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「肩ごしの恋人(ドラマ)」

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肩ごしの恋人(ドラマ)の見逃し動画まとめ

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<見逃し動画>最終回(第9話)
 
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最終回(第9話)の公式あらすじ

萌(米倉涼子)の妊娠を知ったるり子(高岡早紀)は、柿崎(田辺誠一)の子供に違いないと勝手に思い込み、ふたりを再び引き合わせようとしていた。
 
<出典>TBSチャンネル公式

最終回(第9話)のネタバレはここをクリック
妊娠
萌は妊娠していることがわかった。
るり子もそわそわしている。
「ねえ、ねえ本当に妊娠?」
と、るり子。
 
「みたい」
「柿崎さんに知らせなきゃ!」
「落ち着いて!!」
萌は、るり子に落ち着くように言った。るり子は萌以上にあわててしまうのだった。
「余計な電話したら今すぐ追い出すよ!病院行って診てもらってくる」
と、萌はるり子を制して産婦人科に向かった。
冷静になっていたわけではなく、萌は驚き過ぎていた。
 
るり子は携帯の前でそわそわが止まらない。
萌からは何の連絡もなかったので、電話をしたが、
連絡がとれずに苛立つ。
 
キッチュ。
るり子は荒れていた。そこに現れたのは柿崎だった。柿崎は離婚することになったと打ち明けた。
「仕事もやめなきゃいけなくなるのよ?」
と、文ちゃん。
「ねえ、それで萌から連絡あった?」
と、るり子。
「彼女にはとっくに振られたよ」
ここ数時間以内に連絡はなかったかと聞くるり子。柿崎はるり子の様子に、萌に何かあったのかと聞く。
 
萌の仕事場であるリョウの書店に柿崎とるり子がやってきた。
「ちゃんと診てもらったんでしょう?」
と、るり子は萌に聞いた。
「だから!柿崎さんの子供じゃないんだってば!」
と、萌が叫んだ。
「はっきり言うね。妊娠しているの、わたし。でも、柿崎さんの子供じゃない」
と、萌は柿崎に告げる。柿崎は納得できないと言った。るり子は家に帰ってきて、萌が妊娠した子供は崇との子供なのではないかと疑う。
 
崇は進路希望について奈々子に聞かれていたが誤魔化した。
 
 
大事な話
萌は柿崎と改めて会っていた。
「とにかく、柿崎さんは心配しなくていいから」
「その相手と、結婚を考えているの?」
「まさか…。遊びとかじゃないんだけど。ただ、大事な相手だったってことはたしか…」
「でも、一緒になる気はない…」
「彼に伝える気もないから…」
と、萌。
 
萌が家に帰ってきた。
「どうなった?」
と、るり子。
「別に。関係ないことで心配かけてごめんって言った」
「崇くん?相手、崇くんなんでしょう??」
「るり子、おしゃべりだからなぁ…」
萌は崇が出ていく前の晩にそういうことになったのだと言った。崇に言わないのか?とるり子が詰め寄った。
萌は、もう寝るねと言ってその場を立ち去った。
 
柿崎は離婚の手続きを進めた。
「次もいい仕事見つかるといいわね」
と、千佳。
 
萌は食欲を失っていた。
「ねえ、別の生き物が身体に巣食ってるってどういう気持ち?」
と、るり子。
「何その言い方」
「これでも精一杯心配してるのよ!もう!なんで柿崎さんの子供じゃないのよ!ひとりで育てるなんて無理じゃない」
と、るり子。
そこへ信之から電話がかかってきたので、萌はるり子の携帯を取り、るり子に渡した。
「話は弁護士を通してって言っているでしょう?」
と、るり子。
その間に萌はいなくなった。
「もう!!萌と大事な話してたのに…」
「俺も大事な話がしたい。今日で最後にする。約束する」
信之はるり子と待ち合わせをした。
「どうも。最後の話って何?」
と、るり子。
「ちゃんと話をしておこうと思って。おれがその、るりちゃんがどれだけ必要かとか…」
「浮気したくせに…」
「ごめん。でも俺、結婚式とか新婚旅行とかイベントやっちゃって、舞い上がっちゃったっていうか…。信じてもらえないと思うけど、本気で家族になりたいなと思ったのは、この世でたったひとり。るりちゃんだけなんだよ」
と、信之。
 
萌は書店で仕事をしていた。そこにぶんちゃんがやってきた。
「リョウ、ちょっと…」
と、文ちゃんは、あの男と会ってたの?と聞いた。
「結局腐れ縁ってことか…」
「今度振られたときは私に八つ当たりしないでね」
と、リョウに萌は言った。
 
 
大切なこと
「のぶくん、本当は萌と結婚したかったんでしょう?わたしのどこが萌より好き?言ってよ」
「急に言われてもな…。料理がうまい。そばにいてあげなきゃいけないなって思う」
「それだけ?」
「バットをくれた」
「だから?」
「るりちゃんだけだったんだ。俺にもう一度、野球やればいいじゃないって
言ってくれた人。のぶくんの人生まだまだこれからじゃないって言ってくれた
人!だからるりちゃんじゃなきゃダメなんだよ…」
と、るり子。
 
「のぶくんがまたやり直したいって…。あんなのぶくん初めて…」
と、るり子は萌に言った。
「あのさ、迷ってるならやめちゃえば?離婚。そのほうが私も助かる。四度目の披露宴は…」
「そんなことより!ちゃんと考えたの?」
「ご飯にしようよ!」
萌はるり子をはぐらかした。
人はいつも選択をしなければいけない、それがいつもベストの選択かはわからないけれど。
 
 
1人で育てる
萌のもとに一本の電話がかかってきた。
「今日どこかで会えないかな」
と、柿崎が萌を誘った。
萌は柿崎が待つ店に向かった。
「ごめんなさい、遅れて」
と、萌。
「今日は休み?」
と、萌は柿崎の格好を見て言った。
「晴れて無職になったから。次の仕事決まるまで私服でいようと思って」
「で、大事な話って?」
「もう一度やり直さないか?その子を産むつもりなら、三人で一からやり直したい。全部なくしてまっさらになったときに、君が
いてくれたらって思った。仕事は宛があるし、大丈夫だ。とにかく一度ゆっくりと考えてもらえないかな…萌…?」
「変わったね、柿崎さん。最初に会った頃ならそんなこと言わなかったのに」
「自分勝手に自分のことだけかんがえてね…」
「クールで、優しいんだかなんだかわからない柿崎さんも好きだったな。今度は余計な計算抜きでかんがえてほしいな…」
と、萌。
「萌~~」
と、そこへるり子がやってきた。
「昼間からふたりで見つめ合ってる!」
「プロポーズしたんだよ」
と、柿崎。
「萌!!おめでとう!」
「いや、断られた…」
と、柿崎。
「誤解よ!!萌って、愛想ないし口が悪いから誤解されやすいのよ」
「私は一人でこの子育てる!」
「意味わかんない!なんでこんないい話断っちゃうのよ!!」
「この子ができたときね、どうしようともまずいでもなく、嬉しいって思ったのよ。もちろん次の瞬間にはあれこれ考えたけど、最初にそう思った自分に何より驚いた。でも最初に思ったそれが素直な気持ちなんだと思う。最初のその気持ちが私を支えてくれる。
だからもう決めた。わたし、この子とふたりで生きていく」
「やっぱり強いな!君は。大丈夫だよ、萌だったら」
と、柿崎。
「うん、私もそう思う!」
そう宣言した萌を、るり子が訝しげに見つめた。
 
るり子は「萌ひとりの問題じゃないのよ!?」と、帰ってきてから言った。
「わかってるわよそんなこと」
「じゃあ、なんで柿崎さんの話断ったの?」
「巻き込みたくなかったの!」
と、萌が叫んだ。
「これは私の問題でるり子の問題じゃない!」
と萌。
「るり子も引越し先考えることね!」
「ばか萌!!」
とるり子。
萌は部屋に入った。
そのとき、崇から会って話したいとメールが来るが、しばらく無理だと返事をする萌だった。
 
萌は萌の母親に会いに来た。
「どうしたの?」
「元気かなと思って」
と、萌。
「なによ。どうしたのよ」
「なんでもない、近くに来たから寄っただけだよ。本当なんでもないから」
「手紙でもいいのよ。猫拾ってきた時もお財布なくしたときも、
あなた必ず手紙書いたじゃない。いつまでたっても私はあなたの子供よ」
と、萌の母親は笑った。
 
 
るり子の決心
萌が帰ってくると、るり子がいた。
「一緒に行ってあげる、崇くん家」
「いくわけないでしょ」
「じゃあ柿崎さんのとこ」
と、るり子。
「そんな簡単にいかないわよ」
「ひとりでいいって思ってるわけないじゃない!怖くてたまんない!誰か助けてって!明日のこと考えるだけで不安で眠れないって。自信なんてないよ。ひとりで何ができるんだろうって思う。るり子みたいになれって言われたってなれない女だっているんだよ!ひとりでなんとかするしかないじゃない!!」
と、萌は怒鳴ってその場を去った。るり子は萌を心配していた。
 
