ふらふらといなくなる少年時代の三枝を、大山は追った。
少年時代の三枝は、とある小料理屋に入る。そこが「ふじよし」だった。そこに大山も入った。
 
「どうしたの?」
と、店主のおばさん。
「オムライス、お願いします…」
少年時代の三枝は、500円玉を出した。
「注文お願いします」
大山は自分のオーダーと、三枝のためにオムライスを作ってやってくれないか?
と言った。少年時代の三枝は、運ばれてきたオムライスを一心不乱に食べた。そして、家族との思い出を思い出して泣いた。大山はその様子を見て、いたたまれない気持ちになっていた。
少年時代の三枝を追いかける大山は、来る日も来る日も、「ふじよし」に通い、三枝に食事を提供し続けていた。
 
2018年。
「ふじよし」を訪れたのは立派になった三枝だった。
「久しぶりだね。立派になって。あ、ご飯食べた?オムライス作ろうか…」
と、店主のおばさん。
「これって、この店の名刺だよね?この人知ってる?」
と、三枝は大山の写真を見せた。
「あら、あの人!随分昔よ。あの子のためにオムライス作ってやってくれってね。自分の子供でもないのに不思議だった。しかもあんたには内緒にしてくれって。それがいつからか、店に来なくなって…」
と、おばさんは語った。
俺は孤独だ、ひとりぼっちだ、今までそう思ってた。でもそうじゃなかったんだ…、
俺は、一人じゃなかったんだ…。
そう、三枝は思うのだった。
 
2006年。
「あのさ、今度のテスト頑張ってほしくてさ…これノート。これ見て少しは勉強しなよ」
と、三枝に女子生徒がノートを渡してくる。
「二人で何してたんだよ!お前の兄貴、女襲って捕まったって。手が早いのはお前も一緒だな」
高校のクラスメートにからかわれるようになった三枝。クラスメートたちを殴りつけた。
「おい!!俺の兄貴がなんだって!?」
三枝は血だらけの状態で、「ふじよし」を訪れた。そこでも変わらずにオムライスを食べた。そこでまた自分を馬鹿にした人たちを思い出した。
「こんな遅い時間までうろついて!!ろくな大人になんないよ!」
「ふじよし」のおばさんに、三枝はそう注意された。
「あのさ、俺、大学行こうかな」
「大学?あんたが?」
「無理かな…」
「学費は、あんのかい?」
「ない」
「だろうね…大学なんて行かなくてもいいんじゃない?あたしも行ってないしね。ちゃんとした仕事に就けばいいんじゃない?公務員とか、警察とか…」
「警察…」
と、高校生の三枝はつぶやいた。
 
 
幸せでいてほしい
2018年。
無線が再びつながる。
「大山巡査部長。三枝です。武蔵野の事件ですが、あれは…」
「諦めが、未解決事件を生むんです。この事件は何があっても絶対に諦めません」
と、大山。
「俺は…、あなたには幸せでいてほしいんです…。あなたが大切な人と一緒にいるほが…事件を解決することよりも大事なことだと思います…」
「俺も、三枝警部補の幸せを祈っています。貧しくても、家族でひとつ屋根の下で暮らす、あたたかい食卓を囲む、家族で食事をする、そういう、さみしさと無縁の暮らし。警部補にはそういう生活を…」
「大山巡査部長!!武蔵野の事件から手を引いてください。でないと…あなたに危険が及びます」
「構いませんよ。強行犯の刑事はそんなこと怖がりません」
「この無線を始めたのは、あなたなんです。この無線はまたつながる、過去は変えられる、そういったんです。でもその直後に、銃声が聞こえてきたんです」
「結構です。それ以上は聞かないでおきます。俺は絶対に諦めません。どんなことがあろうと、必ず、真実を暴いてみせます…」
「大山巡査部長……」
大山は無線の通信が終わると、車のエンジンをかけた。
 
三枝は泣いていた。そして目をしっかりと開いて、ホワイトボードに何かを書いた。岡本の事務所にガサ入れしたけれど、もうもぬけの殻だった、そう、桜井は三枝に説明をした。
「警察の中に内通者がいる」
と、三枝は言った。
「全ては武蔵野の集団暴行事件から始まった」
井口奈々は精神病院の通院履歴があった。
「始末書ものだわ」
と、桜井は言った。
 
 
井口奈々
桜井と三枝は井口奈々の元を訪れていた。
「井口奈々さん」
と、三枝は玄関から入ろうとする奈々を呼び止めて、話を聞こうとした。
「加藤亮太は僕の兄なんです」
 
桜井と三枝は奈々と喫茶店に入った。
「加藤君は……たったひとりだけ、私に優しくしてくれた人でした」
と、奈々は話し始めた。
 
加藤亮太は奈々をほうっておかず、いつも気にかけていた。
「なのに…、私は……」
奈々は警察から言われ、裏切ることをしてしまったのだ。
「ごめんなさい…」
と、奈々は泣いた。
「どうしてそのときに本当のことを言ってくれなかったんですか?」
と、三枝。
「井口さんを責めるために来たんじゃないでしょう。…心中お察しします。改めて知らせてください」
 
奈々は当時、その日加藤亮太はここには来れないと言った。
「親が金持ちだからって偉そうな口聞けていいよね」
その日、奈々は主犯の小川陽一にそう言って、激昂されて、暴行を受けたのだった。
 
「今からでも証言してください」
と、三枝。
「それはできません。私には夫も子供もいるんです…」
「真犯人は、のうのうと生きている。その身代わりになって、兄は若くして死んだ…」
「死んだ…?加藤君が…?」
「自殺しました。少年院から出たあと…」
「そんな……。加藤君が自殺なんて…うそです…」
「嘘じゃない…俺が第一発見者です」
「加藤君、少年院から手紙をくれました。私のことは恨んでない。悪いには私を苦しめた人たちだ。全部忘れてやり直せばいいんだってそう書いてありました。あれは、自殺する人の言葉とは思えません…」
と、奈々は言った。
「ごめんなさい…」
奈々は立ち去った。
「待ってください!!」
三枝は叫んだ。
「自殺じゃなかった…自殺じゃなかったとしたら…?」
三枝は怒りに震えて、喫茶店を出て行った。
「三枝!!」
 
2000年。
加藤亮太が少年院を出た。
「おかえり」
母親が出迎えた。亮太はぐちゃぐちゃになった母親のアパートで食事をとっていた。
亮太のもとへ祐也が訪れる。
「すまなかった…」
「何を謝るんだよ」
「実は渡したいものがあるんだ」
祐也から紙袋を渡された。
 
 
正義
大山は小川陽一の書類を眺めていた。そこに中本がやってきた。
「一言お礼をと思ってね…」
と、中本。中本は大山時計店を訪れていたのだ。
「古いが、味があっていい店じゃないか」
「偵察ですか?ご苦労なことで」
「まだ嗅ぎまわっているらしいな。そんなことして何になる?大人になれ…大山…俺にだって正義感はある。わかるよ、お前の気持ちも。だが、俺もお前も組織の中で生きている。お前は優秀な警察官だ。親父さんだって、息子の出世を期待しているだろう?こちら側に来るチャンスをやろう。どうだ?」
「たった一回、そのたった一回が始まりなんです」
と大山は言った。
「俺は犬になるのは御免です」
そう言って出て行った。
大山の携帯が鳴り続けていた。
「加藤亮太です」
「加藤亮太くんか。どうした」
「今日少年院から出ました。実は…渡したいものがあるんです」
「なんだ?」
「事件の証拠です。真犯人の…。ほかの刑事さんは信用できません。大山さんは一人だけ僕の言うことを聞いてくれました。だから大山さんに…」
「わかった。すぐに向かう」
大山は出ていこうとするが、岩田が桜井の捜査会議の準備は大丈夫なのかと言って妨害した。
 
 
不可解な死
2018年。
城西病院にやってきた三枝は、岩田が来なかったかを訪ねた。
「資料を請求されたんですが、それを受け取りに来られずで。救急搬送された方の。加藤亮太さんです」
「これは…」
「精神安定剤と血液抗凝固剤の値が異常です。普通であれば、意識を失う量です」
 
三枝は廊下を歩いていた。すると桜井がやってくる。
「兄の血液から精神安定剤の成分が大量に検出されてました。これは自殺じゃなかった。
岩田係長が調べていたのは集団暴行じゃなく、兄の事件だったんだ…」
と、三枝。
「どうしてお兄さんが殺されなくてはならなかったの?」
「何か証拠を掴んだんだと思います」
「全ては武蔵野だった。そう岩田係長は行ったのよね?」
「この事件の指揮は中本刑事部長よ」
と桜井は言った。
「勝手に動くのは危険よ。もう二人も死んでるのよ」
すると、三枝は無線機を取り出した。
「これは、大山巡査部長が持っていた無線機!どうしてこれを?」
「桜井さん言ってましたよね?もし過去と通信できたら、あなたの大切な人を守って!
と…」
と、三枝。
「これは…」
「三枝警部補…!三枝警部補?聞こえますか」
「聞こえています。大山巡査部長」
「え?」
「加藤亮太、あなたのお兄さんですよね?彼は犯人じゃありません。心配ありません。真犯人の証拠が見つかりそうなんです」
「大山巡査部長!助けてください!!兄が自殺に見せかけて殺されてしまうんです。兄を!兄を助けてください!大山巡査部長!!」
横に居た桜井は呆気にとられた。そして、無線を振った。
「なんなのこれは!!」
 
1998年。
桜井はおぼつかない捜査会議の報告を行っていた。なかなか加藤亮太のもとへ迎えず、
大山は困っていた。
「フォローありがとうございました。先輩」
「なんだこれ」
「映画のチケットです。ぜひどなたかとごらんください」
「俺、映画は見ない」
と、大山は言った。
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亮太の死が自殺ではなかったのだと言うショッキングな真実がわかりました。そして、三枝の過去も明らかとなり、大山との絆が生まれていることもわかりました。これは過去を変えたから絆が生まれているのか、最初から絆はあったのかわかりませんが、心が暖かくなりました。
<見逃し動画>第8話
 
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第8話の公式あらすじ

大山(北村一輝)は、連続窃盗事件の押収品の中から衆議院議員・野沢義男(西岡德馬)の収賄の証拠を見つけるが、野沢の息がかかった中本(渡部篤郎)にもみ消され、怒りに震える。その頃、一連の窃盗事件のてん末を知った健人(坂口健太郎)もまた、理不尽な世の中に嫌気がさしていた。しかし、権力に屈しない大山の言葉に突き動かされ、2人は強い信頼関係で結ばれる。ところが、そんな健人と大山のやり取りを岩田(甲本雅裕)が物陰で聞いていた。姿を消したかつての部下の声を聞き、なぜか激しく動揺する岩田。数日後、岩田は健人の兄が“加藤亮太”だと知った中本から叱責を受け、健人の行動を監視するよう命じられる。
 
一方の健人は1999年の大山に、これから武蔵野市で起きる集団暴行事件の真相を教えてほしいと頼む。それは、健人の兄・亮太(神尾楓珠)が主犯として逮捕された事件だった。
健人の動きを察知した岩田は、事件の真相を調べるのは危険だと忠告する。しかし「命と引き換えにしても真実を明らかにしたい」という健人の強い覚悟を知ると、やがて“すべてを教えてやる”と健人を呼び出す。岩田が何かを知っているとにらんだ健人は急いで待ち合わせ場所へ向かうが、そこにいたのは何者かに襲われ、腹部から血を流した岩田だった。
 
1999年、東条高校では複数の男に乱暴された女子生徒・井口奈々(山田愛奈)が、周囲の好奇の目に耐えられず屋上から飛び降りる事件が発生する。健人の言葉を思い出し、自ら捜査員に名乗りを上げた大山は、早速、暴行事件の犯行現場と思われる廃屋へ。そこで、近所に住む被害者の同級生・斉藤裕也(瀬戸利樹)と出会う。話によると、裕也は優等生で事件には無関係だというが、大山はどこかその様子が気になる。そして後日、あらためて裕也に話を聞くが…。
 
その頃、岩田の襲撃現場に居合わせた健人は容疑者として捜査対象に。取調べに対し、頑なに口を閉ざす健人だったが、見かねた美咲(吉瀬美智子)が「あなたを助けたい」と声をかけると、健人は「大山巡査部長の収賄事件には裏がある」と話し始め、瀕死の岩田が告げた驚愕の事実を美咲に打ち明ける。
 
<出典>フジテレビ公式

第8話のネタバレはここをクリック
岩田の死
「係長!どうしたんですか」
三枝は血だらけで倒れている岩田に駆け寄った。
「大山の声が…聞こえたんだ…そんなはずはない…大山は生きているはずが…あの後すぐに確認に行った…ちゃんとあった…あの……裏庭に…」
「裏庭?」
「おれが…大山を殺したんだ…おれがあいつを殺した…今でも後悔している…後悔している…全ての始まりは……武蔵野…集団暴行事件……大山…大山あああ!」
岩田はそう叫んで絶命する。
「係長、係長!岩田係長!!」
三枝が呼びかけても、答えなかった。
 
 
終わりの始まり
過去。
女子高生が屋上に立った。今にも自殺しそうになっている。
「やめろ!バカなことを考えるな!!こっちに来い」
と、加藤亮太。
「来ないで!」
と、女子高生の井口奈々。
「あんなの嘘なんだろう?わかってる」
「嘘じゃない…ごめんね…」
女子高生は後ろ側に倒れていった。
「ナナ!」
と、加藤亮太は叫んだ。
 
「武蔵野市で集団暴行事件が起きたんです。10名以上暴行されていて。お前のせいだと言われて、女子高生が自殺を図ったんです」
と、桜井は大山に説明した。
「武蔵野で応援要請がきた。加害者が大勢いるので、手が必要らしい」
と、岩田。大山は手伝うと言ったが、桜井ひとりが担当することとなった。
このへんで、ワルをしょっぴいているとのことだった。
「どうせ女の方から誘ったんでしょう!?」
と、そのワルの親たちが抗議していた。
 
その頃、中本はまた野沢議員から火消しを頼まれていた。
 
大山は病院を訪れた。被害者の父親がいた。
「娘さんに話を伺いたくてきました」
と、大山。
「まだ無理だな。娘が何されたか知ってんだろ?帰れ!」
「お酒飲んでいますか?」
と大山は父親の呼気の異臭に気づく。
大山は無理に病室に入ったが、女子高生に悲鳴をあげられてしまう。
「父親だったら、犯人、憎いはずでしょう。絞め殺したくなるほどに」
と、大山は同僚に向かって父親の態度を怪しむ発言をした。
そこに加藤亮太が見舞いに訪れた。亮太はくしゃくしゃにされた大山の名刺を拾う。
 
父親は酒をあおりながら、女子高生のそばにいた。女子高生は暴行されたことを思い出して、泣いている。
 
大山は犯行現場を訪れていた。犯人につながる証拠は出てきていなかった。近くに防犯カメラもない。近くを通りかかったのは、同じ学校の祐也だった。今回の事件とは無関係だと聞いたが、大山は怪しんだ。
 