萌が起きてくると、るり子が朝ごはんを作っていて、朝ごはんくらいちゃんと食べてと書いてある。
 
「子供欲しいって思ったことある?」
と、るり子。
「欲しいと思うよ。なんでそんなこと聞くの?」
と、信之。
「私もさ、自分が親になるって怖くて無理って思ってた。コワイに決まってるよね…そうだよね…この間の返事なんだけど…」
「もういいよ…」
信之は離婚届を書いてきたのだった。
「きっと無理なんだろうな…って。わかってたけど、なかなか諦めきれなくて。今の俺じゃ無理だよな…。俺もっとちゃんとした男になる。誰を好きになろうが関係ない。いつかきっと振り向かせてみせる」
と、信之は言った。
 
るり子が帰ってくると、萌が座っていた。
「のぶくんと別れてきた。仕事も見つけてきた」
「そう!よかったじゃない!」
「あ、出て行かないわよ!ここで今まで通りやっていく。萌が働けない時はわたしが二倍働く。そのかわり、子供が生まれたら、萌も働いてよね!」
「冗談やめてよ…」
「冗談じゃないわよ!冗談で青果市場の仕事を決めてきたり、しないわよ」
「え?」
「巣鴨のさ、まだ決まってないって言ってたから、お願いしたの。だからふたりでやっていこうよ」
「そんなことしてもらう筋合いない!お節介やめてよ」
「あら、最初にお節介したのは萌よ。虐められた私を助けてくれて、すみれ組全員を敵に回したじゃない。今度はわたしが味方になる。世界中敵に回したって構わない。だからもうひとりだなんて言わないでよ…うんって言ってよ…このあたしがさ、自分以外の
誰かのために何かしたいって思うなんて、初めてなのよ。ママ役とパパ役しようよ」
「やだよ、そんなの。るり子のパパ役なんて想像つかない」
「男のことはわたしがいちばんよくわかってる」
「いいの?恋愛する暇もなくなるかもよ」
「いいわよ。恋なんて、一日五分あれば十分できる」
と、るり子。萌は泣いていた。
「何から話そうかな、母親に。子供産んで、るり子と育てますなんて言ったら、なんていわれるか…」
「わたしがついていってあげるわ。殴られたって構わないわ」
「手紙書こうかな…」
「手紙って何?」
 
キッチュ。柿崎が訪れた。
「どうしたの?」
と、文ちゃん。
「ようやく吹っ切れたって感じかな」
「仕事?」
「いや、萌。…そろそろ帰るかな」
と、柿崎。
「ごめんな…、いろいろ心配かけた」
と、柿崎は言った。
「馬鹿ね。何言ってんのよ!」
と、文ちゃん。
柿崎は店を出て行った。
「いいのか?あいつのこと。単なる同級生でおなじみさんで」
と、リョウが文ちゃんに言う。
「祐介が男を好きになるなんてありえない。だったら、このままのほうがいいじゃない」
「そうやって一緒に年をとってくのも悪くない、か…」
とリョウ。
「そういうこと!」
と、文ちゃん。
 
 
旅立ち
ある日。萌の部屋に崇がやってきた。
 
「報告があって。大事なこと」
「ちょっとまって!」
萌は崇を家に入れた。崇が入ってきた。
「で?話って?」
「留学することになった」
「え?」
「イギリスの高校に編入することにした。いろいろかんがえて、言葉もろくにわかんない中で、自分を試してみようと思ったんだ。父親にも自分の気持ちを話した。最初は反対されたけど、正直に話したらわかってもらえたよ」
そこに、るり子が帰ってきた。
「あ、やっぱり崇くん…あの…えっと、今日は何の話?」
「崇くん、イギリス行くんだって」
と、萌。
 
「どのくらい?」
と、るり子。
「10年くらいかな…」
と、崇。
崇の決心をふたりは聞いていた。
「ここに戻ってくる。だから、あの鍵、まだ持ってていい?」
「いい男になりなさいよ!私たちがびっくりするくらい」
と、萌。るり子は何か言いかけたが、萌に止められてしまった。
そして、三人で記念写真を撮影するのだった。
 
るり子は青果市場に出勤し、崇はイギリスに旅立った。何かが終わっても、何かは始まっていくのだと萌は思った。
最終回(第9話)の感想はここをクリック
萌の決断も去ることながら、るり子の決断にも驚かされるラストでした。人と人との関係性について改めて考えるきっかけになったストーリーでした。恋人という枠組みを超えた関係を築いていく萌とるり子のそれぞれの人間関係の形は、今の世の中のヒントにもなりそうです。
<見逃し動画>第8話
 
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第8話の公式あらすじ

31歳の誕生日を目前に控え、崇との共同生活に終わりを遂げた萌(米倉涼子)。最後の夜、崇から愛の告白を受けた萌だったが…。
 
<出典>TBSチャンネル公式

第8話のネタバレはここをクリック
崇の想い
崇に告白された萌。崇は萌を抱きしめてしまう。
「ちょっとやめて!」
と、萌は崇を突き飛ばす。崇はとっさに謝る。
 
「わたしも、驚いてごめん」
「何やってんだろう…俺…、萌さんのこと傷つけたくないのに。大事にしたいのに。柿崎さんに負けない男になりたいのに、萌さんが頼れるくらいの男になりたいのに…最低だよ、俺」
「ちょっと…」
 
萌はグラスの破片を握る崇に駆け寄って、怪我をした手を手当する。
「最初の夜のこと覚えてる?内緒にしてたけど、あの夜、すごくあたたかい気持ちになった。あんな気持ち初めてだった。でもあたしね、崇くんのことは、好きになりたくない」
「なんで?」
「しんどいもん。やっぱり大人として責任持たなきゃと思っちゃうし。10年後、わたし40だよ?」
10年後同じ気持ちだとは限らないと萌は諭す。崇はそれでも待つと言った。
「俺の気持ちを信用してくれるまで10年待つ!」
と、崇は宣言する。
 
 
クライマックス
キッチュ。
るり子はリョウを待っていたが、文ちゃんは男の車に乗り込んでいくのを見たから、今日は来ないと言った。
「わたしが知ってる車。リョウの元彼の車よ」
「どんなやつ?」
「ずるい男よ。散々振り回したあげくに男と結婚したの」
「最低ね。許せない。私のリョウを振り回すなんて」
「いつからあんたのリョウになったの?」
と、文ちゃん。
 
奇妙な三人の生活がもうすぐ終わろうとしていた。萌も崇もなんだか眠れなかった。
 
翌朝。崇と萌は気まずい雰囲気になっていた。
「ねえ、コーヒーくらい飲んでいけば?」
と、萌は崇にコーヒーを入れようとするが、そこにやってきたのは、るり子と文ちゃんだった。るり子はすっかり酔っ払っていた。
「崇くん帰るって。」
と、萌。
「元気でね」
と、文ちゃん。
「文ちゃんも元気でね」
と崇が言った。
「るり子さんもそんなに夜遊びしたらだめだよ」
と言った。るり子は崇に鍵を渡した。
「どうしても、我慢できなくなったらよ」
とるり子は言った。
「萌さん俺…、いろいろありがとうございました。ここでのこと絶対忘れないから」
と、崇は深々とお辞儀する。
「いつか必ずちゃんとした男になって戻ってくる」
と、宣言して崇は萌の家を去った。萌は感傷に浸っていた。
「萌、なんかあった?ゆうべ。崇君と」
「なんかって?」
「崇くん、なんか急に大人っぽくなった気がする」
とるり子。萌はバイトに行かなきゃとはぐらかした。
 
柿崎は千佳から食事に誘われる。
「悪いけど、3人で食事してきてくれないか?」
と柿崎は断る。
「なんで?前はわがまま聞いてくれたじゃない」
「千佳…。この結婚は間違いだったんじゃないかな…」
と、柿崎。
 
るり子は崇が親戚というのは嘘だと言った。文ちゃんから仕事を紹介しようかと言われる。
「レズビアンバー。女の中でもまれないと目が冷めないわよ」
と言った。
 
崇は家に帰ってきた。
奈々子が出迎えた。
「崇が帰ってきたよ!」
と、奈々子。
崇は母親にハグされた。
「崇くん!おかえり!」
と、父親も出迎えた。
「ただいま…」
崇は自分の部屋にこもる。
 
 
リョウの事情
萌はリョウの書店でバイトを始めた。
「リョウさん、お電話です」
萌がリョウに受話器を渡した。
「リョウか?俺だけど」
 
そう聞いた途端に、電話を切った。そこへやってきたのは、るり子だった。
「朝、変な電話があってから、様子がおかしいの」
と、萌が言った。そこへ帰ってきたのはリョウだった。
「はぁ、ここには連れてくるなって言ったはずだが」
 
また電話がかかってきて、朝の電話の人物だった。
「あの、どちら様でしょうか…。ナオキさんですか?」
「リョウさんはもうあんたとは付き合わないって。電話にも出ないって!
もう電話してこないでください!え、おにいさん?」
と、るり子。
結婚するから披露宴に顔を出してくれと言われているとのことだった。リョウは家族とは縁を切ったのだと言った。るり子は食事の支度が、崇がいなくなってからシンプルになっていた。
「なんだか心に穴があいた気分…ああ、崇くんちゃんとご飯食べているかなぁ」
と、るり子。
 
崇は、変な女のところに転がり込んでいたんだって?と父親から詰め寄られた。
「今は勉強に力を入れなさい!医学部に進むことだけを考えなさい」
と言われた。
「くだらない女のことは忘れたほうがいい。君は騙されてるんだよ!なんだい?」
崇は頭を下げた。
「心配かけてすみませんでした。明日の準備とかあるんで、もう部屋に戻ります。
ごちそうさま…」
崇は部屋に戻ってしまった。
 
「あのさ、捨てた?だから…あれよ、あれ…歯ブラシ…崇くんの」
「もう使う人いないからね?あ、捨ててはいないわよ。冷凍庫で永久保存してあるの!」
と、るり子。捨てようとすると、萌は止めた。
「いいんじゃないの?置いておけば…」
「そうよね??」
と、るり子はニヤニヤした。
 
リョウの店に、信之がやってきた。リョウを訪ねてきたのだった。萌に遭遇する。
「もしかしてるりちゃんが好きなやつって…」
と、萌。
「室野です。るり子の夫です」
と、リョウが店に帰ってくると、信之は自己紹介する。
 
 
「俺のせいなのかな。浮気なんてしたからやけになって…」
と、信之は萌に言った。
「ちょっと違うきがする」
「るりちゃんを幸せにするやつならって…」
と、信之。
「るり子を幸せにできるのはるり子自身じゃないかな?」
「萌らしいよな。自分の人生自分でなんとかしようとするもんな。
今好きな男とかいるわけ?」
「どうかな…」
「るりちゃんみたいに、幸せにしてって飛び込む必要はないと思うけど、
もっとさ、たまには男に寄りかかってもいいんじゃないかな…」
萌は崇の言葉を思い出していた。
「つまんないでしょう、そんなちょうどいい感じの女なんて!」
と、萌は言い放つ。
 
 
先のこと
キッチュ。
文ちゃんは柿崎に、「萌ちゃんはこないと思うけど」と言った。
「彼女には振られたよ。見てただろう?」
「どうするの奥さんとは。するの?離婚。しないの?」
「別れたいと思ってる。社長夫婦との付き合いも割り切ってやれると思ってた」
「計算通りにはいかないわ。だったらさっさと離婚しちゃえば?」
「でもそうなったら、仕事がなくなる…」
と、柿崎が言うと、文ちゃんが「はっきりしろよ!!祐介!男だろうがよ!!」
とブチギレた。
店を出た柿崎は萌に会う。
「柿崎さん…?」
リョウの店でバイトをしていることを打ち明けた萌。
「ぶんちゃんにはさっき怒られた…。いい加減はっきりしろってさ」
と、柿崎。
「今までいろんなことが怖くて、自分から離婚を切り出せなかった。
かと言って、やり直す努力をするでもない、最低な男だよな…。ひどいよなぁ…」
と言った。
「どんな決断でも本気で決めたことだったらきっと大丈夫よ」
と、萌が励ました。
「自分で思ってる以上に選択肢はたくさん残ってるのよね。私にも、。
柿崎さんにも…。しっかりしてよ!!柿崎さん!!!弱音とか愚痴とか似合わないよ。クールでなんでもうまくやってのけてくれなくちゃ!!」
と、柿崎。
「萌…ありがとう」
柿崎は萌を抱きしめた。
「さよなら、元気でね…」
「萌もな…祝ってやれなくて残念だな…明日誕生日だろう?」
と、柿崎。
 
萌は31回目の誕生日は長風呂に入っていた時に迎えた。
「お誕生日おめでとう…」
と言ってビールを飲む萌。萌は崇の歯ブラシを眺めた。
「ねえ、萌。のぶくんなんて?」
「現実を見ろって」
萌はるり子に現実を見ろと改めて言った。
「不幸になることを考えるのが現実で、幸せを考えることが幻想なの?」
とるり子。
「先のことなんて誰にもわからない。幻想って行ったらどっちも幻想でしょう?
だったらさ、幸せなこと考えたほうがいいよね。そういえば今日って……資源ゴミの
日よね!?萌、お願いね」
と、るり子が言った。
 
 
希望
リョウの店。萌が電話を取る。リョウは外出していた。萌はキッチュを訪れ、リョウに電話くらい出なさいと言った。リョウは弟が男しか好きになれませんって言ってきたらどうする?と萌に迫った。気持ち悪いって言われたんだよ、とリョウ。
「でも、結婚式に来て欲しいって言ってきたってことは、理解したいって思ってる
ってことでしょう!?」
「そんな期待は抱かないようにしているのよ。ダメだったときしんどいでしょう?」
と、文ちゃん。
萌はそのことを店でも考えていた。そこへリョウが帰ってきた。
「お疲れ。あと俺やっとくから…」
「あの…まだしてなかったですね、さっきの質問の答え。弟にゲイって言われたら
ショックだと思う。ひどいこというかも。でもいつかそんな自分が悲しくなる。弟のこと
分かりたいって思う。披露宴なんて口実よ。本当はリョウさんに会いたいだけで」
「無理なんだ。わかろうとしても、無理なんだ…。それが現実だよ」
「悪いことばっかり考える。現実的なんじゃなくて臆病者だよね?でもお兄さんは
勇気のある人だと思うよ。何か変えられると思って、何度も電話がかかってきてるもんね!いなくなって
初めて気づいたんだと思う。ねえ、なんで答えてあげないの?ゲイが希望もっちゃいけないなんて誰が決めたのよ!?……おつかれさまでした」
と萌は言って、帰った。
 
リョウはそれから弟からの電話に出たのだった。
 
萌は玄関にぶら下がっていたプレゼントを見た。
それは崇からだった。会いたいけど、我慢しておく。これは割らないように…と。
それはワイングラスだった。
 
「ええ!?結婚式出ることにしたの!?」
「うちのバイトがうるさくて」
と、リョウ。
「あ!今日何日!?」
とるり子。
「やだ、あたしすっかり忘れてたわ」
と、るり子が言う。萌の誕生日のことだった。
 
「萌~~!いるー!?」
と、帰宅したるり子は「お誕生日おめでとう!!」と言った。
「素敵なグラスじゃない」
「崇君から」
「打ち合わせしたみたいね」
るり子はワインを買ってきていた。
 
「ちゃんと話がしたいと思ってるんだ」
と、柿崎。
「何かが違うんじゃないかと思ってた。お父さんやお母さんの顔色を伺いながら社長を目指している自分が…」
「何が言いたいわけ?」
と、千佳。
「離婚したい…野心のために自分をごまかす生き方にうんざりだ」
「意味わかんない!!社長の座も職場も住むところも全部諦めるってこと?」
「君に申し訳ないと思ってる」
「あなたにはがっかり…」
と、千佳。「野心のない男には興味ないから…」
 
駆け足ですぎる時間の中で、相変わらずの生活だったけれど、萌は思い悩んでいた。
「何?」
「遅れてるきがする」
「何が…?」
「あれ」
「10日以上?」
「今までそんなことあったの?まさか!!」
「妊娠!?」
第8話の感想はここをクリック
萌とるり子のなんだかんだ言って仲良しな友情関係にキュンとして、崇の真剣な思いにもキュンとしました。ラストでまさかの萌が妊娠してどうなるんだろうとハラハラ。
<見逃し動画>第7話
 
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第7話の公式あらすじ

崇の母・志保から、一週間以内に崇が家に戻ってこなければ訴えると言われた萌(米倉涼子)。それを知った崇はショックを受ける。
 
<出典>TBSチャンネル公式

第7話のネタバレはここをクリック
崇との約束
1週間以内に崇を戻さなければ警察に訴えると言われた萌に、るり子はなぜそのまま帰ってきたのかと言った。そこへ、ずっと店で待っていた崇が帰ってきた。
「約束、忘れたの?」
と、崇は言った。
「覚えてるよ」
「じゃあ、なんで?」
「お母さんに会った。やっぱりウソだったんだ。継母の話」
「萌、崇くんそのことは…」
「要するに君は大好きなお母さんがほかの男に取られちゃって、
妬いているんでしょう?」
と、萌。
「やめろ!出ていきゃいいんだろ!?」
と、崇。
「崇君がおうちに帰らないと、萌、訴えられちゃうのよ」
「1週間で、考えてね。これからどうしたいのか。ちゃんと逃げずに考えてね」
と、萌。
「わざと言ったのよ!?言いたくもない意地悪言って、ちゃんと崇くんがおうち帰れるように。楽しいけどさ、いつまでもこのままじゃいられないんだもんね」
と、るり子は崇を諭した。
萌もまた、この生活が楽しいことに気づいていた。
 