 
疑い
2018年。
岩田が亡くなった原因を三枝は聞いていた。そこへ中本が入ってくる。
「三枝…?どうしてお前が現場にいたんだ?」
「岩田係長から電話があったんです。武蔵野市集団暴行事件のことで話があるからと…あの事件について調べるのは危険だと言われました。おれが病院についた時にはもう襲われたあとで…」
「現場に怪しい人物は?」
と、中本。
「いませんでした」
「凶器は?証人は?それでも刑事か!?」
と中本は言った。
「全員で捜査にあたれ!!必ず犯人を捕まえて俺の前に連れてこい!」
と、中本は言った。
「ただし、未解決班はこの件から外れろ。容疑者の仲間を捜査に参加させるわけにはいかない」
と、中本。
「三枝がそんなことするわけないでしょう!!」
と山田は抗議する。
「無実が判明するまでは、参加させるわけにいかないんだ」
と、中本は言う。
 
岩田の通話記録にあった組員の岡本が事情聴取されていた。警察同士の揉め事に俺を巻き込むな!!と組員は言った。
「別の刑事が聞いて、あれこれ聞いてきたぞ」
「三枝か?」
と刑事。
刑事はそのことを中本に報告する。
「三枝健人が何を調べようとしていたかを突き止めて俺に報告しろ」
と、中本。
 
「なんで岩田係長のことを調べていたんだ!」
と、刑事。
「岩田係長のことを調べていたのではありません」
「じゃあ、なんだ!?」
三枝は黙秘していた。
普段通りの生活をしろと言われ、三枝は解放された。
 
「岩田係長は娘さんをひとりで育てていたそうよ。その娘さん、数日前に白血病で亡くなったんですって。それもあって、ほかの捜査員は爆発寸前よ」
と、桜井は三枝に説明した。
「俺は、殺していません」
「そんなことわかってる。私はあなたを助けたいのよ。何をひとりで考え込んでいるの?」
「大山巡査部長は、収賄事件に関与していません。その事件は仕組まれているものです」
「誰に?」
「岩田係長です。俺には桜井さんしかいないんです!!」
「その証拠は?」
「岩田係長は、手伝うしかなかった。死ぬ間際に岩田係長は言ってました。大山巡査部長を殺したと。
「どうして??どうして係長がそんなことを。理由は…」
「武蔵野です。全てが始まったのは武蔵野だったと言っていました。口封じで殺されたんです」
桜井は背を向けて泣いた。
 
1998年。
大山は祐也を取り調べをしていた。
「君と同じ学校の女子生徒が襲われた事件知っているよね?暴行の現場が君の家の近くの
廃屋だという噂があるんだ。何か知らないかな?」
と、大山。
「またこの男がでしゃばってるのか」
と、中本。
「この事件に積極的です」
 
 
風よけの陰謀
「どんなことでもいいんだ。井口奈々さんと話したことは?何かあるんだね?」
「事件と関係あることじゃなくて……」
祐也は話し始めた。
祐也のもとへ来たのは加藤亮太と井口奈々だった。週一で奈々に勉強を教えるために
家を貸してほしいと言った。亮太は奈々に勉強を教え始めた。
「祐也、帰るぞ。この子は未成年だぞ。許可した覚えはない!」
取調室に入ったのは祐也の父親だった。
「風よけだ」
と、中本。「ことを穏便にすませるには、風よけが必要だ。さっきの生徒がヒントを与えてくれた。生贄だ。そういう生徒がひとりいればいい」
「それは真相を隠すために生贄を用意するということですか?」
「そうだ」
「管理官…、真犯人をご存知なんですか?」
「おれが何のために本庁から来たと思う?そのくらい察しろ。岩田、娘さんのことは全て
俺に任せろ。わかったな?」
「わかりました…」
と、岩田は小さい声で言った。
 
三枝は自分の足で調べたデータを、自宅に招いて桜井に見せた。
「しつこく調べて…おかげで嫌われ者になりました。検察側の資料はもっとお粗末でした」
と、三枝。
「調べたい気持ちはわかるけど、今は我慢して」
「鬱陶しいですか?」
「あなたは今容疑者なの。下手に動くべきじゃない」
「うちの兄が関わった事件なんです…」
「お兄さん?!どういうこと??」
と、桜井。
 
 
カネとコネ
1998年。
加藤亮太は突然警察に連れて行かれた。それを見ていたのは、三枝だった。
「心配するな。すぐ帰ってくるよ」
と、亮太は力なく微笑んだ。
 
「あの頃の俺はまだ子供で、なんで兄が捕まったのかわからなかった。兄が逮捕されたあと、親戚に俺を預ける決心をして、苗字も旧姓に変えた。兄が少年院から出たと聞いて、うちに帰った。なぜ兄が自殺をしなくてはならなかったのか、その時の俺には何もわからなかった。けど、高校生の時に、やっと隠された真実があることを知ったんです」
と、三枝は語った。
 
高校生になった三枝は、井口奈々を暴行した関係者を見つけていた。
「加藤亮太をはめてやったと自慢していたんだよな?」
三枝は真犯人を殴ろうとして、返り討ちにあった。
「だれだ!?誰に言われて兄貴を陥れた…」
「知ってどうする?」
「おれが必ず見つけ出して復讐する」
「なんで亮太だったかわかるか?カネもコネもなかったからだよ」
そう言われて、三枝は血まみれになった。
 
「誰かを守るために兄貴は生贄に選ばれたんだ…。カネもコネもなかったからな。
誰が指示したのか、俺は必ず真相を暴きます」
と、桜井に説明をした。
「つらかったのね…」
と、桜井。
 
大山はその頃、加藤亮太にそそのかされたのだとずっと全員が嘘の供述をするのを聞いていた。
「みんな口を揃えて君にそそのかされたといってる」
と、刑事。
「俺はやってません」
と、加藤亮太は言った。
そのとき、大山は加藤亮太の旧姓が三枝だと気づいた。大山だけが加藤亮太の犯罪を疑っていた。
 
 
濡れ衣
「管理官!」
と、大山は廊下で中本を見つけた。
「なぜ、ここにいるんですか?」
「捜査状況の確認ですか?」
「何が言いたい」
「今日になって一斉に、加藤亮太がやったと言っています。証言した息子の父親は皆、小川都市開発で働いています。この武蔵野市で一番の大手企業です。管理官どういうことですか?」
「ちょっと来い…」
大山は中本に呼ばれて部屋に通された。そこには井口奈々がいた。
「あとは君が事実を話してくれればいいんだ…」
と岩田が取り調べていた。
「隠さずにあったことを全部話してくれ…主犯は加藤亮太で間違いないね?
みんなそう言っている…どうだ…」
「そうです…」
と井口奈々も証言した。
「そうです、加藤君が、やったんです…」
大山はたまらなくなって、部屋に入ってきた。
「井口さんよく考えてくれ!!彼の人生がかかってるんだよ。
ほかに真犯人がいるんだろう?本当のことを言ってくれ!!」
「加藤君が犯人です…」
大山は奈々の顔を覗き込んだ。
「あの人が最初に私にひどいことをして…それでみんなも…嗅ぎつけて…」
奈々は泣いた。
大山は失意の中で取調室を出た。
「いくら使ったんですか?」
「何?」
「井口奈々の父親も金で動かしたんですか?」
「いずれにせよ、彼女の人生はめちゃくちゃで、それを立て直すにはお前の大嫌いな金が必要なんだ」
「主犯はだれですか??そんなに庇わなきゃいけないほど、権力者の息子なんですか!?」
「主犯は加藤亮太だ」
と、中本は微笑んだ。
 
 
悲しい現実
「係長殺しの捜査進んでいないみたいだな…」
と、山田が言った。
「このままやと、ホンマに三枝が犯人にされてしまうで。なんとかせんと」
と、山田。
「俺を犯人に仕立てたい何かがあるようですね」
と三枝。
 
組員の岡本が嘘の証言をしていることを洗い直すことがありそうだと桜井は言った。桜井の指示で、三枝は部屋でおとなしくしているようにと桜井に指示された。しかし、三枝は外に出て、岡本の動向を調べていた。
桜井は捜査を進めていた。
「岩田係長を殺したのは岡本かもしれません。思い出したんです。俺は現場を
去っていく岡本の車を見ました」
「本当なの?」
桜井は三枝と会う。
「なぜ、岡本が係長を?」
「誰か指示したはずです。証拠を別のところに隠しているはずです。見つからないところに」
と、三枝。
 
岩田は御殿場に向かっている記録があったと山田から連絡が入る。そこには岡本の
母親名義の別荘があった。
桜井と三枝は別荘に向かった。
「最近きた形跡はありませんね…」
「何か手がかりがあるかもしれない。手分けして探しましょう」
探したが、とくに手がかりがなかった。
「どうかした?」
「岩田係長はどうしてここに来たんでしょうか…」
裏庭という言葉に引っかかりを感じて、三枝は裏庭を調べることにした。
「ずっと使っていなかったこの別荘をどうして売らなかったのでしょうか」
三枝はスコップで庭を掘り起こし始めた。
桜井は電気で照らしていた。そのスコップが何かを捉えた。
それは骨だった。三枝と桜井は手で掘り続けた。そしてそこから出てきたのは、
大山の警察手帳だった。三枝は泣きながら、その警察手帳を桜井に渡した。
「先輩…」
桜井は泣いた。
第8話の感想はここをクリック
三枝が岩田を殺した犯人にされそうになったり、三枝の兄が濡れ衣を着せられていたことが明らかとなる8話でした。ラストシーンは衝撃でした。大山さんには生きていて欲しかったです。
<見逃し動画>第7話
 
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第7話の公式あらすじ

1998年に連続窃盗事件の犯人として逮捕された工藤雅之(平田満)が出所。その直後、大学の研究員・矢部香織(野崎萌香)を誘拐する。やがて、工藤は香織の父・英介(小須田康人)に恨みを抱いていることが判明。大山(北村一輝)によると、20年前、工藤が警察に連行された直後、娘の和美(吉川愛)はバス事故に遭ったという。そのバスには矢部親子も乗り合わせていて、英介は和美より先に香織を助けるよう懇願。その結果、和美は爆発に巻き込まれて命を落としたのだ。その様子を警察署で目の当たりにした工藤は絶望し、刑に服すかたわら復しゅうを決意。矢部を自分と同じ目にあわせようと考えていた。
 
健人(坂口健太郎)から工藤の計画を聞いた美咲(吉瀬美智子)は、すぐさま20年前の事故現場へ。そこで、香織を監禁していると思われる冷凍車を発見するが、それは矢部の殺害をもくろむ工藤のわな。冷凍車は炎に包まれ、燃え跡からは美咲の遺体が見つかる。
 
美咲の死に大きなショックを受けた健人は、真犯人を捕まえて未来を変えることを思いつく。その頃、1998年の大山は、連続窃盗事件で工藤を犯人だと証言した被害者宅の息子・白石智弘(白石隼也)の自作自演ではないかと疑っていた。窃盗事件の全容を見直した健人もまた同じ考えで、2人は再び協力して真犯人逮捕へと動き出す。
 
智弘が隠した盗品を探していた大山は、3件の被害者宅の息子が、いずれも同じヨットクラブに所属していたという健人の言葉を思い出し、智弘が所有するクルーザーを捜索。すると、思いがけないものが見つかり、大山はすぐに逮捕状を請求しようとする。しかし、智弘の父親は経済界でも名をはせる権力者であることから、岩田(甲本雅裕)は大山の願いを聞き入れようとしない。一方、工藤と智弘の接点を探していた健人もまた、ある事実を見つけ出し…。
 
<出典>フジテレビ公式

第7話のネタバレはここをクリック
工藤の証言
三枝は工藤に事情を聞いていた。
「工藤雅之さん、あなたは復讐する相手を間違えた。矢部さんも被害者のひとりです」
と、三枝。
「あいつが自分の娘を優先させたから、うちの和美が…」
と、工藤は苦々しく言う。
「あなたも同じ立場だったら同じことをしたんじゃないですか?しかもあなたは、桜井さんを殺してしまった…。あの人は警察で唯一理解できる人だった!」
と、三枝は抗議した。
「バカを言うな!!俺のことを理解できる人間なんてひとりもいない!!」
「真犯人を捕まえなくていいんですか?」
三枝は工藤を説き伏せようとした。
「今からでも遅くない!罪を償わせるべきだ」
そう三枝は言った。
「工藤さん!お願いします。どうしてもあなたの協力が必要なんです」
三枝は頭を下げた。「力を貸してください」
 
「20年前のことなんて、思い出せるのか…」
と、工藤は協力の姿勢を示す。
「一緒に思い出していきましょう。1998年。長野オリンピックが開催された年です。
工藤さんはどういうお仕事を?」
「配達の仕事を…」
工藤は城ケ丘地区の担当をしていなかったと語った。三枝は工藤とともに当時の記憶を洗っていく。
 
 
決定的な証拠
1998年。
大山は単独捜査を続けていた。
ヨットというキーワードをもとに、白石のクルーザーを調べようとした。白石のクルーザーを調べた大山は、謎のガラス瓶を見つけて、それを鑑識にかけた。それはコカインだった。
「白石が所有するクルーザーの中でコカインを見つけました。いつも女を連れ込みバカ騒ぎをしていたようです。令状をお願いします」
と、大山は岩田に言った。
「白石の指紋は出たのか?」
「いいえ」
「相手は白石重工の息子だ。決定的な証拠がなければ、逮捕はできない」
と、岩田は言い切った。
 
2018年。
「ゴールデンウィーク……あれはあの年だったか。同僚が家族旅行したいからって、担当地区を引き受けてくれって。あれは城ケ丘地区だったかもしれない」
「どんな家だったか覚えていますか?」
「そうだ、すごい門構えの家で、そこの息子ともめた…」
と、工藤は思い出す。もめたときに、工藤は白石家の郵便受けに手をかけて指紋を残してしまった。
 
「工藤と白石の接点が見つかりました」
と、三枝は大山に無線で説明を始めた。
 
「おい、邪魔だよ!すぐに動かせ!!」
と、白石はそのときに工藤を突き飛ばした。
 
「だから工藤の指紋が郵便受けから出たんです」
と、三枝は説明した。その説明を聞いた大山は激昂した。
「金と権力さえあれば、何でも許される世界!20年も経てば、変わりましたよね?」
「変えればいいんです。盗品を見つけ出して、白石智弘を逮捕してください」
と、三枝は大山に呼びかけた。
「三枝警部補。たしか、青色の車って言っていましたよね?」
「はい」
「捕まえられるかも……絶対に逮捕してみせます!!」
大山は宣言した。
 