「何やってるの?…フリーマーケット?」
萌がクローゼットを整頓していると、るり子に声をかけられた。
「ちょっとでもお金になればいいと思って」
「わたしもマンションから何か持ってこようかな!」
と、るり子。
萌は学生時代に使っていた辞書を見つけていた。ちゃんと英語の勉強をしていればと思う萌。
悔やんでもどうにもならないこともある。
崇は荷物をまとめて、早めに出て行った。
なくしたものは戻らない、と萌は思った。
 
 
現実の世界
柿崎の職場に千佳がやってきた。
「ちゃんと話そうとおもって。私たちまだ一応夫婦でしょう?」
と、千佳。
「僕もふたりできちんと話さなきゃと思ってた」
と、柿崎。
萌とるり子は派遣登録の企業に行く。るり子もまたきちんと仕事をしたいと思っていた。
「受付か秘書の仕事をお願いします」
と、るり子。
結婚している間に、資格などの勉強をしたりはしてないとるり子は説明した。るり子は青果市場の仕事を紹介される。
「私にたまねぎや大根の数をかぞえろっていうの?私は働くなら港区や渋谷区って決めてるの」
と言った。
「現実をもっとちゃんと見たほうがいいと思います」
と、担当に言われてしまうが、るり子は怒って帰ろうとする。
「時間の無駄だったわ。じゃあどうも。お邪魔しました」
とるり子は言って、出て行った。
 
崇は菜々子と会っていた。
「萌さんのこと脅迫したって本当か?なんでそこまでして連れ戻そうとするんだよ。何黙ってんだよ」
「お母さん言ってたよ。お父さんのことそんなに嫌いなら、離婚してもいいって。これで満足?」
 
崇は帰ってきた。
「仕事決まったの?私に譲ってよ!」
と、るり子は萌に言った。
崇はただいまと言った。まだ考えは決まっていなかった。
 
萌は新しい職場にやってきた。
歓迎会も企画されていた。
 
るり子は法律事務所にやってきて、離婚について相談していた。
「あなたの場合は結婚そのものについて考えたほうがいいんじゃない?」
と弁護士に言われた。
 
その後、キッチュに来たるり子。
「男に縁のなさそうな女の話なんて聞きたくないわ。説教される筋合いないと思わない?わたし違う生き物との議論はしないの」
と、るり子は文ちゃんに言った。
そこへ、浴衣が運ばれてくる。
「リョウさーん!」
リョウがやってきて、るり子は喜んだ。
「どうしても男じゃなきゃ好きになれないの?バイセクシャルって人もいるんでしょう?」
「おれは違う」
「かわいそう。女の子がどんなに素敵かわからないまま人生終わっちゃうなんて…」
「やめときなさいよ」
と、文ちゃん。
「わたしが女の人を好きになれるようにしてあげる」
「誰がかわいそうだって?ふざけるな…」
リョウは店を出て行くのだった。
 
 
夏祭り
萌の歓迎会。そこには上司一人しかいなかった。
「ふたりで親睦会しましょう」
と上司は言った。
「君みたいにやる気がある人が入ってくれて、心強いなぁ」
と、部長。萌の肩を抱こうとする部長。
萌は股間を蹴り上げた。
そのままキッチュにやってきて、落ち込む萌。
「やっぱり萌は別の生き物だわ。ねえそのセクハラ上司、はげてた?デブだった?セクハラなんて大目に見なさいよ」
「あんたは女の武器でこれからもなんとかしなさいよ」
と、萌。
「それが通用しないから困ってるんじゃない!」
 
るり子は崇を夏祭りに誘った。
「萌も、行くよね?」
「また仕事クビ??今度はなんで?」
と、崇。
「その話したらすぐ出て行ってもらうわよ」
るり子は柿崎も誘おうと言って、呼び出そうとする。萌は柿崎を夏祭りに誘おうとする。
柿崎は千佳が戻ってきており、今はそのタイミングじゃないと言った。
「萌、どうだった?」
と、るり子。
「奥さん帰ってきたって。向こうでお風呂の話をしてたよ」
と、萌はるり子に説明をした。
 
萌は柿崎から電話がかかってきた。
「あんな奴、もう会うなよ」
と、崇。何度もかかってくる携帯を崇は渡した。
「違うよ、今度は柿崎さんからじゃないわよ。もしもし?信之」
信之は萌と会う。
「前の二度の離婚の時も弁護士雇ったらしいよ」
「萌からうまく言ってよ」
「るり子はいつも先に先にって進んでいく女だからね」
「ほかに好きな男ができたとか?」
「聞かないほうが信之のためだと思うけどね」
 
「諦めちゃだめよ」
と、るり子は言った。
「今日夏祭りに来れば、萌に会えるわよ」
 
萌は浴衣を着て、3人で夏祭りに来ていた。
「ぶんちゃーん!!」
と、るり子は手を振った。
「リョウさんは?」
「来ないって!本当に懲りない女よね。あんたの浴衣姿なんて鼻くそにしか思ってないわよ!」
とぶんちゃん。そこへやってきたのは、柿崎だった。
「萌!!ちょっといいかな…」
柿崎は萌を連れ出した。
「電話しても出てくれなかったから」
と、柿崎。
「帰ってきたんでしょう?奥さん」
「やり直したいって言ってる」
「よかったね。私のことはさっさと忘れてくれていいから」
「妻が帰ってきて余計にわかった。もうやり直すなんて無理だ。きちんと話をして別れる。本気なんだ。待っててくれないか」
「やっぱり、一度だけにしておけばよかった…。こういう面倒くさいの苦手なんだよね。安全そうな男と遊びたかっただけよ。後腐れなさそうだから、あなたにしたけど。待っててとか言われても困る。やめようよ、全部」
萌は去ろうとすると、るり子たちに遠巻きに見られていたことに気づいた。
「そこで何してんの!?」
と、萌。
「見ればわかるでしょう?立ち聞きよ!愛想ない女ね。離婚してくれるのよ。喜べば?」
と、るり子が叫んだ。
「嬉しくないし」
「嘘つき!!」
と、るり子。
萌は歩き出す。
「萌!」
「しょうがないじゃない…。会っちゃったんだもん。奥さんに。顔も知らない人だったら
わかるけど」
「いい子ぶるのやめなさい!堂々と悪者になって!
「るり子みたいになれないの!!」
「今の話…、萌!」
と、柿崎。
「やめろ!」
と崇は柿崎に詰め寄った。崇は柿崎にもうこれ以上萌に関わらないように言う。カッコ悪いと言った。
「カッコ悪くて何が悪いの!?」
と、るり子は崇の頬を叩いた。
 
「まだいたの?」
祭りの後で、萌は文ちゃんに会った。
「ぶんちゃんこそ…」
文ちゃんは萌に近づいた。
「ごめんね。前にぶんちゃん言ってたじゃない。柿崎さんのこと本気じゃないなら深煎りさせるなって…」
「本気じゃないなら…ね?」
「はぁ、もう疲れた」
と、萌。
「何ババくさいこと言ってんのよ」
「女も三十過ぎるといろいろ大変なのよ」
「三十すぎのゲイのほうが大変よ。不安でたまんないわよ」
「ぶんちゃんも?」
「当たり前でしょう。でもね、凹んだ顔してても、どうにもならないってわかってるから、ゲイはみんな笑ってんのよ。女がさ、たかだか三十すぎたくらいで…」
と、ぶんちゃん。
 
 
「崇君、さっきはごめんね、痛かった?ついついいい男の味方したくなっちゃうのよね。許してね?」
るり子は家で崇にそう言った。
「遅いね、萌さん」
「心配?崇くんって本当に萌のことが好きなのね」
「おれはただ、柿崎さんとのことでますます萌さんが男を信用できなくなるんじゃないかって思っただけだ」
「崇君知ってるの?あのこと」
「レイプのこと?」
と、崇。
「大学の時のことよ。萌にはそんな気なかったのに、その男がむりやり…。萌があんなに泣いたの、その時一度だけ。今思い出しても、ハラワタ、にえくりかえる」
「やっぱり俺謝らなきゃ。付いちゃいけない嘘ついていた」
「崇くん…、好きになるのに歳は関係ないって行ったけど、萌は手ごわい相手よ。崇くんさ、柿崎さんより大きな男になれる?」
「無理かな」
「なれるわ」
 
 
諦めない心
「世の中に絶対ないことなんてないわよ。」
と、るり子はリョウに詰め寄った。
「リョウのことは諦めない!」
 
フリーマーケット。萌はるり子と出店していた。るり子は萌の邪魔ばかりしていた。
そこへやってきたのは崇だった。
「バイトは?」
「今休憩中」
と崇。
るり子は結構たまにいいこというのだと言った。今からではダメだと思う自分がいろいろなことを不可能にしているだけなのだと。
 
「もしもし、のぶくん?」
るり子の携帯に信之から電話があった。
「今から会いたい。会って聞きたいことがある」
と、信之は言った。
「誰だよ!?好きな男って」
「片思いよ」
「片思い?るりちゃんが?」
「わたし慰謝料いらない。一人で生きていく」
「とにかくその男に会いたい。どこに行けば会えるんだよ?」
 
なくしものの代わりに別の何かを手にできる、と萌は思っていた。
崇は菜々子に電話していた。
「もしもし、明日、帰る」
だから楽しいことが終わっても嘆いちゃいけないのだと萌。
 
萌のところにやってきたのは、ぶんちゃんだった。
「ねえ、あなたバイト探してるって言ってたよね?」
とぶんちゃんは、リョウの店を紹介する。
「何勝手に話すすめてんだよ!」
と、リョウ。
「バイトさせてやってもいいけど、あの女だけはなんとかしてくれ」
「あー、るり子のこと?」
「迷惑なんだよ」
「それはなんとか遠ざけるようにしてあげてもいいけど」
と、萌。
 
 
崇の想い
崇は、家に帰ると萌に打ち明けた。
「偉い!」
と、萌は崇を褒めた。
「レイプのこと、嘘ついてごめん」
「もういいよ、気にしてないから。今まで、るり子以外に話したことなかったんだ…。話したらあれは本当にあったことなんだって認める気がして…。でも口にだしてよくわかった。もうあんなこと、傷ついてるほうがばかばかしいって」
「本当に?ならよかった」
と崇は言った。
「柿崎のことはもう忘れろよな」
「しつこい」
「俺、萌さんが好きなんだ!」
「えっ!?」
「好きなんだ!」
「あのさ…年が」
「関係ない!!歳なんて言葉でもう誤魔化すなよ!」
と、崇は言った。
第7話の感想はここをクリック
柿崎にも崇にも好かれて萌はモテモテだなと思いました。何かを諦めているのは自分のせいなのだと言うこと、るり子から教えてもらった気がします。崇の勇気あるラストでの行動にキュンとしました。
<見逃し動画>第6話
 
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第6話の公式あらすじ

旅行へ行こうと柿崎(田辺誠一)に誘われ、二の足を踏んでいた萌(米倉涼子)。るり子(高岡早紀)の後押しもあり一泊二日伊豆修善寺の旅行に向かう。
 
<出典>TBSチャンネル公式

第6話のネタバレはここをクリック
命短し恋せよ乙女
萌は柿崎から温泉旅行に誘われる。萌は困ったが、文ちゃんが反応すると、
「ちょっと黙っていてくれないか?」
と柿崎は怒鳴った。
萌は温泉だったら行ってもいいかなと言った。
「あんたさ、本気?祐介のこと。本気ならいいんだけどさ、遊びならあんまり深入りさせないでくれる?」
と、文ちゃんは萌に言う。
 
萌とるり子は、ポールダンスエクササイズにやってきた。
「ふたりで旅行なんて行ったら引き返せないような気がする」
「萌はいつもそう。安全安全って、萌が守らなきゃいけないことって何?ねえ、このままずっと一人でいいの?人生のパートナーとか
欲しくないの?命短し恋せよ乙女ってことわざあるじゃない」
と、るり子。
 
 
温泉の修羅場
温泉へ出かける萌と柿崎。
萌は柿崎にお弁当を持ってきていた。実はるり子に作らせたお弁当だった。柿崎に質問されるが、作っていないので答えられなかった。
「それ、るり子が作ったの」
「だったら納得だな…」
と、柿崎。温泉に到着すると、そこには千佳と友人が来ていた。
 
るり子はリョウに金を返しに訪れた。
「男にはおごってもらうけど、オカマにおごってもらう筋合いはないわ」
と言った。
 
柿崎は夜になると花火大会が行なわれるのだと言った。
「ここだって、お客さんに教えてもらった穴場だった」
「出会った時は遊び慣れてる男って思った」
「今は?」
「ちょっと外に出る?」
と、萌。
修善寺を満喫する二人だった。団子を買っていると、萌は、千佳らしき人を見かける。柿崎と呼ばれた女がディーラーの話をしていたのだった。萌は不穏な予感を感じる。
「奥さんって、もしかして千佳って名前?そうなの?」
「そうだけど、なんで知っているの?」
「たぶん、来てる」
 
 
カラッポ
「君におごったんじゃない」
と、リョウ。
「つべこべ言わずに受け取りなさい!欲望を抑えられないことのどこが悪いの?」
「悪いって言っていない」
「自分に素直になるのがいちばんってことじゃない!はい!」
と、るり子は金を渡す。
「じゃあ聞くけど、今の君に何があるんだ?本当に大事なものを手にした人間なら、こんなくだらない喧嘩売りにきたりしない。空っぽなんだろ?」
「何わけわかんないこと言ってんのよ!あたし、あんたみたいな男大嫌い!!」
「そりゃよかった。あんたみたいな女に好かれたら困る」
と、リョウ。
 
「ここってもしかして、奥さんときたことある?」
と、萌。
「えっ?」
「ほかの女を連れてきたことがあるところに連れてくるなんて、いろんな意味で最低よ!?」
「まさか…」
「だよね。柿崎さんそういうミスはしないもんね」
「ははっ…、いや、おかしな話だなと思ってさ。夫婦ふたりでは温泉なんて
きたことないのに…」
「笑い事じゃないでしょ!もっと緊張感持ってよ!!」
 
その頃、信之は離婚届を眺めてため息を吐いていた。そこへ電話がかかってくる。それはエリだった。
「送られてきた…離婚届…」
と、信之はエリに報告した。
「それが原因で休んだの?」
「そんなに落ち込むくらいなら、なんで浮気なんてしたのよ」
「なんでだろう…魔が差したのかな…」
エリに水をかけられてしまった。
「今度からは仕事以外のことで話しかけないでくださいね」
「エリ…」
「さようなら」
エリに水をかけられてしまう信之だった。
 
萌は疲れを感じていた。旅館のエントランスで座る。慣れないことはするものではないなと思った。そこにいたのは、千佳だった。
「どうするの?この先、離婚するの?」
「さぁ?どうかな」
「旦那さん浮気とかしてるわけ?」
「この間最低って言ってやったの。パパに命令されて渋々わたしのことを迎えにきたから」
「うわぁ」
「起こるわけでもない、落ち込むわけでもない、あの人感情とかないのかな…」
と、千佳。柿崎は平気だったわけではない、と萌は思った。ひどく疲れて落ち込んでいた、と。
「結局パパの会社が目的なのよ。わたしが何を言おうが何しようがどうでもいいのよ」
と、千佳。
萌はいろいろなことが悲しく思えてしまい、来るんじゃなかったと思った。崇が掃除をしていると、信之が訪ねてきた。
「まだ海外から帰ってこないの?」
「誰が?」
「崇くんの親だよ」
「ああ、父親がこのまま海外勤務になりそうで」
「大変なんだな…」
と、信之。
「ここでるりちゃんどんなふう?」
「楽しそうかな…」
 
 
微妙な空気
るり子はクラブにやってきていた。すると、若い男にナンパされた。
「ここもずいぶん変わったわね」
「おねえさん、遊ぼうか?俺金ないんだ。おごってくんない?なんなら、ホテル行ってもいいよ」
「バカじゃないの??」
と、るり子は言って去った。
 
「中庭行く?」
と、柿崎。
「旅館まで一緒だよ、奥さんと。柿崎さんの話しているから聞き入っちゃったよ…」
と、萌。萌は会社目的で結婚したのだろうと言った。柿崎の計算違いだったことを萌が指摘した。
「来なきゃよかった?」
「そうね…」
と、萌は言った。
「帰る?楽しそうじゃない」
「今から帰ったらるり子になんて言われるか…」
と、萌。
「じゃあどうしたらいいんだよ」
「どうすればいいかわかんないよ!!」
柿崎は萌を連れて、千佳のところに行こうと言う。
「そこまで覚悟ないよ…この歳でなんにも考えないで、人の旦那とノコノコ旅行に来たと思う?そのうち、そのうちって本当の恋ができなくなるんじゃないかって怖くなったの。
一生このままでいいのかなって。突然奥さんと会えなんて、そんなの無理だよ…」
「萌…」
「そこまでずうずうしくなれないよ…」
「ごめん……」
と、柿崎。
その夏最初の花火は音を聞くだけで終わった。これだから恋なんて嫌いだ。気づいたときには結局引き返せない。
 