 
青色の車
大山は、再び白石智弘の家を訪ね、白石智弘の車について、使用人に話を聴いていた。そこへ智弘が現れたので、大山は足早に立ち去った。使用人が青色の車を海沿いの倉庫に隠そうとしていたところ、大山に見つかってしまう。
「やっぱりあるんじゃないですか。智弘さんの青い車。処分しろとでも言われたんですか?」
と、大山。中を調べていくと、その中には不審なカバンがあり、その中には盗品が詰まっていた。大山はその青い車に乗って、警察に戻ってくる。
「白石智弘の車です」
と、岩田に説明をした。使用人も連れてきていた。
「よし!!」
と、岩田は言った。白石智弘が家に帰ってくると、捜査令状を持った大山たちに囲まれた。
「今、友達のところにも刑事が向かってる。使用人も話したぞ。お前はもう終わりだ…」と大山は言った。
 
白石智弘が逮捕されたニュースを見て、中本は苦い顔をした。
 
 
未来が変わった
2018年。
三枝は過去が変わったことに気づいた。被疑者の名前が、工藤から白石に変わっていた。
翌朝、警察に向かうと、そこには桜井の姿があった。
「私の席で何やってるの?」
と、桜井。
「身体は大丈夫なんですか?」
「風邪で休むのがそんなに珍しい??」
「ヤベカオリの、誘拐事件のこと……」
「誘拐?何年前の誘拐事件?」
「でも、あんまり無理しないでください」
「わたしが休んでる間に何かあった??」
と、桜井は不思議そうに三枝を見た。
「快気祝いしましょう!みんなで食事でも!!」
と、三枝は珍しく言った。
 
 
賄賂
1998年。
大山は盗品の中から、フロッピーが見つかり、中身を確認した。
「これは……」
中には野沢議員の不正の証拠のデータが入っていた。
「野沢義男…」
大山はそのフロッピーを自分の引き出しに入れて鍵をしめた。
 
その夜。中本は野沢が焼肉を食べているところを訪れる。白石重工がなくてはならない企業であることを、中本に話し始めた。
 
桜井の快気祝い。
どの未解決事件を捜査したいかという話の中で、白石重工のボンボンが不起訴になった事件を山田が持ち出す。
「白石重工?」
と、三枝。
「あれが不起訴になったのは納得いきませんよね」
と口々に話す山田たちに、三枝はぎょっとした。
 
 
不公平な世の中
1998年。
「どういうことですか!?白石が不起訴って」
と、大山。
「被害届が取り下げられたんだ…」
と岩田はうんざりした顔をした。
 
「どうしてだよ、どうして矢部を殺した!?」
さらに、工藤が矢部を殺していたのだった。大山は工藤に詰め寄る。
「何も変わらない……」
と言って工藤は泣いた。
「世の中、不公平だよな…。本物の悪党のほうは、簡単に野放しにされて…、俺が絶対に許さない…」
と、大山は言った。
そして、引き出しにしまったはずのフロッピーが消えていた。大山は大慌てでフロッピーを探した。
「フロッピーだったら、班長の仲間が持っていったぞ」
と、同僚がうんざりした顔で大山に教えた。
 
中本のもとに大山が訪れた。大山を中本は会議室に呼んだ。
「どういうことですか?人の机を勝手に開けて、持っていくなんて」
と、大山。
「あれは押収品だろう?そもそも押収品を自分の引き出しに入れておくのが間違いだ」
「どうしてその情報を?リストには載っていなかったはずです。管理官はフロッピーのことをご存知だったんですか?あんただったのか?白石智弘が不起訴処分になって甘いと思った。賄賂の裏帳簿が警察の手に渡った。慌てた野沢があんたを使って取替えさせた。そうなんだろう?」
と、大山は中本に詰め寄った。
「そんなフロッピーがあったなんてどこに記録がある?いいか、もう一度言う。
忘れろ…」
「あんたと野沢の癒着の証拠、必ず突き止めてやる…。俺は諦めないぞ」
中本は大山の方を叩くと、出て行った。大山は悔しがった。
 
「工藤ですか?収監中に病気で亡くなりましたよ…」
と、三枝は看守から聞き、驚いた。たとえ、過去が変わっても、世の中の不公平さは変わらないのか、と三枝は思った。
 
 
大山と桜井
三枝と大山は無線で交信する。
「白石智弘は逮捕しました。ですが…不起訴処分になってしまいました…すみません」
と、大山は三枝に報告をした。
「大山巡査部長…、俺たちのやっていることに意味があるんでしょうか。この無線も、混乱を招くだけなんじゃないでしょうか」
「そんなことはありません。金持ちでも権力者でも方を犯したら、罪を償わせるべきなんです。それができるのは、我々警察官だけです。世の中を変えるのは、容易ではありません。でもこの無線があれば可能性があるし、何もしないで後悔するよりやって後悔したほうがましです」
と、大山。
「同じことを言った人がいます…。桜井といううちの班長です。彼女は、自分の身を危険にさらしても、被疑者のもとに動じないで飛び込んでいく。一度だけではなく二度も、彼女は諦めなかった」
「桜井って、桜井美咲ですか?」
と、大山。
「ご存知なんですか??」
「あいつが班長…。後輩なんです!おれが教育係なんです。あいつ、ちゃんとやってますか?」
「はい。人の痛みがわかる立派な班長です」
「あいつ、根性だけはあるからなぁ…」
「大山巡査部長は気にならないんですか?2018年のあなたが何をしているか…」
「俺は占いなんて信じないんで、自分の未来がどうなるかなんて知る必要はないです。もし2018年のおれがなんかバカなことやってたらぶん殴ってください」
そこで無線は切れた。
その無線を、遠くから岩田が聞いていた。岩田は驚きを隠せない。
 
三枝は肩に手術痕がある白骨遺体を調べていた。それを見た桜井が三枝を呼び出す。
 
「大山巡査部長は、命令を無視してよく単独行動を取っていたわ。武蔵野市で起きた集団暴行事件を捜査にも…」
と、桜井。
「その事件…大山巡査部長が捜査に加わっていたんですか?」
「応援で入っていたのよ。でも大山先輩が賄賂をもらっていたなんて絶対にありえない!私は何か別のことが原因だったと思うわ…。これで知りたいことわかった?!じゃあ答えて!あなた、どうしてそんなに大山さんに執着しているの?」
「俺自身が疑っているこの状況の中で、あなたが信じるわけがない…」
そう三枝は言って、踵を返した。
 
 
岩田の秘密
岩田はとある人物を看取っていた。それは自分の娘だった。そこに電話が入る。
「今からですか?……いや、あの…」
 
中本のもとに岩田がやってくる。電話で呼び出されたのだ。
「これはどういうことだ!三枝健人は、加藤亮太の実の弟じゃないか!!」
と、中本は岩田に叫び、履歴書を岩田に叩きつけた。
「お前は何をやっていた!?三枝健人の行動を徹底的に監視しろ!なんだ、この事件の真相がバレて一番困るのは、岩田。お前だろう。……どうした」
「娘が、亡くなりました」
と、岩田は力なく言った。
「そうか…死んだか。もう治療費は必要なくなるということか」
「終わりにしましょう」
「俺からの援助が必要なくなったから、もう従わないということか」
「従いません」
「岩田!!そんなことが許されると思うのか!?」
「終わりにします」
岩田は出て行った。
 
大山と三枝は交信する。
「大山巡査部長。三枝です」
「1999年5月です」
「近いうちにあなたは武蔵野市で起こる連続暴行事件の捜査に加わることになります。
その事件の真相を教えてもらえませんか。兄が関わっているんです」
「兄?」
 
岩田は三枝に電話をして、集団暴行事件について話し始める。真実を知れば、兄と同じ目に遭うと。
「明らかにしてみせます」
「そこまで覚悟ができているんだったら、城西病院に来い」
「岩田係長はどこまで知っているんですか?」
「全てだ。続きは会った時に。その前にやらなければいけないことがある!」
岩田は城西病院に入っていった。
 
三枝が夜になって病院の方面を訪れると、そこに岩田がいて、撃たれていた。
第7話の感想はここをクリック
いろんなことが同時に起きる7話でした。まず、過去を変えても工藤が矢部を殺してしまうことが変わらなかったのは残念でした。桜井さんが生きている未来になることができたのは良かったなと思います。また、岩田が何かを知っていそうだったので、それが気になりました。衝撃のラストに驚きです。もうすぐクライマックスなので、さらにハラハラが止まりません!
<見逃し動画>第6話
 
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第6話の公式あらすじ

1998年、高級住宅地で連続窃盗事件が発生。捜査に行き詰まった大山(北村一輝)から無線で助けを求められた健人(坂口健太郎)は、過去を変えることは危険だと感じつつも、プロファイラーとして事件解決の糸口を伝える。すると翌日、事件ファイルから捜査に関する記録が消滅。事件発生から20年経っても未解決だったはずの事件は、1998年に犯人逮捕で幕引きを迎えていた。
 
逮捕されたのは元窃盗犯の工藤雅之(平田満)。被害者による目撃証言に加え、健人の言葉通り被害者宅の郵便受けを調べたところ、指紋が検出されたらしい。しかし過去の捜査資料によれば、工藤は現場に指紋ひとつ残さない慎重なタイプ。さらに、工藤が逮捕後も犯行を否認し続けたことから、健人はこの一件が誤認逮捕で、自分の言葉が無実の罪を生んだのではないかと動揺する。
 
その矢先、刑期を終えて出所したばかりの工藤が誘拐事件を起こす。被害者は矢部香織(野崎萌香)という大学の研究員で、両親と暮らす自宅で拉致された後、行方が分からなくなっていた。捜査本部は金銭目当ての誘拐だと断定するが、現場に多くの証拠が残されていることに違和感を覚えた健人は、犯行の動機が怨恨(えんこん)ではないかと推理。その理由を確かめるため無線機を手に取るが、無線から聞こえてきたのは「工藤は犯人じゃありませんでした」という悲痛な声。そして大山は、健人がもっとも恐れていた事態について話し始めて…。
 
一方、矢部家には香織本人から電話がかかってくる。おかげで監禁場所は特定できたものの、美咲(吉瀬美智子)はなぜ香織が電話できたのか、ふに落ちない。するとそこへ健人から連絡が入る。実は、工藤が連続窃盗犯の容疑者として連行された直後、工藤の娘は事故で焼死。その際、香織とその父・英介(小須田康人)との間にある接点が生まれたという。
 
そしてそれこそが、工藤が香織を誘拐した本当の理由だった――!
 
<出典>フジテレビ公式

第6話のネタバレはここをクリック
未解決なままのほうが…
工藤は犯人ではなく、未解決のままでよかったのだと大山は三枝に言った。
「俺が余計なことをしたせいで…」
と、大山。
 
1998年。男が逃げていくのを見たと証言した。それが工藤の写真を指差していた白石智弘だった。
「大山さん、郵便受けの指紋出ました!」
それは工藤の指紋だった。
大山は工藤を捕まえる。
「被害者がお前の顔を見たと言ってるよ!指紋も出たよ!」
と、大山は怒鳴る。
「信じてくれ!和美が泣くようなことを俺はやってない!」
と、工藤。
「やってないんだ!」
「いいから来い!!」
「おじさん!おじさん!!」
と、大山に和美は訴えた。
「お父さんは、絶対やってない!!」
と和美は大山に言った。和美は大山を睨みつけている。
工藤は、和美に「ちょっと行ってくるから」と言って、大山の指示に従った。和美には叔母さんの家に行くようにと言った。
「叔母さんによろしくな…」
工藤は和美をバスに乗せた。
大山は工藤を警察車両に乗せて、走った。
和美はバスに乗っている間中、泣いていた。
 
2018年。
「バスに乗っていて、事故に巻き込まれたんです」
と、ヤベが桜井に説明をしていた。そのとき、電話が鳴る。
「もしもし…」
「おとうさん…わたし…」
「カオリ!!聞こえているか、今どこだ?返事してくれ」
「わたし、一人よ…とっても寒いの……」
「カオリさん、警視庁の櫻井です。今どこですか?見えるものを
教えてください」
「倉庫みたいなところです…。寒くて…」
「倉庫?広いところですか」
「車の荷台みたいな…」
「窓はありますか」
「窓はありません…。何も見えなくて…とても寒いです」
「冷凍車よ!!!冷凍車を探して!」
と桜井は叫んだ。
「工藤は慎重な性格よ…。どうしてカオリさんから携帯を取り上げなかった
の」
と桜井は疑問に思った。そこに三枝から電話がかかる。
「工藤の目的がわかりました。工藤の娘とカオリさんは同じバス事故に遭っています。工藤はヤベさんを恨んでいるんです!」
と三枝から電話があった。
 
 
バスの事故
1998年。
バスと並走する大山の車両。工藤はバスをジッと見つめていた。大山は警察に到着すると、工藤を車から引きずり出して警察へ連れ出した。騒がしい様子だった。
「なんかあったの?」
「さっき大きな交通事故があって」
それは和美が乗っているバスだった。
「おい!工藤!!」
と、大山は工藤をテレビの前に連れ出した。
「和美!!和美!」
工藤は暴れた。
「おい!!早く助けてくれよ!!」
そのときに先に助けられたのが、ヤベカオリだったのだ。そして、バスは大きく爆発してしまう。
「和美ー!!!」
と、工藤は叫んだ。
 
「工藤は、和美が死んだのは、ヤベさんのせいだと思っています。カオリさんの父親に自分が助けられなかった自分と同じ目に合わせるためです。復讐です。おそらくバス事故の現場付近!」
三枝はそう桜井に言った。桜井の近くからヤベが消えていた。
 
 
復讐
1998年。
「工藤はシロだったんだろ!?郵便受けから指紋は見つかった。でもアリバイはあったんだろ!?え?」
「事件が発生した時刻に、工藤を見た人物がいました」
「じゃあなんでその証言信じなかったんだよ!!!」
と大山は同僚に掴みかかった。
「上からの指示だったんですよ!!」
「係長が?」
「もっと上だ。事件を早く幕引きしたかった。犯人は誰でもよかったんだろ」
 
「お前のせいだ!!お前のせいで和美が死んだんだ!!!」
と、工藤は送検するときに大山に掴みかかった。
 
「俺のせいだ、なんとかしないと」
三枝はそう言って、車を急がせた。
 
工藤の前にヤベが現れた。ヤベは工藤からメールを受け取っていた。
「今どんな気分だ」
「なんでこんなことをするんだ」
「お前も昔、ここで同じことをしただろう」
「俺と同じ思いをさせてやる。娘の死ぬところを目の前で見せてやる」
「お願いだ、助けてくれ。わたしが悪かった。娘の命だけは助けてください」
「そんなことをしている場合じゃないだろう!早く助けに行けよ!」
工藤の眼前には冷凍トラックが止まっている。ヤベは走り出した。
 
三枝は車を走らせていると、工藤を見つけた。桜井もまた、車を走らせて、冷凍トラックを探していた。三枝は工藤に走り寄った。
「カオリさんは、どこだ?」
三枝はトラックを見やった。
「見つかった?」
「工藤は確保しました。事故現場の南側に冷凍車が止まっています」
三枝は桜井に言った。ヤベはトラックを開けようと必死にこじ開けようとした。
 
警察は冷凍トラックをほうぼうで確認していた。桜井の車が冷凍トラックに近づいた。
「短すぎる。俺の20年に比べたらあっというまだ」
と、三枝に言った。
「娘が事故で焼死。電気技術の資格。冷凍車に監禁。なぜ電気技術を学んだ?何のためだ?」
冷凍車にはガスが使用されている、と三枝は感づいた。三枝は走った。
「入るなー!!だめだ!!!」
と、三枝は桜井に向かって叫んだ。
 
別の警察官が見つけたのは、冷凍車の中のカオリだった。
 
 
桜井の死
「桜井さん!!入るな!!」
三枝が叫ぶと、桜井はトラックの爆発に巻き込まれてしまった。三枝やヤベも爆風で吹っ飛んだ。三枝が意識を取り戻すと、床に敷かれたブランケットに倒れていた。トラックは炎に包まれている。三枝は起き上がると、トラックに駆け寄ろうとした。
「桜井さん!!」
と叫んだ。そこにストレッチャーがきて、そこには黒くなった桜井の手がだらりと出ていた。
 
「昨日まで一緒に働いていた同僚の机ですよ」
三枝は岩田に楯突いた。
「お前は近くにいたそうだな」
岩田は三枝の胸ぐらをつかんだ。岩田の手が震えていた。
「未解決班はそのうちに解散だ。しばらく耐えてくれ」
と岩田は言った。山田は泣いていた。
 
 
未来を変えろ!
工藤が逮捕された理由は、郵便受けの指紋と智弘の証言。事件には糸口があるはずだ。真犯人を捕まえれば未来は変えられる、と三枝は思った。
 
大山はその頃、独自に調べていた。白石の家の周辺は庭にも簡単に侵入できず、監視カメラも多い地域だった。被害者の息子3人は年齢が近いが、学校はバラバラだった。しかし、ヨットという共通点があった。
 
大山は智弘を訪ねた。
「全然電話に出られないので、直接きました」
「どういうことです?犯人は逮捕されたんでしょう」
「単刀直入に聞きます。あの夜、犯人を見たんですよね?窓からにげて東のほうへ逃げたんですね?」
「そうだって言ってるでしょう?」
「それはおかしいですね、あんなに捜査員がいたのに。あなた前に西のほうに逃げたって言ったんですよ」
「ふざけるな」
智弘は言った。
 
「なぜ白石智弘に会いにいったんだ」
と岩田は大山に詰め寄った。
「白石智弘は嘘をついている!自作自演の可能性があります」
「智弘は白石重工の社長の息子だ。これ以上調べるな!人間にはレベルがあるんだ、悲しいが。白石の言葉は証言で、工藤の言葉は
戯言なんだよ。わかれ」
と、岩田は言った。
「まったく、素晴らしい世の中だよ!これが警察かよ!!」
と大山はブチギレた。
 
すると、そこにトランシーバーがつながる。
「三枝警部補。工藤、どうなりましたか?」
「工藤は、殺人を犯しました。捜査員がひとり犠牲になりました」
「捜査員?」
「容疑者は特定できました。証拠はありません」
「白石智弘ですか?三件の家の息子は学校はばらばらで一見接点はありません。しかし三人はヨットクラブのメンバーでした。工藤逮捕の証拠は、郵便受けの指紋と、白石の証言。白石は工藤を知っていたはず」
「工藤を?工藤と白石には接点が?」
「その接点がわかれば、真相がわかるかもしれません」
と、三枝。
「犯人はまだ盗んだものをどこかに隠しているはずです。それが決定的な証拠になります」
と、三枝は言い放った。
「わかりました。必ず探し出します。三枝警部補は必ず、工藤から何か聞き出してきてください」
「必ず…この事件の解決を…」
そこで無線は切れた。
 
三枝は、取調室で工藤と対峙した。
第6話の感想はここをクリック
桜井が死んでしまうという衝撃的な展開でした。過去を変えれば桜井は必ず生き返るはず。そうなる未来を期待したいと思いました。また、和美もまた悲しいことになってしまい、過去を変えるのが良いことなのかどうかわからなくなります。
<見逃し動画>第5話
 
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第5話の公式あらすじ

過去とつながる不思議な無線を通じて、大山(北村一輝)と事件の捜査をともにした健人(坂口健太郎)は、現在の大山を探し出そうと、かつて同僚だった岩田(甲本雅裕)に話を聞くことに。すると、大山が18年前に失踪し、その後、収賄で懲戒免職になったことが分かる。にわかには信じられず、健人は当時大山に金を渡した男を訪ねるが、そこで見たのは両者の間で金銭の授受があったという確かな証拠。健人は少なからずショックを受けるが、一方で、大山が消息を絶った日付が2度目に無線のつながった日、無線の先で銃声が響いた日であることが気にかかる。警視庁では、そんな健人の動向をある人物が注意深く監視していた――。
 
その頃、1998年の大山は、高級住宅地で起きた連続窃盗事件を追っていた。犯人は同じ地区で1カ月の間に3件、いずれも厳重なセキュリティーを破って被害者宅に侵入し、金品を盗んで逃走。警察は、窃盗の前歴者による犯行も視野に入れ、犯人の特定を急ぐ。前歴者リストには、かつて大山が逮捕した元窃盗犯・工藤雅之(平田満)の名前もあった。工藤は娘の和美(吉川愛)のために、今は真面目に働いていて、和美もまた父を信じてほしいと、大山に懇願するが……。
 
捜査に行き詰った大山が頭を抱えていると、再び2018年の健人と無線がつながる。この事件が20年後も未解決だと知った大山は犯人の情報を教えてほしいと頼むが、「過去を変えるのは危険だ」とそれを拒否する健人。それでも大山は食い下がり、せめて次の犯行日を教えてほしいと頼み込み……。
 
<出典>フジテレビ公式

第5話のネタバレはここをクリック
大山を探す人々
三枝は、岩田が城西署にいたことを知り、大山の所在を確認するが、岩田は答えなかった。
「何のために探してる?大山だ」
「個人的な興味で」
大山は暴力団から多額の賄賂を受け取っていて、免職になったと知らされた。
桜井は大山の実家である大山時計店を訪れていた。
 
1998年。
桜井は城西署に配属になっていた。
「大山!お前に彼女の教育係を頼む」
と、岩田は大山に指示をした。大山は桜井の指導を始めた。
「この半人前!」
桜井が泣きじゃくっていると、大山が飲み物を持って励ましにきた。
「遺体見るの初めてか?いちばんつらいのは遺族だ」
と、大山は言った。
「だからこそ俺たちは犯人を捕まえて罪を償わせる。これからつらいこといっぱいあるだろう。そういうときは我慢しないで思い切り泣けばいい。俺だってそうだよ」
と、大山は桜井に言った。
桜井は大山に缶コーヒーを渡した。すると机の上にトランシーバーがあった。
「それ、大山さんのお守りがわりなんですよ」
と同僚に言われて、桜井はその無線にシールを張った。
大山時計店を訪れ、桜井は「絶対に大山さんは収賄なんてしていません」と言った。
「そう言ってくれるのはあんただけだよ…」
と大山時計店の店主は言った。
 
「古くなった。あんたがつけてもう18年か…」
と、時計の修理をし終わった現代の店主は言った。
 
三枝は大山の収賄に関わっていたという飲食店の店主のもとを訪れていた。
「すぐ帰りますよ。詳しく話してくれたら…」
「あいつは金の亡者ですよ。キャバクラの違法営業をネタにゆすってきたんです。300万くらい」
「大山巡査部長が?」
と、三枝は信じられない顔をする。
「もういいでしょう?」
 
中本刑事部長と岩田に三枝が来たことは報告されていた。
「なんであいつが大山のことを嗅ぎまわっているんだ?三枝と大山はどういう関係なんだ」
と、中本刑事部長。
「大山の失踪は2000年で、大山との接点はありません」
と岩田は言った。
 
「お前はまだ大山を探しているのか?」
「どうしてですか?」
「もうひとり。大山のことを探している人間がいる。三枝だ」
「どうして、三枝が?」
「部下のことを把握していないようだな。部下の行動はしっかり管理しろ…」
と、岩田は桜井に言った。
 
大山の収賄の証拠は完璧に揃っていた。汚職、失踪、完璧すぎる証拠。この違和感はなんだ、と三枝は怪しんでいた。この収賄も失踪も、誰かが仕組んだとしたら?警察内部の人間が関わっていると睨む三枝。誰が何のために?2000年4月15日。この日に何があったのか。なぜ谷原記念病院にいたのか。なぜこの無線はつながるのか。なぜ、なぜ、なぜ、と三枝は自問自答した。
 
三枝の回想。
兄の亮太と待ち合わせている幼少の三枝。
「お兄ちゃん、人はなぜ眠くなるの?」
「一日中働いた体に脳が休めって言ってるんだ」
「人はなぜ働くの?」
「暮らしていくためだろう。お母さんを少しでも楽にさせたいんだ」
「ほかの家は家族で出かけているのに、なぜうちではできないんだ」
「健人は将来きっと頭がいい大人になるな。なんでなんでって聞くだろう?」
と亮太は言った。
三枝は居眠りしていた。
無線は今日はつながらなかった。
 
 
城ヶ丘連続窃盗事件
1998年5月。
大山は張り込みをしていたが、犯人がいると無線を受けて、確保に奔走する。帰宅したところ自宅に侵入したものがいたと通報が入ったのだった。張り込みが8人いたのに誰も犯人の姿を見ていなかった。
「知ってのとおりこの地区は、政治家や財界人の家も多い。これ以上の犯行を許すなときつく上からも言われている。わかったな?」
と岩田が檄を飛ばした。
 
「いい車だな」
と、大山は車を洗車している男、工藤に声をかけた。大山と工藤は、過去の工藤が起こした事件をきっかけに顔見知りの関係だった。
「よく金があるな」
と、大山。
 
「借金だよ。頑張って返さないとな」
「ところで、夕べどこにいたんだ?」
「俺じゃないよ」
と、工藤は言う。
 
「お前、4年前も俺じゃないっていっただろうが」
「昨夜は、赤堤あたりを配達していたんだ」
と工藤は言った。そこへ娘の和美が帰ってきた。
大山は工藤と和美と夕飯を一緒にとることになった。わきあいあいと夕飯を囲む。
「城ケ丘の連続窃盗事件だけど…」
と、和美。
 
「犯人は素人ね。あんなに近所で何件も狙わないわ」
「知ったような口をきくな!子供が窃盗に詳しくなってどうするんだ!!」
と、大山はツッコミを入れた。
帰り道。
「おじさん」
「どうした?」
「私、大山さんのことも本当のおじさん見たく思ってる。お父さんが刑務所にいた間、面倒見てくれてたこと感謝してる。お父さんは絶対やってない…」
「………わかった。おい!もう中入れよ!」
「わたしがダビングしたの。運転している時に聞いてね」
それは和美が作ったカセットテープだった。
 
 
過去を変えるのは危険
三枝が帰宅すると、トランシーバーがつながった。
「大山巡査部長ですか?」
「三枝警部補ですか?」
「連絡がなくて心配しました」
「この1年何してたんですか!?」
と、大山。
 
「1年??こちらは2018年。1週間しかたっていません」
と、三枝は驚く。
「三枝警部補、あの、ひとつ頼みがあります。城ケ丘地区の連続窃盗事件の犯人が知りたいんですよ」
「この事件は未解決です」
「こんなに苦労しているのにですか?」
「プロファイリングした情報があります。もし何か知っていても、教えることはできません…過去を変えるのは危険です」
「お願いしますよ、ここ1週間まともに家に帰れていません…」
「では、外部の人間の犯行と仮定します。警備の厳重の家に犯行しています。入念に下調べをしています。さらに家の住人の情報を得るために郵便物をとって調べた可能性があります。これはあくまでも参考にしてください。どうか、慎重にお願いします。そのせいで亡くなった人がいますから……」
「三枝警部補!警部補!!」
トランシーバーは切れた。
 
三枝が目覚めると過去の捜査記録が跡形もなく消えていた。三枝がネットニュースを調べると、工藤容疑者を逮捕という記事になっていた。
 
 
工藤の誘拐
城ケ丘地区連続窃盗事件について調べていないかを、三枝は桜井に聞いた。
「その事件なら、郵便受けから指紋が出て犯人は逮捕されているわ」
と、桜井。
 
「なぜその事件に興味を持つの?」
「被告は無実を訴え続けている。それは、未解決事件ということに…」
三枝は言ったが、山田たちに取り合ってはもらえなかった。桜井は不思議そうに三枝を見た。
「決め手は指紋と目撃証言…」
と、三枝は呟く。工藤は慎重な性格で、このときだけ指紋を残したのには違和感がある、
と三枝は言った。
「なぜ、この事件を調べてるの?秘密を持っている人とは働けないわ」
 
そのとき誘拐事件の通報が舞い込む。
捜査会議には工藤の写真が映し出されていた。ヤベカオリを工藤が誘拐したのだった。
身代金などの要求はまだなかった。
「出所直後にすぐに再犯。クズは治らないな…」
「何か変です。工藤の過去の犯行はいつも指紋を残さず、今回のは、ずさんで…」
桜井は三枝を蹴った。
「誘拐は時間との戦いだ」
「ちょっと待ってください!工藤の動機は!!話を聞いてください!」
三枝を岩田は殴りつけた。
「事件をひとつやふたつ解決したからって調子にのるな」
「忘れてました。警察に品位なんてないんだった…」
桜井は三枝を蹴った。
「私からきつく言います…」
 
捜査会議が終わると、桜井は三枝を怒鳴りつけた。
「あなたは何がしたいの!?
「この誘拐は金目当てじゃないかもしれない!怨恨だったらどうするんですか」
「そのやり方を変えないと、あなたの言葉に誰も耳を貸さないわよ」
桜井は苛立って出ていった。
 
桜井はヤベ家を訪れていた。
三枝は刑務所に工藤のことを聞きにきていた。
「電気技術の資格を取りたいと言ってました。それと、時々発作を
起こしていました」
と、看守。
 
工藤は服役中、火を見るとパニックを起こしていたのだった。
「何でも、娘さんが焼死していたのだそうです…」
「娘さんが焼死……」
 
その頃ヤベカオリは、冷凍されたどこかに閉じ込められていて、助けて助けてと言っていた。桜井は抗不安薬を家で見つけた。
「20年ほどの前…」
ヤベカオリの父親は説明をしようとした。
 
三枝は自分のせいで過去が変わってしまったことを攻めた。大山は工藤に掴みかかられていた。
「お前のせいで和美は死んだんだ!!!大山!!」
大山は和美が作ってくれたテープを聞いて泣いた。
 
すると無線がつながった。
「大山巡査部長!聞こえますか??過去がかわりました」
「みんな…俺のせいです…俺が間違えていました」
「どういうことですか?」
「警部補の言ったとおりでした。俺のせいで……めちゃくちゃに
なった……こんな無線機始めなきゃよかった……」
「大山巡査部長。いったい何があったんですか!?教えてください!」
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未解決事件が工藤が起こした事件へと、過去が変わってしまったことで、また悲劇が起きてしまう今回、切なくなりました。
 