るり子はリョウに「空っぽ」と言われたことを気にしていた。公園のブランコをこぎながら、ぼんやりしていた。
 
 
あなたが好き
崇は信之に心配しないでと言った。
崇は信之に、なんで萌と別れたのかを聞いた。
「やっぱりるり子さん?」
「それだけじゃない。俺、本気で萌と結婚考えていたんだ。でも、結婚って単語出すたびに、萌がひいてるのわかる。ああ、萌とは結婚ができないんだなと思った。萌ってさ、誰かにのめり込んで、一緒に家族作ってくってタイプじゃないのかもな。ほかの誰かとなら大恋愛なんてできちゃったりするのかなぁ?」
と、信之。
しばらくして、るり子が帰ってきた。
「離婚届にサインはしないって!酒臭い!」
と、崇。
「ねえ、たかしくん?私ってすごい魅力的でしょう?」
「自分で言うかな……美人だと思う」
「なんでわたしがお小遣い目当ての男に声かけられなきゃなんないのよ」
「何の話?」
と、崇。
るり子に、崇は女というより姉さんって感じと言った。るり子に崇に「空っぽな
女なんかじゃないよ」と言った。崇はるり子を抱きしめた。
「るり子さんは今抱かれたいんじゃなくて、抱きしめられたいんだろう?」
と、言って抱きしめた。
「俺、萌さんに嘘ついてるんだ」
「大丈夫よ。萌はこの世のものはなんにも信用してないから。でもそれって、全てを信用しているってことなのよ」
「よくわかんない」
「萌のこと好きなんでしょう?でしょ?」
「何を言ってるんだよ。いくつ離れてる思ってんだよ」
「言っちゃいなさいよ、全部」
崇はるり子を抱きしめた。
 
「全部妻に話して離婚になっても構わない」
と、柿崎。
「一度きりだと思ったのに」
と、萌。
「今は違う」
「なんて言っていいかわかんないけど、ありがとう…」
と、萌。
「また電話する」
と言って柿崎は去って行った。
 
萌とるり子はマッサージ店にいったが、喧嘩になってしまった。そして、崇のラーメン屋を訪れた。
「傷心の萌に何かサービスないの?」
崇はチャーシューを乗せた。
 
キッチュにやってきたのは、萌と崇とるり子だった。
「こんばんは!挨拶してんだからさ…」
と、るり子はリョウに絡むが、文ちゃんに話しかけないでほしいと釘をさされた。
「ある女が、花屋でとっても綺麗なバラを見つけたけど、バラ一本と引換えに店員と寝ちゃうわけ、どう思う?」
と、文ちゃんは崇に聞いた。
「すみません、質問の意味がわかりません」
「かわいい!」
 
「私は、なんて無欲なんだろうって思う」
と、萌が代わりに答えた。
「なんて欲張りな女なんだって思うわ」
るり子はリョウと同じことを言っていた。
「きっとそいつは花火が見たかったら、花火屋を放火する女なんだろうな…」
と、リョウ。
「その女、とんでもない欲張りよ」
「るり子さんとリョウさんってどこか似てるよね」
と、崇。
「わたし、あなたが好き。リョウさんが言ったこと、なんでこんなに気になったのか、わかった。わたしあなたが好き」
るり子はリョウに一緒に飲みましょうと言った。
 
「バイト今日で最後だっけ?終わったあと話せないかな…話したいことがあるんだ」
「いいよ、じゃあ、19時にカフェでね」
 
萌はバイトが最後だった。そこに出現したのは、奈々子だった。
「見つけた!ちょっと顔貸してもらえます?」
「どこ行くのー?」
そこにいたのは、崇の母親だった。
「崇くんの?」
「母です!…恥ずかしくないんですか?同棲なんて」
「ちょっと同棲ってわけではなくて…」
「家出している高校生を見つけたら、家か警察に行くのが常識なのではないですか?」
奈々子は崇の姉だということも明らかになった。萌は崇の母親からビンタされてしまうのだった。
 
崇は萌にちゃんと話そうと思っていた。

第6話の感想はここをクリック
せっかくの柿崎との旅行でまさか奥さんが来ていたとはと怖くなりました。バレなくてよかったです。また、リョウにるり子が惹かれる展開は予想できませんでした。2人の関係がどうなるのかも楽しみです。

<見逃し動画>第5話
 
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第5話の公式あらすじ

共同生活を始めた萌(米倉涼子)の部屋に、突然、萌の母・幸子(田島令子)が訪ねてくる。
 
<出典>TBSチャンネル公式

第5話のネタバレはここをクリック
萌の母親
萌が帰宅すると、そこには崇が眠っていた。
「帰ってたんだ…」
と、萌は1人で呟いた。萌は崇が作ったおにぎりを見つけて食べた。
「朝帰り??」
と、崇。
「おはよう」
「どこへ行ってたの?誰と一緒にいたんだよ…柿崎さん?」
と、崇。
「やっぱりそうなんだ…」
「派遣の仕事首になっちゃってさ。そういうわけで柿崎さんに二回目の退職祝いをしてもらってたの」
「朝まで?どこがいいんだよあんな男。結婚してるんだろう?遊び?」
「関係ないでしょう」
と、萌は反抗した。
 
るり子の前に現れたのは、萌の母親だった。
「相変わらず綺麗ね。結婚して何年?お子さんはまだ?だいぶ年上だったわよね」
「その人とはとっくに…。あ、これからどちらに?」
「もちろん萌のところよ。るりちゃんはどこに?」
るり子は大荷物だったので、別荘に行くと嘘をついた。
 
崇は、家賃を入れられるようにすると語気を強めた。萌のところへ電話がかかってきた。
「そんなことより聞いてよ。今誰に会ったと思う?」
と、るり子は嬉しそうだ。萌のところへやってきたのは、母親だった。
「どうしたの?」
と、崇。萌は崇をトイレに閉じ込めると、玄関に向かった。
 
「何してたのよ!」
「久しぶり、お母さん!」
 
「いつまで心配かければ気が済むのよ…」
「まぁいろいろあってさ…」
「今そこで会ったわよ、るりちゃん。別荘まで持ってるじゃない。幸せな結婚してるオーラがにじみ出ていたわ」
と、萌の母親。見合いの話を持ってきてくれたのだと言った。
「今時、見合いなんて」
すると、トイレの中で携帯電話が鳴った。
「どうしてトイレのほうで携帯が鳴ってるの?」
「この壁、薄いしさ…」
我ながら苦しい言い訳だった。崇はるり子からの電話を取った。
「萌?誰か付き合ってる人がいるなら、紹介なさい」
と、母親。
 
「なんでかけてくんだよ!」
「いっそのことご挨拶しちゃえば?」
と、るり子は崇をけしかけていた。
 
「どうしてそんなにモテないんだろう?」
と、萌の母親。
「もう30よ」
「親に心配される筋合いないわよ。お母さんに何がわかるのよ」
「じゃああなたこの先の見通しは立ってるの?どうせ次の仕事もまだ見つかっていないんでしょう?一人で生きていくことができないんだったら、誰かと結婚するしかないでしょう。どう考えてんのよ」
「結婚結婚ってうるさいよ!」
萌は母親に怒鳴り声をあげて、母親はそのまま帰ってしまった。
「ねえ、俺、自己紹介くらいしたほうがよかったかな?」
と、崇。
「彼氏でもない男と住んでるなんて親の理解を超えてるのよ」
「萌ーー!ただいま!!」
と、るり子。
「高校生と暮らしているってことはばれずにすんだ。でもまた喧嘩しちゃった」
母親との喧嘩は学生の頃から変わっていなかった。
 
「せっかくご飯作って待ってたのに、のぶくん帰ってこなかったのよ。許せない。頭にきて帰ってきちゃった」
「てっきりるり子さんも男と一緒で朝帰りかと思っちゃった」
と、崇。
「柿崎さんと一緒にいたんだって」
「!!たかしくん!」
「いよいよ来た。略奪結婚」
「結婚結婚ってうるさいわね。結婚バカ」
「一度も結婚してない人よりマシじゃない」
と、喧嘩になるふたり。
「まるでガキだよな!ふたりとも!うるさい!!」
と、崇に怒鳴られてしまった。年を取るのは簡単でも、大人になるのは難しかった。
 
 
罪な女
柿崎は社長と会う。
「明後日の夜開けておいてくれ。家内の誕生日なんだ。千佳のわがままにも困ったものだな。どうせ些細な喧嘩なんだろう」
「僕にはいまひとつ理由が…」
「娘と話し合って連れ帰ってくれ、頼んだよ…」
と社長に言われる。
 
信之が帰宅すると、そこにるり子の姿はなかった。ただいま…、と力なく口にする信之。そこに食事があるのを見つけた。
「るりちゃん…」と言った。
 
るり子の携帯が鳴る。
「何?」
「るりちゃんが作ってくれたエビクリームコロッケ、最高」
信之だった。
「それ、えびじゃなくてカニ」
「とにかく最高。帰ってきてくれるなら言ってよ。課長のところ泊まっちゃったじゃない。まだ萌のところにいるつもり?いつ帰ってきてくれるの?」
「さぁ…??もしもし??のぶくん?」
「ふたりでいたときのこと思い出しちゃったよ…」
信之は泣いていた。
「泣いているの?」
「楽しかったな…。俺なんで浮気なんてしちゃったんだろう」
「のぶくん……」
 