せっかく良くしようと思っているのに良くならないのがつらくなります。
<見逃し動画>第4話
 
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第4話の公式あらすじ

帰宅途中の女性ばかりが被害にあった1997年の連続殺人事件の再捜査を始めた長期未解決事件捜査班。
 
プロファイラーの三枝健人(坂口健太郎)は、8年前に偶然手にした“過去とつながる無線機”が、今度は1997年とつながっていることに気づき、無線の先の刑事・大山剛志(北村一輝)に未来の情報を伝え、殺人を未然に防ごうと考える。
 
一方で、被害者たちが同じ路線のバスを利用していたことが分かり、車内に犯人がいたのではないかとにらむ健人。そこで当時、被害者たちが乗っていたバスを運転していた田中修一(モロ師岡)を探すが、唯一田中の手がかりを知っていた元同僚の八代英子(真瀬樹里)が何者かに殺されてしまう。
 
さらに、その犯行の特徴は過去の事件と酷似。犯人が犯行を再開したと考えた健人は、次なる被害者を出さないため、再び無線に呼びかける。
 
1997年、無線で健人の話を聞いた大山は、次の被害者が顔なじみの北野みどり(佐久間由衣)だと知り、激しく動揺する。「事態を変えられるのはあなただけだ」――健人のその言葉に、必死でみどりを探し回る大山。2018年の健人もまた、事態が好転するのをじっと待つが…。
 
長期未解決事件捜査班は、英子が過去の連続殺人について何かを知っていて、口封じのために殺されたと推測。防犯カメラの映像と指紋から、英子殺しの犯人が田中だと突き止め、刑事の桜井美咲(吉瀬美智子)が身柄確保に向かう。
 
その頃、再びバス会社を訪れた健人は、過去の事件の犯人像と一致しないことに疑問を抱きつつ、事件当時の田中の運行記録を調べていた。すると犯行時刻に勤務中だった田中にはアリバイがあるものの、もう一つの重要な事実があった。ついに事件の全容をつかんだ健人だったが、同時にそれは、美咲の身に危険が迫っていることを意味していて…。
 
<出典>フジテレビ公式

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田中
みどりが襲われて死んだ過去が変わらず、三枝は動揺する。
今回の事件では、死ぬ前ではなく死後に縛られていることが分かったと桜井が報告する。
過去の事件は公表されていないため、今回の事件の犯人が捕まれば、過去の事件の犯人も明らかになるのではないかと言われていた。
 
小島は捜査一課から事件現場を追い出される前に手がかりを取得していた。
山田は、ドライブレコーダーがヒントになるのでは?と思いたち、出かける。
過去の事件の捜査が再開されたタイミングで、ヤシロエイコは殺された。
「分析では、交際経験のない当時20代の男性ですが、田中は何か知っているかもしれません」
と、三枝は言った。
 
山田は配送車のドライブレコーダーの中身を調査していた。小島は得た手がかりの分析を急いでいた。
 
三枝はバス会社を訪れていた。
「辞めた理由はわかりますか?」
「息子さんが事故にあったのよ」
「そのときの息子さんの年齢は?」
「二十歳くらいじゃないかな…」
と、バス会社の女性は言った。
 
田中の住所がわかった、と桜井。その住所に向かった。山田はドライブレコーダーの映像に田中が映っているのを発見した。小島の手がかりには指紋がついており、それが田中のものと一致するかも知れない、と判断し乾式に回す。
 
桜井が住所を訪ねたが、田中は病院にいると言われた。そこには田中の息子が入院しており、桜井は病院に向かっていた。田中がヤシロエイコ殺しの犯人だと山田から桜井に連絡が入った。
その頃、三枝は運行記録をあたっていた。
「犯人がわかった。ヤシロエイコを殺したんは田中や!今桜井が確保しようとしてる。俺も向かう!」
と、山田は三枝に電話した。
 
桜井が病院に到着する姿を田中が見ていた。
桜井は拳銃を所持した状態で、田中の病室を訪れた。
 
「田中さんと同期だった運転手です」
と、係員が案内した。
「田中さん、男手ひとつでヒトシくんを育てたんですよ。ただ人と付き合うのが苦手な子でね。よく田中さんはバスに乗せてたんです」
「98番線に??」
 
桜井は拳銃を手にしたまま慎重に病室を訪れる。そこには田中の息子である仁志が眠っていた。
 
三枝は車に乗っていた。
「田中さんよく言ってたな、おれ息子のためなら何でもできる」
そう言った田中の同期の言葉を思い出していたのだった。
 
 
仁志の凶行
桜井は病室で電話をとった。
「ヤシロエイコを殺したのは田中です!でも、殺したのは息子の仁志です。
……どうしました!?桜井さん!」
桜井は目を覚ました仁志に襲われてしまった。首を締められる。
「おれじゃない!!!」
と仁志。
そこに電話がかかってくる。
「桜井さんは無事です」
「さっき、田中が城西署に自首してきました。全部自分がやったと」
 
田中は、「ヤシロエイコはわたしが殺しました。過去の事件も…」と自供していた。
 
桜井は「田中はヤシロエイコ殺しだけです!」と岩田に食ってかかった。しかし、岩田は、田中は自供していると取り合わない。
 
「大山刑事、大山刑事聞こえますか?」
「聞こえています」
「北野みどりさんは、無事でしたか?」
「犯人は……」
「え?」
「そこ、2018年なんですよね?犯人はつかまったんですか?」
「どうしたんですか」
「捕まったかって聞いてんですよ!!犯人はバスの運転手の田中ですか!?他に真犯人がいるんですか!?教えてくださいよ…教えてくださいよ!」
「大山刑事…」
「そっちは写真だけでしょう???写真資料だけで事件をわかった気になったんでしょう?でもこっちは違うんですよ!!」
と、大山は叫んだ。
大山はみどりが縛られて殺された現場に遭遇したのだった。
大山は頭を抱えて、叫んだ。
「つい、昨日まで。生きてたんですよ…。一生懸命生きてたんですよ。うう…。夢ができたって…、笑顔で言ってたんですよ!!同じ目に遭わせてやる。俺がぶっ殺します。俺がぶっ殺しますよ!!」
「ダメです!そんなことしたら、あなたも犯罪者になってしまう。ヤシロエイコが真犯人を知っています。ヤシロエイコを訪ねてください!大山刑事!大山刑事!聞こえていますか!?」
と、三枝は叫んだ。
「ヤシロエイコ…」
と三枝は何かに気づいて黙った。
 
「ヤシロエイコは、田中仁志が犯人だということを知っていた。だから、田中に殺された。何か手がかりがあるはずです」
と、メンバーに語った。
「どこか別の場所に隠しているはずです…」
と。城西銀行だ、と三枝は思い立った。
 
 
ピン留め
記者会見。
中本が壇上に立った。
「ただいま城西地区女性連続殺人事件の詳細を発表します」
と、中本は今回の事件を報告する。そこに入ってきたのは岩田だった。岩田が中本に耳打ちをした。
「これは…本当か…」
と岩田に聞いた。
「長期未解決捜査班の桜井が、ご報告いたします」
中本にかわり、桜井が壇上に立った。
「今年、ヤシロエイコさん殺人事件を捜査していくうちに城西地域女性連続殺人事件の
犯人を特定する証拠を発見しました」
と、桜井ははっきりと言った。
 
その頃、三枝は田中がいる取調室に入っていた。
「田中修一さん、あなた自分の息子が犯人だと知っていたんですね?」
「何の話ですか?」
「だから息子を庇って嘘をついた。ヤシロさんはそんなあなたを見て、不審に思った」
なんで嘘ついたんですか?とヤシロエイコは不審に思って田中にそう尋ねていたのだった。
 
「何してるんですか?」
とヤシロエイコは不審な動きをする田中に聞いた。
ヤシロエイコはあの日悲鳴を聞き、事件現場を目撃していたのだった。そこには北野みどりのピンが発見されていて、そこでDNA鑑定をしたのだ。ヤシロエイコはその証拠品をネタに、田中をゆすり、金を振り込ませていた。
桜井はそう記者会見で発表した。
 
「違う!仁志は悪くない……寂しい思いをしてきたかわいそうな子なんだ…」
と、田中は三枝に訴えた。
「さみしい思い…それが人を殺していい理由ですか?」
「何も知らないくせにわかったような口をきくな!!!仁志は、あの子は、十分バツを受けた…あの事故のせいでな…」
「事故?」
「あの…刑事が……」
 
 
贖罪
大山は田中に殴りかかっていた。それを見ていたのは、仁志だった。
仁志は大山に感づかれたことに気づくと、逃げ出す。
大山は仁志を追いかけた。
工事現場のビルに到着すると、仁志は銀の棒を振り回した。大山は馬乗りになると、仁志を何度も殴り続けた。
「この子は無実だ!あのバス停では誰も乗せていない!!」
と、駆けつけた田中は叫んだ。
「お前が本当の事を言っていたら、次の事件は起きなかったんだぞ」
と、大山は叫ぶ。
「仁志は悪くない!!」
「またほっておけばコイツは人を殺す!」
「もうあのバスに乗っていた被害者はいない!この子がやった証拠はどこにもない!!」
「そうか…、じゃあ仕方ないな…俺が終わらせてやる…」
大山は持っていた拳銃を突きつけた。
 
仁志はそのときに逃げてビルの屋上から落ちて、脚が動かなくなった。
「これ以上何が望みだ!?」
田中は病院を訪れた大山に泣きながら言った。
「自首させろ…」
と、大山。
「なんでお前が逮捕しない?証拠がないからだろう…?目撃者もいない、物証もない…、あの子は十分償った!!!」
「お前を一生見張るからな!!!」
と、大山が叫んだ。
 
「あの大山とかいう刑事のせいで」
「これ以上の殺人を大山さんが防いだんです」
「俺たちはあれ以来静かに暮らしていた。みんな事件のことなんて忘れていたじゃないか。なんで捜査を再開したりしたんだ」
「あなたの息子が殺されたとしたら、何もかも忘れて平穏な暮らしなどできますか!」
三枝は被害にあった女性の写真を机の上に並べ始めた。
「殺された人たちにも人生があった。大切な家族もいたんだ。これを見ても同じことが
言えますか!?何も感じないんですか?」
田中は並べられた写真をどかした。
「被害者のみなさんは冷たい地面の上で、恐怖に震えながら亡くなったんです。そのことを、絶対に忘れてはなりません」
と三枝は言った。
田中は写真のところにうずくまって泣いた。
 
その後、仁志は車椅子に乗せられて、警察に連行されていった。
 
 
弔い
三枝は、大山が通っていたラーメン屋を訪れた。
「北野みどりさんのおかげで事件を解決できました」
と、三枝は店主に報告する。
「あの刑事さんのおかげだ。あの髪留めは、みどりの面倒を見てくれていた刑事さんが、誕生日に買ってくれたものなんだ。たしか大山って言ったっけな」
と。
 
大山は事件後に、ラーメン屋を訪れていた。
「すみません、みどりを守れませんでした」
「あの子いつも言っていたよ、あんたがそばにいてくれるから頑張れるって。あんたに渡すものがある」
それは、映画のチケットだった。
「あんたを誘うんだって言ってた。一緒に映画見て、元気なさそうだから励ますんだって言ってた」
 
「大山刑事!!大山刑事聞こえますか?犯人を逮捕しました」
と、三枝はトランシーバーに向かって声をかけた。
「証拠、証拠が出たんですか?」
「あなたが、いや…あなたと北野みどりさんが残してくれた証拠です」
「それは、いったい?」
「その時代の鑑識技術ではまだ無理です。同じ証拠があっても、判別はできません。いくら技術が発達しても、証拠がなければ逮捕
できません。あなたのおかげです。ありがとうございました」
「教えてくれてありがとうございました!」
無線はそこで切れた。
三枝は涙を流した。
 
大山はみどりと二人で見に行く予定だった映画を見ていたが、笑える映画なのにずっと泣いていた。
 
「大丈夫ですか?」
と、三枝は桜井に声をかけた。
「何が?」
「女性の単独捜査は危険です」
「それより、殺人事件現場を見たの今回初めてだったんじゃないの?」
「初めてじゃありません」
と三枝は言って、去った。
三枝の兄は殺されていたのだった。
第4話の感想はここをクリック
ついに城西地区女性連続殺人事件の真犯人が逮捕されましたが、悲しい親子の絆と大山刑事の悲しみに満ちた内容になっていました。
 
結局みどりは助からなくて、とても切ない気持ちになりました。
<見逃し動画>第3話
 
TVerでの無料配信は終了しました
 
第3話の公式あらすじ

2018年、アメリカでの研修を終え、プロファイラーとして警視庁に戻ってきた三枝健人(坂口健太郎)は、桜井美咲(吉瀬美智子)率いる長期未解決事件捜査班に配属され、1997年に女性7人が被害にあった連続殺人事件を再捜査することに。
 
するとその直後、かつて事件解決の糸口となった謎の無線が再びつながり、健人は大山剛志(北村一輝)刑事と8年ぶりに言葉を交わす。
しかし、大山はまるで初めて健人と話すかのような口ぶり。その話の内容から、健人は無線が1997年とつながっているのではないかと考える。
 
健人の予想通り、無線機越しの大山は1997年、女性連続殺人事件の捜査の渦中にいた。
最初こそ、健人の言葉が信じられない大山だったが、無線で聞いた通りの場所で襲われている女性を助け、犯人を逮捕したことから、事件が起きることを予知していた健人の存在が気になり始める。
 
一方、大山が犯行を未然に防いだことで、2018年にもある変化が起きていた。
殺されるはずだった5人目の被害者に関する捜査資料の文字が、“遺体発見”から“未遂”に変わり、残り2人が殺害された日時や犯行現場もなぜか変わってしまったのだ。
 
しかも、そのことに気づいているのは健人だけ。「過去が変わった?」真実を確かめるため、健人は再びつながった無線で、大山のいる世界でこれから起きる出来事を伝える。
しかしそれは、大山が警察の信用に関わる重大なミスを犯したことを意味していた。
 
刑事としての自信を失いかけた大山を救ったのは、行きつけのラーメン店で働く北野みどり(佐久間由衣)だった。
自分を更生させてくれた大山に恩義を感じているみどりは、元気のない大山を励まし、大山もまた、そんなみどりの笑顔に救われるが…。
 
<出典>フジテレビ公式

第3話のネタバレはここをクリック
過去は変えられる
過去の事件の結果が変わっていることに気づいた三枝は混乱した。小島にも確認したが、中島亮子の事件は未遂に終わったのだと説明される。
 
そのとき、捜査中の桜井の携帯が鳴る。
「あの、犠牲者の中島亮子なんですけど」
と、三枝。
「中島亮子は未遂よ」
「そっちも?そっちも、未遂ですか?」
三枝は過去が変わっていることに気づいた。気づいているのは三枝だけなのか?
1997年。大山は、犯人を追いかけており、やがて犯人を捕まえた。三枝が無線で伝えたことで、中島亮子が助かったのだ。そこへ、大山から無線が入る。
「警部補。三枝警部補」
「はい」
「大山です。警部補の言ったとおりでした。5番目の事件は中島亮子という
女性でした」
「改めて聞きます。あなた誰ですか?」
「え?」
「どこの誰かって聞いているんです」
「どうしたんです。犯人を逮捕したんですよ。これは警部補のおかげですよ」
「何かのいたずらならそう言ってください」
「からかってんだろ?」
「どうして警部補はこれから起きる事件のことを知ったんですか?そして犯人の木村直也を逮捕したんです」
「あなたが木村直也を逮捕したんですか?」
「そうですよ!これで事件は解決しました。…三枝警部補?」
「そこは…本当に1997年なんですか?」
「何を言っているんですか?大丈夫ですか??」
「そこが本当にもし1997年なら、木村は死ぬ」
「木村が死ぬってどういうことですか?」
「木村は犯人じゃない!木村は取り調べ中に死ぬ。取り調べ中に銭湯の裏路地で6番目の犠牲者が出る。あなたがもし本当に1997年に
いるなら、防いでみろ!時間がないんだ!!!」
そこで無線は切れた。
 
大山は混乱しながら走り出す。
 
 
誕生日
1997年。
木村直也の取り調べが行われているときに犠牲者が出てしまった。
大山は三枝の言葉を思い出す。
 
三枝は新聞記事を確認し、過去が変わったことと大山剛志の写真を確認した。
桜井は遺族の店を訪ねてきていたが、水をかけられてしまった。
そこへ三枝がやってきた。
「大丈夫、ですか?」
「刑事さん!」
遺族の娘が呼び止めた。
「父が失礼しました…警察のことを攻めるのは筋違いだって、父もわかっていると思います。申し訳ないですが、新しい情報はないと思います。母は、取り調べで全てお話しました。この写真を見て欲しいです」
娘は家族写真を見せた。
「もしあの刑事さんが来るのが少しでも遅れていたら、母もわたしもこの世にはいませんでした。」
と娘が言った。
「もし、無線で過去と通信できたらどうしますか?」
「もし過去と通信できたら、大切な人を守って…って頼む」
「もしそれで事態が悪化したらどうしますか?過去を変えれば未来が変わる」
「やらないで後悔するよりも、やって後悔したほうがましよ」
 
どうして過去と無線でつながっているか分からないが、使いようによっては、
事件を防げる、と三枝は言った。
大山が過去を変えたことで、事件の犯行時刻が早まっていた。
 
大山は三枝警部補の話をしてしまい、上の人間に叱られていた。
誤認逮捕の責任をとり、上司の給与は下がり異動になってしまった。
大山は行きつけのラーメン店を訪れようとしたが、そのまま去った。
公園にいると、そこへやってきたのは、北野みどりだった。
「どうしたの?元気ないみたいだけど」
「お前に言われたらおしまいだな」
「私今日誕生日なんだけど」
「へぇ」
「なんか欲しいなぁ」
みどりは、大山を連れて、雑貨店へ出かけた。大山はそこで髪留めを買った。
「来年は彼氏に買ってもらえよ」
「そうする。大山さん、今度お返しするね!」
「期待しないで待ってるよ」
 
 
バス
三枝たちは犯行の共通点について考えていた。
「バス…?」
と、桜井。
「みんな同じバス乗ってたんじゃない?」
「路線…。もし全員が同じ路線に乗っていたとしたら…」
全員が98番線のバスに乗っていたことを突き止めた。
 
大山は追いかけた現場を再び歩き始めて、バス停にたどりついた。そこで犯人がバスに乗ったのではないかと考えた。
 
逮捕されかけたことで暴走したのでは?と桜井。
6番目と7番目の事件は目撃した人物の口封じのために殺したのでは?と三枝は言った。
「妙やな。事件当時も同じことを言った刑事がいたらしいぞ。中島亮子を助けた刑事や…」
と山田。それは大山だ。
 
大山はバスの営業所を訪れていた。
98番線に乗っていた運転手を探していた。
「バスに黒いジャンバーを乗せた人がいませんでしたか?」
と尋ねた。
「いませんでした」
運転手はそう答えた。
 
桜井たちは当時の運転手を訪ねることにした。
「田中修一さんですね、この人です」
ヤシロエイコという人物が親しかったと係員が話をした。当時のことを調べたいと警察が電話したすぐ後に、ヤシロエイコは早退したのだと言った。
 
 
ヤシロエイコ
「犯人は今どうしているでしょうね?殺人の衝動が抑えられずに犯行を繰り返していた。なのに、なぜピッタリとやめたのか…」
「もう死んだのかも…それとも別の犯罪で捕まっているのかも…」
「周りの人は誰も連続殺人犯が近くにいるとは夢にも思わず…」
桜井と三枝はヤシロエイコのマンションを訪れた。すると、そこにはヤシロエイコが当時と同じ縛り方で殺されていた。
 
「犯行を再開した?」
と中本刑事部長は頷いた。
「未解決班をすぐに捜査から手を引かせろ。捜査を再開したせいで、人が殺されたなんて知られたらどうなるんだ…」
と岩田に指示をした。
 
捜査中に、未解決班は撤収しろと言われ、ほかの捜査班がやってきた。
三枝は刑事につかみかかったが、桜井に制止された。
「どうして手を引かなきゃいけないんですか?」
「上の指示よ」
「捜査を再開したから殺されたのかもしれませんが…」
「捜査をやめるって誰が言ったのよ」
と、桜井は言った。
止めてやる…、と三枝は決意する。
無線がつながるのはいつも23:23だ。
 
大山はバス会社に調べに行ったことを追求されていた。会議の時間になり、大山は棚に手錠をつけられ拘束されてしまった。
そのときに無線が鳴る。三枝からだ。
「もしそこが1997年なら、事件を防いでください。今も犯人は捕まっていません。俺がいるのは2018年です。未来を変えてください。次の犠牲者は北野みどり、24歳。飲食店勤務。4月19日の夜9時に殺されます」
「北野みどり…?今日じゃねえかよ!おい!!」
大山は手錠を外そうと暴れた。
「犯人を、捕まえてください」
「みどりが死ぬってなんだよ…」
「あなたしか事態を変えられないんだ!聞こえてんのか!おい!!」
 
大山は手錠をはずして、走り出した。
第3話の感想はここをクリック
大山と親交があったみどりが被害に遭う今回は、見ていてとてもつらくなりました。過去を変えることができなかったのが悔しかったです。バスというキーワードが出てきてこれから事件が解決へと動き出しそうな予感がして、ワクワクしました。
<見逃し動画>第2話
 
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第2話の公式あらすじ

三枝健人(坂口健太郎)は、幼い頃に起きた女児誘拐殺人事件で、被害者の女子児童を連れ去った謎の女を目撃。
そのことを警察に訴えるものの相手にされず、15年後、事件は間もなく時効を迎えようとしていた。
 
警察官になった健人は、ある日、廃棄予定の無線機から声がすることに気付く。
声の主は刑事の大山剛志(北村一輝)。大山は、15年前の事件で指名手配された男の遺体を発見したと話し、半信半疑の健人が現場へ向かうと、そこには確かに男の白骨遺体があった。
時効成立を前に、事件は犯人の自殺で終わるかに見えた。
 
しかし、犯人が女だと断言する健人は、刑事の桜井美咲(吉瀬美智子)とともに、犯人逮捕に向けて捜査を再開。
すると、吉本圭子(長谷川京子)という看護師が捜査線上に浮上し、その風貌から、健人は彼女こそが真犯人だと確信する。
 
やがて、圭子は警察で取り調べを受けるが、美咲の尋問に淡々と答えるだけで、なかなか口を割らない。
 
時効成立が刻一刻と迫るなか、健人たちには焦りの色が見え始めて……。
やがて、日本で時効の撤廃が決まり、警視庁内には長期未解決事件捜査班が発足された。
美咲は班長に任命され、刑事の山田勉(木村祐一)と鑑識官の小島信也(池田鉄洋)が配属される。
 
一方、健人は女児誘拐殺人事件の後、一度だけ無線機で大山と交信していた。「また無線はつながる。その相手は3年前の私です」と、謎の言葉を残す大山――。
 
8年後、アメリカでプロファイリングを学んだ健人は、プロファイラーとして長期未解決事件捜査班に配属される。
そして早速、未解決のまま捜査が終了した過去の連続女性殺人事件と対峙することになり…。
 
<出典>フジテレビ公式

第2話のネタバレはここをクリック
時効
吉本圭子を取り調べることになった。
タナベアヤカの母親が署内をさまよい歩いていた。
時効まであと20分。取り調べを担当するのは桜井だった。吉本の収入で、なぜ高級マンションに住めるのか、橋本のような貢いでくれる人がいるのか?と桜井は問い詰めた。
 
「警察を試したかったんです。だって、刑事さんたちが素人の嘘を見抜けなかったせいで犯人がわからなかったら、殺された女の子がかわいそうじゃないですか」
と、吉本は言った。
「警察に見せたのは、あなたのロッカーよね?これでDNA鑑定ができるわ」
と、桜井が言った。
「DNA鑑定?」
「そうよ。何を調べるかわかる?DNAの検出で一番しやすいのは何か知っている?これは橋本の首にかかっていたロープ。このロープから何が検出されたと思う?」
「わかりません」
「そうよね。あなたは橋本と交際していた、このロープからある人物の血液が検出された。そうよ、吉本圭子さん、あなたの血液よ…」
「そんなの嘘です。15年前の血液が検出されるわけはありません」
「最近のDNA鑑定ってすごいのね。10年、20年、100年経ってもDNA鑑定はできる!
科学は被害者の味方よ。あなた、自分は絶対捕まらないと思っていたみたいだけど、
とんだ計算違いだったわね」
と、桜井はいう。
「もう逃げられないわ…」
時効まであと8分だった。吉本はうなだれた。
「そうだ…早く自供しろ!」
と、三枝は叫んだ。
 
しかし、吉本は微笑んだ。
「証拠はないんでしょう??だから私に自白させようとしている…。証拠があれば
自白なんてとらずにすぐに逮捕するはずだもん、そうでしょう?」
吉本は微笑む。
「私は自白なんてしませんよ、刑事さん」
吉本はそう呟いて、黙って微笑んだ。
マジックミラーの向こうにいる三枝は悔しがった。
三枝が廊下に出ると、アヤカの母親が座っていた。
三枝は、科捜研から連絡は?と、鑑識の小島に催促した。直接連絡をしたが、まだ結果は出ていないと言われてしまい、焦燥をあらわにする三枝。
そして、とあるファイルを持って、走っていった。
 
「誰も殺してません」
と吉本は桜井に言った。
三枝は取調室に走ってくると、DNA鑑定の結果、犯人はお前だ!と嘘をついた。
「身代金が欲しかっただけだろ!?なぜ殺した!?言えよ!!」」
と、三枝。
「私は……殺してません…」
と、吉本。
そのまま時間が経過して時効は成立。
「残念でした。もうちょっとだったのに。警察ってやっぱり大したことないんですね。
もう帰ってもいいですか?お疲れ様でした。失礼します」
吉本はそう言って去っていった。
「くそおおおお!」
三枝は叫んだ。
DNAが一致したとの連絡が入ったが、もう遅かった。
 
吉本が帰りのエレベーターを待っていると、そこにアヤカの母親がいた。
科捜研からの報告があり、桜井に逮捕された。
「タシロアヤカの殺害の時効は過ぎたけど、橋本圭佑の殺害にはまだ1日ある」
「あの、今、アヤカを殺した時効は過ぎたって…、どういうことなんですか…」
とアヤカの母親。
「今の日本の法律では、時効が過ぎた犯罪では逮捕できません」
と、桜井。
「つまり、あの女が、アヤカを殺した犯人なんですか?」
アヤカの母親は、吉本に襲いかかろうとしたが、警察に阻止される。
 
ある日、桜井は、吉本と接見し、大山の写真を見せる。
「馬鹿ね、警官が訪ねてきたら私は捕まってたわよ」
と吉本は言った。
 
 
長期未解決事件捜査チーム
部長の中本は、時効撤廃のニュースを見て、長期未解決事件のチームを作ることになった、と岩田に言う。
「お前が責任者だ」と。
 
長期未解決事件のチームには、桜井と山田と小島が配属になった。困り者の寄せ集めにしておいた、と中本。
「桜井巡査部長は、まだ大山を探しているのか?」
と、中本。
「どうでしょうか」
「あれから10年だ。誰も大山のことなんか覚えちゃいない。部下をしっかり管理しろよ」
と、中本は岩田に言い放った。
 
桜井は写真たてを見る。北斗の拳のイラストの後ろに、大山とのツーショットを隠していた。広報誌に掲載する写真を撮ったときのものだった。
 
三枝はトランシーバーでの会話を思い出していた。すると、再び、トランシーバーからノイズが再び聞こえた。
「大山さんですか?三枝です」
「警部補…警部補…繋がってよかった…」
「あの…あなたはどうして橋本の遺体の場所を知っていたんですか?なぜ俺のことを知っていたんですか?」
「これが、最後の通信になるかもしれません。でも…終わりではありません。また……また…無線はつながります。その相手は、三年前の私です。三年前の大山巡査部長です」
「巡査部長、意味がわかりません」
「過去は変えられます…諦めないでください…」
そこで無線は途絶えた。
「過去は変えられる??どういうことですか?」
銃声が聞こえて、無線は切れた。
「巡査部長?大山巡査部長!!」
トランシーバーは切れた。
 
8年後。
長期未解決事件チームの部屋に岩田がやってきた。
「このチームは発足以来、捗ばかしい成果をあげていない。お望み通り人員を補充してやる。来い」
岩田が連れてきたのは、なんと三枝だった。
「三枝警部補だ。アメリカでプロファイルの勉強を終えて帰ってきたところだ」
「世間を騒がせた大きな事件でも解決してみせるんだな」
と、岩田は言った。
城西地域女性連続殺人事件。
「これは10年前の事件ですよ。警察をあげて捜査した事件ですよ。それを我々で…」
と山田。
「難しい事件ほど、やりがいがあるでしょう」
と、三枝は言った。
「成果を見せるんです!」
こんな部署に配属になったこと自体、全く期待されていないのだと山田が言うと、そう三枝が言い返した。
 
独特の紐の結び方が特徴的な婦女暴行事件だった。直接犯人につながる証拠は一切検出されていない、と。
三枝は桜井の指示には従わず、自分の判断で捜査を始め、当時の事件を洗い直します、と桜井に言った。
 
 
城西地域女性連続殺人事件
桜井は大山が所持していたファイルを肌身離さず持ち歩いていた。相変わらず肩に手術痕がある大山の死体があがっていないかどうかを調べていた。
 
三枝は自宅で捜査を洗い直していた。
すると、ダンボールの中のトランシーバーが再びノイズを発した。
「大山巡査部長ですか?」
 
1997年の大山がトランシーバーをとる。
「警視庁の三枝です。三枝警部補です。心配しました、無事だったんですね」
「こちらは城西署の大山です。ただいま失踪者の捜索中です。城西地域女性連続殺人事件に巻き込まれた可能性があるので…、コンドウミサさんです」
「コンドウミサさんですか?コンドウミサさんなら、もう発見されていますよね」
三枝は全ての被害者の発見場所を言った。
 