萌は配送のバイトが決まっていた。
「次は首にならないといいな」
と、崇は言う。
「君の可愛さが最近失われつつあるよ……何の電話?」
と、るり子の電話を気にする萌。
「信之さんらしいよ」
 
「あたしって、罪な女よね。のぶくん泣いていた。わたしがいないと、全てが虚しいって」
「じゃ、帰ってあげたら?」
と、萌。
「それは別の話。ほーんと、のぶくんかわいそう。どうして男って
みんなあたしに夢中になっちゃうんだろう…そう思わない?」
萌と崇は全く話を聞いていなかった。
「ちょっと、ちょっとーー!あたしの話聞いてよ!!」
とるり子。
 
萌は配送のバイトを始めた。そこで会ったのは奈々子だった。
「仕事でたまたま…」
と萌は言った。
「崇、どうするつもり?」
「恋愛とかそういうんじゃなくて。兄弟みたいな感じ」
「勝手に兄弟なんて、言わないでよ!」
「ごめん…家族とあんまりうまくいってないらしくて。無理やり帰すのも気の毒で。夏休みが終わるまでには帰すから」
「崇、家族のことなんて言ってるの?」
「義理のお母さんとあんまりうまくいってないみたい」
「騙されてる!崇は得意だから、嘘ついて人の同情ひくのが。継母なんて大嘘よ。ばっかじゃないの?そんな簡単に騙されて」
と、奈々子は言った。
 
 
修羅場
崇はその頃、街でバイトを探していた。そこにいたのは、文ちゃんだった。
「何?バイト探し?」
「食費とか入れたいから…もうガキじゃないから。いいバイト知りませんか?おれがもし出て行ったら、柿崎が転がり込んでくるかも…」
と、崇。
「あはははは!!何?ヤキモチやいてあたしがあわててバイト先紹介すると思ったの?」
と、文ちゃん。
 
るり子は退屈していた。
「もしもし、ランチしよう」
と、信之に電話した。
留守電に入れたが、信之は聞いていない様子だ。るり子がパスタの店に入ると、そこにはエリと信之がいた。
「あなた、のぶくんのこと好きなの?」
「言ったでしょう?彼が私のこと好きなのよ」
と、エリ。
「なんですか?」
「あげる!!もう信之いらないからあげる」
「わたしもいらないです」
「こんな女がいらないっていうもの、わたしがほしいって言うと思う?選ぶ相手を間違えたのはわたしじゃなくて、あなただったのよ。あなたに私は荷が重すぎる。離婚届はあとで送るわ」
と、るり子は言ってその場を去った。
 
帰ってきた萌に、崇はバイトが決まったと報告した。
「…医者の息子だっていうのも嘘なのかな。継母なんて、いないんだって?わたしを騙してるのは崇くん?それとも奈々子ちゃん?
レイプも嘘?親に不満があるならちゃんと話し合いなさいよ。親と向き合えば?」
「じ、自分はどうなんだよ。自分だって親にあんなこと言って追い返したじゃねえか!
どこ行くんだよ。食事当番萌さんだろ!?」
萌はカップめんを置いて出て行った。
 
 
寂しい女たち
るり子もまた、いろいろな男性に電話をかけまくっていた。
 
萌は柿崎と食事に来ていた。
「あのさ、怒ってもいいのよ?」
と、萌。
「なんで」
「突然電話して会おうとか言ったくせに、飲んでるだけの女なんてむかつく」
「いろいろあって、自分自身に苛立っているそんな感じかな」
「なんでわかるの?」
「年中お客の顔色読んでるからな。愛想振りまく必要ないよ。僕も君の前で無理するつもり全然ないからな」
柿崎は萌とうなぎを食べた。
 
キッチュ。
るり子は大きな声で切れていた。
「いい加減にしなさいよこのバカ女!本当に醜い酔っ払い!」
と、文ちゃんが注意する。
「どこが悪いの?私は自分の気持ちに純粋に生きてるの!!」
とるり子。それを見てリョウは笑った。
「ねえ!今笑ったわよね!?」
「君は…完全に勘違いしてる。君はただ自分の欲望を抑えられないだけだ。猿以下だな。純粋ってのは、あれもいらないこれもいらない、欲しいのはひとつだけってことだ。
今僕のいってること正しいと思っただろう。攻撃するしか自分の護り方がわからないなんて、バカだ」
と、リョウ。
 
萌は柿崎に母親について話していた。
「喧嘩もできない相手だと、一生距離も縮まらない」
「仲直りしてもまた喧嘩するけどね」
「30年も育ててきたんだから、お母さんも慣れっこだろう」
と、柿崎。
萌と柿崎はキッチュにやってきた。るり子が暴れて、眠っていた。
「大変だったんだから!」
と言った。
「お会計はリョウが払ってくれた」
と崇。
「るり子!起きなさいよ!!」
と、萌。
るり子は柿崎に抱きついた。
「あ、柿崎さーん」
 
 
親の心子知らず
るり子は二日酔いだった。
「誰も私の気持ちわかってくれないんだから…」
と、るり子。
萌は喉が痛かった。萌宛の郵便があり、それは母親からだった。たくさんの夏みかんだった。夏風邪をひくからという理由だった。
親の心を子は知らず。
 
崇はラーメン屋でバイトをしていた。
るり子は離婚届を取りに来ていた。
 
「ありがとう!届いたよ荷物」
「ちょっと何その格好。ご近所に見られたら恥ずかしいじゃないの」
と、萌の母親。萌は母親を還暦祝いの食事に誘うのだった。
 
柿崎は千佳と千佳の家族と食事に来ていた。
「夫婦としてしっかりしてもらわないと…千佳、離婚なんて体裁悪いことやめてよね」
と、千佳の母親。
「孫の顔でも見せてくれ、な、祐介くん」
 
萌とるり子は酸素バーに来ていた。
「結局萌は自分がいちばんよね」
「それるり子だけには言われたくないわ」
と、萌。
「恋愛以外にも人生いろいろあると思うわよ。仕事とか趣味とか」
と、萌は言った。
 
「結局一言も言わないのね。帰ってきてって」
送り届けた柿崎に、千佳は言った。
「言ってなかったっけ?」
「最低よね。パパに言われるとのこのこ来るんだもん。最低」
と、千佳。
 
萌は、キッチュにやってきた。
そこに柿崎も来た。
「リョウって人にこの間のお金返そうと思って」
「るりちゃんとリョウの喧嘩、見たかったな」
と、柿崎。
「疲れてる?」
「かなり。なぁ、萌、今度旅行にでも行こうか、ふたりで」
ずいぶん久しぶりの感覚だった。
第5話の感想はここをクリック
萌のお母さんが乗り込んできたり、崇が嘘をついているのかも?と思ったり、いろんなことが起きて忙しい5話でした。るり子がまた孤独になっていっている気もしました。柿崎は萌に本気なのかな?と感じました。
<見逃し動画>第4話
 
TVerでの無料配信は終了しました
 
第4話の公式あらすじ

萌(米倉涼子)のマンションで、家を出て押しかけてきたるり子(高岡早紀)と崇(佐野和真)との共同生活が始まった。
 
<出典>TBSチャンネル公式

第4話のネタバレはここをクリック
新たな仕事
三人での共同生活が始まった。
萌は、るり子も崇もマイペースでうんざりしてしまうが、るり子は家賃を半分出しても構わないと語った。すっかり足元を見られていて、まずいと思う萌だった。そこへ電話がかかってきた。それは萌が登録した派遣企業だった。そこへ信之が訪ねてきたとき、出てきた崇は半分裸で、信之は驚いた。
 
「ねえねえ、ねえ!信之さんが来てる!」
と、崇は慌てて萌とるり子に知らせた。
「まさかその格好で出たの?」
と、萌。
「死んだって言ってきて!」
「ったくもう…」
「るりちゃーん!」
と、叫び続ける信之。
「近所迷惑でしょう」
と萌が渋々出ていって、信之に言った。
「るりちゃん、いるんだろう?」
「いるよ。入れば?」
あっさり白状する萌。信之は入ってきた。
「ふたりで会っただって?エリから聞いたよ」
と、るり子に言う信之。
「あら、呼び捨てー??」
「きっとなんか悪いもんがついてたんだよ…」
信之は土下座して謝った。
 