大山は女性の遺体が発見されたらしいと聞いて、トランシーバーが切れたのを気にしながら、現場に急行した。
まるで初めて三枝と話すような口ぶり、三枝は不思議に感じた。
 
大山が駆けつけると、女性が亡くなっていた。その場所は先ほど三枝が言った言葉通りになっていた。
「何者なんだよ…」
と、大山。
 
 
変わる過去
三枝は当時の捜査員を調べていた。
警視庁に現在は大山という捜査員は存在していなかったが、城西署に過去にいた人物であることを突き止める。
「これ、あなたが作ったの?」
桜井が捜査のホワイトボードを見た。
そして写真を置いた。それは資料になかった写真だった。
「この事件の犯人像について何かわかることある?」
「被害者は皆殴られた跡がありますが、政敵暴行は受けていない。性的欲望はないが暴力的な衝動がある。女性と付き合った経験はないが、人間としては成熟している…当時20代前半です」
と三枝は分析。
 
大山は行きつけのラーメン屋にいた。
「真面目にやってるみたいだな」
「薬は二度とやらない。あいつから連絡もないし」
と、店員の北野みどりは言った。
「なんかあったら俺に言えよ」
と、大山はみどりに言う。
 
大山は三枝が言っていた第二の犯行現場に向かった。すると、女性の荷物が発見される。ブルーシートをめくると、女が倒れていた。
「おい!大丈夫か!?」
と大山は声をかけて、警察に通報する。
「生きてます!!救急車お願いします!!」
 
三枝が気配を感じて振り返ると、ホワイトボードの中島亮子の文字が動き始めた。桜井に渡された写真からも女性が消えていた。
三枝は目を疑った。桜井の捜査メモの文字も「未遂」という字に変わった。
第2話の感想はここをクリック
過去とつながるトランシーバーによって、事件を防ぐことができました。これはすごいことだなと思いました。これなら過去を変えることができます。
 
大山は三枝の時代には気配がありませんが、もし過去を変えることができれば桜井とも会わせることができるのでは?と思いました。
<見逃し動画>第1話
 
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第1話の公式あらすじ

15年前、一人の女子児童が下校途中に誘拐された。当時、小学1年生だった三枝健人(坂口健太郎)は被害者の女の子が連れ去られる様子を目撃。
ある男を指名手配し行方を追う警察に、犯人は女だと訴えるものの相手にしてもらえない。
 
数日後、女子児童が遺体で発見され、管理官の中本慎之助(渡部篤郎)のもと、刑事の大山剛志(北村一輝)や岩田一夫(甲本雅裕)らは懸命に捜査を続けるが、犯人の手掛かりは得られず、結局、事件は未解決のまま15年の月日が経っていた――。
 
女児誘拐殺人事件の時効が近づくなか、健人は独学でプロファイリングを学び、ある思いを胸に警察官になっていた。
しかし、過去の事件から決して警察を信用することはせず、そのせいで、先輩刑事の桜井美咲(吉瀬美智子)や山田勉(木村祐一)から目をつけられてしまう。
 
そんなある日の夜、健人は廃棄処分されるはずの無線機から、誰かが自分を呼んでいることに気づく。
声の主は大山という刑事で、大山は巡査の健人をなぜか“警部補”と呼んでいた。
さらに、健人の情報を元に訪れた病院で、女児誘拐事件で指名手配された男の首つり遺体を発見したという。
 
情報提供どころか大山とは面識もない健人。
にわかには信じがたい話だったが、「彼は利用されて殺された。誘拐の真犯人は別にいます」という大山の言葉が気になった健人は、ためらいながらも無線越しに聞いた病院へと向かう。
すると、そこに大山の姿はなかったものの、聞いたとおりの場所で白骨遺体を発見して……。
 
<出典>フジテレビ公式

第1話のネタバレはここをクリック
赤い傘の女
あのとき俺がかさを差し出していれば、あの子は死なずに済んだ。過去は決して変えられない。三枝は、そう思いながら花を手向けた。
 
過去。小学生だった三枝は、同じ小学生の女の子が大雨の中、呆然とするのを見かけたが、傘を差し出さずに校庭へ出た。そこには赤い傘をさした女性がいて、その女性はまっすぐその女の子に近づいていく。その姿を幼い三枝は見つめていた。
 
三枝は、テレビで女の子が行方不明になっているニュースを見ていた。タシロアヤカという女の子だった。誘拐されたことがわかったが、報道されている犯人は男だった。
三枝は、真犯人は女だということを訴えるために警察を訪れる。
「あの…女の人です」
三枝は小声で訴えたが、誰も相手にはしなかった。そのことを紙に書いて、三枝は去る。
「どうした、こんなところで何してるんだ?」
そう聞いてきたのは、大山という刑事だった。大山は書き残した紙を見つめる。
「遺体が出た」
その時刑事に大山は話しかけられた。
「あの子ですか?」
「わからん」
その後タシロアヤカちゃんは亡くなったと報道された。三枝の兄が逮捕される。
「お兄ちゃん!お兄ちゃん!」
三枝は叫び続けた。
三枝は高校生になったが、ご協力お願いしますとアヤカちゃんの母親が街頭で訴え続けるのをただ眺めた。
 
三枝は、その後週刊誌にゴシップ記事を売る記者になっていた。無意識の行動は恐ろしく正直なのだと、三枝は出版社の記者に言った。
そして、ひとつひとつ出版社の人間の行動を言い当てた。
「俺と会うのは誰にも秘密だったのに、なんで仲間を連れてきたんだ?」
と、三枝は言った。
そこに現れたのは、桜井という女刑事だった。そして捜査員の山田も。
「あなた、警察官ね?タレントのゴシップを売って、小遣い稼ぎ?」
「報酬は受け取っておりません」
「まさか警察官がやっているとは…」
と、桜井の同僚の山田がいう。
「強行班の刑事さんがこの程度で動くなんておかしいですね」
と、三枝は山田の机を見て、まるで営業マンの机ですね、と言った。
「事務所から金をもらっているとか?」
「めし食っただけや!!」
と、山田。
「この国の警官に品位なんてないんですよ。収賄で訴えてもいいところですが、
今日のところは大目に見ます」
「三枝巡査!あなたは警察に向いていない。早く転職したら?」
「ご忠告どうも」
「あのガキ!!」
と山田は息巻いた。
 
1995年。
大山は会議中に、中本に「何やってんだ!!お前らは!」と言った。
橋本の足取りがつかめていないことを報告した。
結局何もわかっていないじゃないか、と中本は罵声を浴びせる。
「動ける捜査員は本件が第一優先だ!!」
と叫んだ。
「橋本と犯行と断定するのは、まだ早いです」
と、大山は中本に楯突くが、岩田に止められた。
「大山、とにかく今は橋本だ!」
と説得した。
 
慶明大学医学部。
桜井は、検死の様子を訪れていた。
「また別人でしたね」
と言った。
「178センチ。男性。肩に手術痕あり…見つかったらすぐ報告します」
 
2000年。
大山は新人時代の桜井とあっていた。
「先輩、あの、この前わたしが言ったこと…」
「今週末には全て解決する。そしたらゆっくり話そう」
と言った。
大山は車に乗ると、谷原記念病院4月15日と書かれたメモを見た。
そして、車を走らせた。
 
三枝は、腕時計を眺めた。
 
大山は谷原記念病院を訪れていた。そこは閉院しましたという文字があり、
すっかり廃墟となっていた。大山は中を進んでいく。
 
 
不思議な無線
三枝は警察署の中をうろうろとしていた。強行班のエリアに戻ると、
眠っている山田の姿を確認した。
23:23になると、トラックのゴミ袋の中で、トランシーバーが反応していた。
それを見つけた三枝は、「三枝警部補!」と言う、そのトランシーバーを見つける。
「三枝警部補!聞こえますか?今三枝警部補に言われたとおり、
谷原記念病院に来ています。裏の通風孔で、首吊り遺体を発見しました!
これもしかして、5年前のタシロアヤカ誘拐事件の容疑者ですか?誘拐の真犯人は別にいるということですか?」
「あの、あなた誰ですか?」
三枝は言った。
「谷原記念病院ってどこですか?」
「何言ってるんですか?警部補の情報ですよ。警部補はどうして、ここに来るなって言ったんですか!?」
「どうして俺のこと…もしもし!?」
そのまま大山は何者かに殴られてしまう。
三枝は、トランシーバーには電池が入っていないことに気づいた。三枝は「これって不法侵入だよな…」とつぶやきながら、谷原記念病院の中に入った。
裏口に出た三枝は、通風孔を見た。そこには何もなかった。
「そりゃそうだろう…何やってんだ、おれ」
あたりを見回した三枝は、別の通風孔からロープが出ているのを見つけた。
そしてそこを覗くと、白骨化した遺体があった。
 
 
翌朝。
警察が現場検証に訪れた。桜井や山田がいた。
そこには三枝が立っていた。
「どういうこと?」
「え?」
「どうして橋本圭佑の遺体がここにあるってわかったの?どうしてここに
来たの?」
「あ、いや…ええっと…実は…」
「あとでゆっくり話を聞くわ」
 
警視庁。
中本刑事部長は、「確かに橋本の遺体なのか?」
「DNAが一致しました。遺体からは親指が欠損しています。事件当時、指紋が検出されたのは親指だけ。検死の結果、鋭利な刃物で、指を切断したようです」と、岩本が言った。「大山の言ったとおり…」
「時効成立が近かったな。自殺だ…それが妥当な結論だろう。なんだ?不満なのか?大山の意見をわざわざ掘り返したいのか?大山のことなんて思い出したくもないだろう?え?」
「わかりました。被疑者は自殺で進めます」
と岩田。
 
 
警察のメンツ
「自殺!?他殺の可能性は調べないんですか?」
「もうすぐ時効だ。何ができる?ただでさえ警察の汚点と言われている未解決事件だ」
「メンツのために捜査しないんですか!?」
「自殺ということで発表する」
と、岩田は言った。
「あなたはそれでいいんですか!?そうやってうやむやにして、冤罪を生んでるんじゃないですか!?」
「どうしてこの事件に首突っ込むの!?」
「犯人を知っているからです。犯人は橋本じゃない。女です!あの日見たんです」
「だったらどうして言わなかったの?」
「言いましたよ!でも誰も聞いてくれなかった。いつか警察があの女を捕まえてくれると思ってた。何も変わらなかった。やっと真相が見えかけてきたのに。メンツのためにそれを見なかったことにする。それが警察だ!!」
と、三枝は言い放った。
 
中本刑事部長は会見を開いた。
「本日、全国指名手配されていた橋本が死体で発見されました」
と言った。
 
「真実が明らかにされなければ、遺族の気持ちが晴れることなんてない!!」
と、三枝は桜井に怒鳴った。
 
中本が会見をしていると、遺族の女性が見えた。中本は深くお辞儀をした。
「長らくお待たせして本当に申し訳ありませんでした」
「アヤカ…」
アヤカの母親は泣いた。
 
「桜井部長!あなたも同類だ!!」
と、三枝は怒鳴った。
「ちょっと!!」
と桜井は走る三枝を追いかけた。
「待ってください!!真犯人がいます!谷原記念病院の看護師が犯人です!真犯人を示す証拠があります!!」
三枝は報道陣に叫んだが、それを桜井が止めた。
「逮捕するにはこれしかないんだ、最後のチャンスだ」
と三枝は言った。
 
中本はテレビをつけると、三枝が叫んでいる映像が流れ、
「なんだこれは!!!」と中本は叫んだ。
 
「お前はだれだ…」
岩田が三枝を見つけると、胸ぐらをつかんだ。
「俺はあの日見たんです。服装が派手なのに、爪が地味なのは、看護師だからです。交際していた橋本は女の様子がおかしいことに気づいて、説得しようとした。殺すのには薬を使ったはずです」
「所詮は憶測だ」
と、岩田は言った。
桜井は助け舟を出した。
「オペ担当の看護師なら、メスを扱えるそうです。当時20代で、現在は30代後半です」
「当時谷原記念病院に勤めていた看護師は何十人もいるだろう!?どうやって今から探し出すって言うんだ」
「当時、谷原記念病院に勤めていた看護師は、あのニュースを見たはずです!その中には犯人と顔見知りの人もいるはずなんです。必ず誰かが連絡してきます」
「連絡あったのか?」
山田は首を振る。
「証拠が見つかったと、嘘をつきました。そのニュースを見たら行動を起こすはずなんです」
そこへ一本の電話がかかってきた。
山田は電話に出た。
「情報提供!谷原記念病院に勤務されていたんですね」
次々に情報提供の電話がかかってきた。
 
 
真犯人の心理
警察は情報提供をもとに捜査を始める。
「犯人は頭のいい女だ。自分を守るためなら、手段を選ばない」
と、三枝。
「でも必ずほころびがでます、必ず」
 
ある看護師のロッカーを見ると、そこには、カレンダーがあり、4月10日に区切りのマークがつけられていた。間違いない!と三枝は言った。
「ホテル!?函館!?」
と山田は電話をとって言った。
 
函館で女が逮捕され、取調室に案内される。
そこに現れたのは、桜井だった。
「前川ほなみさんですね?」
桜井は、前川ほなみに、タシロアヤカちゃんを誘拐したことや橋本圭佑を知っているかなどを尋ねたが、知らないと答えられてしまった。
「昨日ニュースで見ただけです」
すると、三枝は動いた。そして女の様子を眺めた。三枝は足を眺めた。
「北海道にいくのは前からの予定でした」
「ごまかさないで!なんで電話に出なかったの?」
「携帯なくしたんです!バッグに入れたはずなのに…」
と、前川ほなみは言い返した。
「この人じゃない…」
と三枝はつぶやいた。
「人違いです。この人は犯人じゃありません」
「どういうことだ…」
「この人のこと通報したのは!?」
「背格好は?」
と、三枝は聞いた。取調室に三枝が入ってくる。
三枝は写真を前川ほなみに見せた。
「これはあなたのロッカーですか?」
「これは吉本さんのロッカーです!あの人も谷原記念病院にいましたよ」
「やられた…犯人は逃亡するはずだという我々の思い込みを利用したんだ…見せたのは自分のロッカーだった。同僚をおとりにするために、自分から警察に電話したんだ…」
と、三枝はつぶやいた。通報者は吉本圭子という看護師だった。
 
誤認逮捕だという報道が流れてしまい、中本刑事部長は苛立っていた。警察の前には大勢のマスコミが詰めかけていた。
「彼女は自己顕示欲が強い。吉本圭子は誰かにその秘密を話したかったに違いない」
「同僚をおとりにし、自分の存在をアピールしたかった…?」
と、桜井。
「じゃあ今頃この騒ぎを、部屋でぬくぬく見物か…」
と、山田。
「いや、マスコミが騒ぎ立てるこの様子を!!まさに今ここで見てる!!」
と、三枝は叫んだ。
「まさかあの中に!?」
と、山田は野次馬と報道陣の人垣を見やった。
マスコミが遮る中、三枝は人垣の中へ揉まれていく。
「表を封鎖しろ」
と、岩田が指示を出した。
 
「開けてください!!通してください!!」
と、三枝は叫びながら人垣だらけの雨の中を通って、吉本の姿を探す。
 
桜井もまた、吉本を探していた。
人垣の中で、三枝はついに吉本を見つけた。
「いた…!」
三枝は、吉本圭子!!と叫んだ。吉本は踵を返した。
「だめだ!!」
 
そして、車はとまった。吉本圭子が乗った車は桜井の制止によって、止まった。
第1話の感想はここをクリック
トランシーバーが過去につながっているという設定が面白かったです。
 
また、吉本圭子が現れたラストの展開はまるで最終回かのようにクライマックス感が強く、ハラハラして最高のサスペンスな展開でした。

シグナル(ドラマ)の内容

公式サイト

三枝健人は幼い頃に友達の女子児童が誘拐・殺害された事件で、女子児童を連れ去った謎の女を目撃した。事件は未解決のまま15年が経ち、時効間近となっていた。
 
そんなある日、廃棄処分されるはずだった無線機から聞こえてくる声を耳にする。事件に関する手がかりを話すその声の主は、健人と同じ事件を追う刑事だった。交信を続けるうちに、相手が過去を生きている人物であることを知る。そして二人は互いに協力し合い、未解決事件を解き明かしていく――。
 
時を超えた“正義”への強い思いと、さまざまな人間模様が織りなす、予測不可能なヒューマンサスペンス!
 
<出典>フジテレビ公式

<出演者>

坂口健太郎/北村一輝/吉瀬美智子/木村祐一/池田鉄洋/青野楓/神尾楓珠/甲本雅裕/渡部篤郎

第1話から最終回まで全話配信中です

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シグナル(ドラマ)の感想

50代男性

長期で未解決になっている事件を解決させるために魂はトランシーバーに乗り移りました。活躍していたトランシーバーは現在では使われておらず廃棄処分寸前のものでした。日本は目まぐるしい進化を遂げて科学捜査になっています。15年前テレビが薄型になったり携帯電話がスマホになるとは考えてもいませんでした。現在と15年前では物の考え方も変わり会わなくなる人も出てきます。地域課の三枝にしか鳴らないシグナルは、無念の死を遂げた大山刑事が選んだように思います。彼の推理力をもってすれば解決に導いてくれると信じていました。昔の事件を気にするばかり現在起きている事件が手薄になることも考えられます。過去を変えて未来を救えとなってますが、歴史が変わってしまうのではないかと心配です。もしも未然に事件を防ぐことができたならいいこともありますが、過去があって現在があります。大山刑事が白骨化した遺体で発見されたとき、現実は変えられないと痛感しました。無念としか言いようがない遺体でしたが、三枝と交信していたのは紛れもなく大山刑事です。解決できれば納得できますが、知らなくてもいいこともあります。どれが正しいなんてこの世にありません。

40代女性

韓国ドラマ版を先に視聴して、とても面白かったので日本リメイク版を見ました。元々、坂口君のファンだったのでリメイク版の主演が坂口君だと知ってドラマを見るのを楽しみにしていました。韓国ドラマと同じく1話から引き込まれるように視聴しました。韓国ドラマ版を忠実にリメイクしていて展開が分かるのでドキドキ感は、あまりなかったです。でも主演の坂口君、北村さん、吉瀬さんの熱演で見ごたえのあるドラマに仕上がっていました。現代と過去を行ったりきたりするので謎が謎を読む展開で韓国ドラマ版に負けないくらい面白かったと思います。サスペンスドラマが好きな方には先が読めない展開なので楽しめるドラマだと思います。私は坂口君の演技に引き込まれました。坂口君が演じる刑事は複雑な役柄で演じるのは本当に難しかったでしょう。ですが少々、情緒不安定ながらも刑事という職業を全うする姿は素敵でした。そして吉瀬さんと北村さんたち二人は、とても切なかったです。坂口君は過去の事件を解決するために葛藤しながらも着実に謎を解明しようとします。しかし本当に、その謎を解明していいのか?謎を解明すれば北村さんと吉瀬さんはどうなるのか?視聴者である私も色々と葛藤しながらドラマを見続けました。サスペンスドラマとして見ごたえのあるドラマです。スペシャル版や映画化の話を聞いて大喜びしています。絶対にみます!

40代男性

渡部篤郎が絡む事件を捜査中の北村が殺され、過去の北村と現在の坂口が協力して渡部絡みの事件を暴くという簡単なストーリー構成、タイムトラベルものが少し入っている警察の話なのですが、意外にもそのタイムトラベルの映像はしょぼかったと感じられます。仮にも時間を旅してくるのですから、それなりの映像を見せてもらいたかったと思いました。また韓国ドラマ版のストーリーのあちこちを日本用に間引きしないといけないような構成であり、韓国ドラマ版ではモロ師岡の息子役は知的障害者として描かれているところや、家に置いておけないから父親がバスに同乗させている。そういった知的障害者がいるという話でしたけれども、日本版のリメイクでそんな風にしてしまうとクレームが来そうでコンプライアンスに問題があると言ったようなこともあったのでしょう、そういった過激とまでは言いませんが知的障害者を隠しその役割を完全に消してしまうといったようなところは、日本ならではであると思い少し脚本家の苦労を感じられました。白河の清き水に住みかねて元の濁りし田沼恋しき。そういったことなのでしょう。物語を生かすも殺すも世情がや背景が関与しているのは残念な話です。

50代女性

複雑に時間軸が絡み合うドラマなので、一瞬でも見逃したらいけない!と思いながらハラハラして楽しめました。最初に、過去と繋がる無線機が出てきた時は、「え?そっち系のドラマ?」と少しガッカリしましたが・・・見ていくうちに、どんどん引き込まれていきました。過去と繋がる無線機という、非現実的なものが事件を解決していくキーになるのですが、そこが嘘っぽく、チープになっていないので、見る側はそれを受け入れて、どんどん先が気にかかってしまう。そういう演出の上手さが、光るドラマだと思います。坂口健太郎さん演じる三枝健人と、北村一輝さん演じる大山剛志が、実際は会っていないのに、一緒に協力して事件を暴いていくのは、とても新鮮でよく考えられているなと思いました。過去の事件が解決したことで、また現在にひずみも出てきたり・・・と、とにかく「一つが解決したから良し」とならないところも面白いなと思いました。過去が変わることで、また一つ現在に問題が出てきたり・・・と、次々になぞが生まれてきて、ミステリー好きにはたまらないドラマだと思います。この人が怪しいと思っていても、過去が変わると またその予想も変わってしまったり、とにかく目が離せないドラマでした。キャストも個性的だし、それぞれの過去と現在が描かれているので、どう演じられているのかなども楽しみがありました。

40代男性

1995年4月女子児童が誘拐されて数日後に事件が発生しました。その事件を目撃したのが小学校1年の健人の話を誰も真剣に聞こうとしなかった。私はゾッとしました。ドラマだから真剣に耳を傾けることはなかったが、実際に小学生が事件、事故を目撃していても、警察は信じて話を聞いてくれないかもと感じた。このドラマの見どころは、未来から過去に無線機で連絡が取れる。事件を未然に防ぐことができるということなのです。事件を目撃した少年だった健人が大人になって、警察官となった。突然大山刑事と時空を超えて連絡をした。これには驚きました。健人も戸惑っていたが、だんだん大山刑事を信じるようになった。連絡方法は自分が好きな時に出来るわけではないので、大山刑事はいつ健人から連絡が来るのかずっと待っていた。こんな話をしても誰も信じるわけがない。印象的なシーンは、大山刑事が犯行場所に駆けつけて、バス停付近にいた木村を逮捕するが、20年後の健人の元に誤認逮捕で取り調べ中に亡くなった。まるで大山刑事の動きを全て見られているような不気味な感じがした。大山刑事は謹慎処分になって、落ち込んでいる時に友人の北野みどりに励まされた。未来にいる健人からの連絡で、大山刑事は愕然とした。落ち込んでいる時に励ましてくれた北野みどりが亡くなったのは、びっくりしました。

40代男性

全話見ました。自分の知ってる刑事ドラマの中でも記憶に残るドラマだと思います。過去とトランシーバーで刑事二人が繋がって事件を解決しますが、それによって未来が変わったりもします。元々韓国ドラマでオリジナルとまた異なった良さがあると思いました。でも終わり方がスッキリしてなかったですね。来年映画になるらしいのでそこではっきりすると思います。坂口健太郎さんの演技もさることながら、ルックスも最高にかっこよかったです。大山役の北村一輝さんもとても好きでした。役柄的にこんな純粋な北村さんを見るのは初めてです。渡部篤郎さん演じる中本は本当に悪人でした。あんな刑事が上層部にいると思うとゾっとします。健人のお兄さんも大山さんが助けることが出来なかったのは悔やまれます。吉瀬美智子さんの演じていた美咲刑事も美しくてはまり役だったと思いました。未来を過去から変えるのは難しいと思いますが、実現すれば何でも出来そうな気がしますね。結局大山さんも過去で活躍しましたが、一人では事件の真相を掴むことはできなかったと思います。来年の映画では恐らく大山さんと健人が出会うと思うのでハッピーエンドを迎えそうです。映画版を見に行こうと思ってます。

30代男性

捨てられていた古い無線機を見つけた主人公は、現在行方不明になっている刑事の声をその無線機から聴いたのをきっかけに、その無線機を利用して過去に起こった事件を事前に止めようとしたりする話になっていて、過去の人物とやりとり出来るなら記録の残っている事件だったら事前に回避出来る自称もあるのかなと思って見ていましたが、そんなに上手いこと話が進まないようになっていたのが面白かったです。問題点がいくつかあって、連絡をとれるタイミングがばらばらでいつでも連絡が取れるわけではないし、上手いこと事件を最小限に抑えることに成功しても別の事件に発展したり、過去の自称が変わったことによって現在の状況が影響されてしまったりと、利点よりリスクの方が高く、せっかく過去の人物とやりとり出来るのにというもどかしい気分になりながら見ていました。唯一この無線のおかげで良かったと思えた場面は、本来死んでいたはずの人物の死が回避されたことで、主人公と無線を通して会話をしていた刑事と主人公の上司の2人なんですが、この2人が死んでいない状態になったことについては本当に良かったなと思いました。でも最終的に、その生き残った刑事が行方不明になったのですが、その失踪理由が分からずにドラマが終わってしまったので続きがあるのかなと思っていました。

30代女性

この作品は韓国で2016年に放送され、2018年に日本でリメイクされたサスペンスドラマです。大まかなあらすじは、1990年後半に事件が起きてから20年程経っても未解決状態の事件を、現在(2018年)を生きる三枝警部補と過去事件発生当時にかかわっていた大山巡査部長が、とある無線機(トランシーバー)を通じて情報交換をしながら事件解決のために紛争する…という内容です。過去と未来がなぜか繋がる無線機(トランシーバー)を使ってひたすらに事件解決をしていくのかな、と思いきや、毎回スッキリとしない終わり方で「モヤモヤ」するんです。けれども、その「モヤモヤ」を残したまま次の未解決事件に臨んでいくということを何回か繰り返していくんですが、毎話これからの展開がどうなっていくのか私には全く予想もつかないものだったので、ストーリーに段々と引き込まれてしまう中毒性の高い面白いドラマだと感じました。だからこそドラマ自体を一気に見ることができました。1話完結型ではなく、時には2話にまたがって事件解決のために進んでいくのですが、警察内の上層部と現場で動いている捜査員との「壁」が描かれていたり、それぞれの立場の人達の「正義」がどんなものを掲げて臨んでいるのか、生々しさもあり、視聴している側としてもどの人の側に立って見るのかで感じ方が違う面白さがあるんだと思います。なぜ過去と未来がつながるトランシーバーがあるのか、未解決事件をどのように解決していくのか、過去は本当に変わるのか、もし変わったとしたら未来はどのように変わるのか…色んな謎が毎回解決されず「モヤモヤ」が残りますが、「モヤモヤ」を残したまま次の話を見るときの楽しみを味わいたい方にはピッタリな作品ではないでしょうか。正直自分は1回通して視聴しただけでは理解しにくい部分が多く、何回か見ることで伏線がどのように貼られているのか、回収できた伏線とそうではない伏線があることにも気づいたので、より面白さが増した作品でした。

50代男性

現代の捜査にあたる地域課の刑事と、過去の事件現場にいる刑事、共に時間を超えてトランシーバーで僅かな時間だけ交信ができる設定のドラマで、現在も過去もリアルタイムで事件が動いているのが、興味深く面白いです。しかも、交信できるのは、23時過ぎに5分程度の時間しか繋がらない中、未解決の15年前の事件捜査を過去の時間に生きている刑事と、現在の時間に生きている刑事で追いかけていく、今までにないストーリー展開でした。タイムスリップやパラレルワールドのドラマは、数々ありましたが、トランシーバーでのみ繋がっている2人の刑事が、同じ事件捜査をしています。その捜査の経過の中で過去が変わると、現在の状況が変わるという当たり前かもしれませんが、その現象によって展開がまた変わっていくところが見どころでした。現在から過去へのアドバイス、そのアドバイスをもとに行動して変わる現在の状況に、自然と引き込まれてしまいました。面白い設定ですが、歯痒さも感じられるシーンが多々あって、どんどんストーリーに引き込まれました。5分程度の時間で、雑音も入り伝えたいことが伝えきれないもどかしさ、お互いにトランシーバー一つで信頼し合う、2人の刑事の信頼感が絶妙なドラマでした。

20代女性

このドラマは現在を生きる刑事と過去を生きる刑事が無線機を通じてタッグを組み未解決事件に挑む刑事ドラマです。これは今までありそうでなかったドラマだと思います。ドキドキハラハラの展開で最終話まで見逃せません。予想ができない展開が続くので画面から離れられませんでした。ここでは次元を超えて難解事件に挑んでも過去を変えられなかった現実、人間の醜さがたくさん出てきます。私はドラマを見ながらとても歯がゆい思いをしました。気づいたら主人公に感情移入をしていました。ダーク要素はかなり盛り込まれていますが主演の坂口健太郎の塩顔がそれを緩和してくれたので最後までドラマを見ることができました。このドラマは必ず各エピソードで過去と現在がそれぞれ描かれます。時間軸が複雑に入れ変わり続けるのでドラマをよく見ていないと混乱してしまいます。エンディングは一応ハッピーエンドといえるものだと思います。しかしそれは謎に包まれた終わり方で説明が必要だと感じる人も多いでしょう。私は続編を期待させるような終わり方であったと感じます。私は納得できるものだったのですがやはり人によって賛否が分かれるものになっていました。後味が悪いと感じる人もいるようです。来年には映画が公開されるのでドラマでは描かれなかった部分が回収されることを期待しています。