「仲直りすると思う?」
と、崇は萌に尋ねた。
「でなきゃ困る」
と萌。
 
「別れようかー。なんだか何もかも嫌になっちゃった…」
と、るり子。
「俺、すごく反省してるよ」
「いくらなんでも結論早すぎよ」
と萌。信之は別れるなんて言わないでくれと言った。いくらでも気が済むまで萌の家にいていいと許可を出してしまう信之だった。
「信之!なんとかしてよ!!」
と、帰ろうとする信之を追いかけて、萌が出てきた。
「結婚って難しいよなぁ…」
と信之がぼやいた。
「ううん、私わかんないよ。結婚の事なんて考えたことないし」
「萌は、結婚しない女だもんな」
「え?」
「ほいじゃね」
と信之は去っていく。
結婚と聞くと腰が引けてしまっていただけだった。私は結婚しない女なのか?と、萌はぼんやりした。
 
萌は派遣先の企業にやってきた。
「こんな若い人に来てもらってうれしいね」
と部長。ギフトシーズンの派遣社員だった。
萌はキョウコさんと呼ばれるお局社員の下に連れてこられた。萌は少しばかり嫌な予感がしていた。
「これ、お中元の注文表よ。出荷が済んだらここにチェックよ。いくつ?歳」
「30ですよ」
「やだ!!若くないじゃない!」
とキョウコ。
 
萌はるり子と崇をキッチュに連れてきた。
ここの人たちは女に興味ないのねとるり子は言った。
「ひとつだけ聞いていい?あんたさ、もしかして、オカマ?」
と、文ちゃん。
 
 
結婚する理由
信之のオフィス。信之とエリが一緒にいた。
「奥さんどうなった?」
「とりあえずしばらくは友達の家で考えるって」
「新婚なのに大変ね」
「……なんで」
「何?」
「おれが結婚する前は何度誘っても断ったのに、結婚した途端に誘ってきたよね」
エリは、馬鹿にされた気がしたのだと言った。
「もしかして、だから俺を誘ったの?」
と、信之は怪訝な顔をした。
 
「あんたみたいなオカマ、そこらじゅうにいるわよ」
と、文ちゃん。萌はあんたに合わないと言ったのにと言った。
「どういう関係なの?」
と、文ちゃんは崇について聞いた。
「親戚みたいなもんよ」
と萌。
「うちで働く気はなくなっちゃったわけ?」
と文ちゃん。
「16よ。高校生」
「きゃー!そんなの雇ってうちが営業停止になっちゃったらどうするの?」
と文ちゃん。
そこへ柿崎が来た。るり子が呼んだのだ。
「ちょっとちょっと!祐介。この女も知り合いなの?」
「あ、妬いてる~」
と、るり子。
「!!高校生からの友達なだけよ」
「高校生からの片思いね」
と、るり子はつっ込む、
るり子と文ちゃんは喧嘩になってしまう。
萌と柿崎が落ち着いて飲んでいたとき、崇はそのふたりに視線を送った。
 
「あたし、柿崎さんにあんな店連れてってもらったことないもん!」
と、帰り道に公園でるり子は言う。
柿崎は、たしかにあの店に連れて行ったことはないと言った。
「萌さんの彼氏じゃないの!?」
と崇は萌と柿崎の関係に疑問を感じた。
「違うわよ」
「本当は、どうなの?」
と崇。
「萌さんと、遊びってこと?」
「そうじゃない」
「じゃあ!なんで結婚なんてしてるわけ」
「崇君には結婚はまだわからないわよね」
と、るり子。
「じゃあなんで、みんな結婚なんてするわけ!?」
全員が答えられず、崇は帰ってしまった。
わたしも聞きたかった。なんで結婚するのか。なんでわたしだけ結婚しない女なんて呼ばれるようになったのか。
 
 
どうする?
萌のことを起こするり子。
るり子が見せてきたのは、崇からの置き手紙だった。ちょっと家に帰ってきますと書いてあった。
「崇くん、どうしちゃったんだろう」
「不倫がよっぽどこたえたのかな」
とるり子。
あれから柿崎とは何もないのだと萌。
るり子は略奪婚の仕方を教えようかと提案するが、萌は断った。
 
「どうするのよ、信之のこと」
「あのエリってバカ女がさ、のぶくんのこと馬鹿にしたような態度したときに頭に来たの
。そんな男と一緒にいる自分に怒ってんのよ。聞いてるの?結婚なんて面倒くさいわよね」
「なんでじゃあ3回もするのよ」
「幸せになりたいからよ。だって!女は男に幸せにしてもらうための生き物でしょう?でも、人に幸せにしてもらうのって、難しい上に退屈なのよね」
とるり子は言った。
 
柿崎は妻の千佳と一緒に家庭用品を見ていた。千佳は妊娠の話をし始めた。
「聞いてる?」
「何の話だっけ……」
千佳は怒り始めた。
「そんなに私といると退屈?」
「ごめん、仕事のこと考えてた……」
「もういい!」
千佳は去っていった。
 
萌はレトルトカレーを用意していた。るり子は適当な料理に不満そうにした。
「いいわよ、食べればいいんでしょう?」
と言った。
崇はその日も帰ってこなかった。
 
萌の仕事場。
キョウコがお茶を淹れている。
「まだ終わってないの!?」
と、キョウコは萌に呆れる。
「すみません…」
萌は合理的な仕事の仕方について提案をする。
「うちにはうちのやり方があんの!!
文句言わずに言われたことだけやっときゃいいのよ!」
とキョウコは言った。
その夜。萌の歓迎会が開かれた。
「いやあ、華やかになったよね」
と、部長。キョウコは萌の気が利かなさを指摘した。
 
リョウがキッチュにいると、そこへ柿崎が来た。
「コーヒー飲むならついでに淹れるけど…」
と、リョウ。文ちゃんもバイトも今は買い出しで誰もいなかった。
「君はさ、当然結婚なんて考えたことないんだよね?この間聞かれてさ。なんであんたは
結婚なんてしてるのかって…答えられなかった。理由なんていくらでも見つかるけど、どれも違う気がして…」
「いいんじゃないか?今の結婚に満足してなくても、見栄えのいい女と不倫していい気になってれば…」
「前から思っていたけど、君って本当に嫌な性格だね…」
「よく言われるよ」
と、リョウ。
「どうせ壊す気ないんだろ?今の生活」
と、リョウはさらに言った。
 
 
それぞれの道
萌の歓迎会はお開きになろうとしていたが、キョウコは二次会についていった。
 
「わたし媚なんてじゃんじゃん売ってきたわよ」
と、るり子は萌に言った。
「だから!40過ぎても女の面で張り合わなきゃいけないんじゃない」
萌は先のことをちゃんと考えたほうがいいとるり子に言った。るり子はバブル期の女と張り合って負けたことはないと話した。
萌のベッドルームをフェミニンにリフォームしていたが、るり子にとにかく今後の事を考えるように言った。しかし、るり子は萌の生き方についてまた反論して、喧嘩になってしまった。
 
「ちょっと怒鳴ると黙っちゃって、若い子やりにくいわ…」
と、キョウコ。
「結局新しい作業を覚えるのが面倒臭いだけですよね?」
「ちょっと来て!!!」
キョウコは痺れを切らし、萌を別室へと連れていってしまう。
「職場の輪を乱すようなことをやめてくれる?!」
「私は提案しているだけです。簡単なシステムの変更です。30分あれば説明できます」
「私には私のやり方があるんですよ!!」
「お菓子を配ること?」
キョウコは働く限りここで働くのだと言った。このダサい制服着て、みんなが働きやすいようにするのだと。萌に対して、腰掛けのくせにと言った。
「腰掛けの人間は改善を提案してもいけないんですか?みんなが気楽にするために手を抜けっていうんですね?」
「じゃあもっとバリバリ働けるところに行けばいいでしょう?」
そこへやってきた部長に、キョウコは泣きついた。いくつになっても、女は泣いた者勝ちだと萌は思った。 
 
萌は、派遣会社の担当から注意された。
泣かせてやめることになるとは、と言った。
「あのミツオカって人の旦那さん、結構なエリートだったのに精神的に参っちゃって。ここで派遣の人に社員の座を奪われたら困るって必死なんでしょうね、彼女も……」
と、担当者。
結婚していても大変だ、一人で生きていくのも大変だ…と言った。
「キョウコさんにひどいこと言っちゃいました。もうちょっとちゃんと
話していたら…」
「甘いですね」
「ですかねぇ…ところで、新しい派遣場所紹介できますか?」
「しばらくは無理かな……」
と担当。
 
崇は家を出た。奈々子が追いかけてくる。
「あの萌って女!?ずるいよ、一人にしないでよ、崇。おにいちゃん!!」
と奈々子は呼ぶが、崇は振り返らない。
 
るり子は自分のマンションに帰ってきた。
そこに信之の姿はなかった。るり子は荷物を詰めた。柿崎に会いたいと言われ、萌は一緒にディナーをする。致命的にタイミングが悪く、就職祝いだった。
「それでどう?新しい職場は」
「まぁまぁかな…」
「仕事は楽しい?」
「ごめん!正直にいう。首になっちゃった。社員の人と
喧嘩になって…配送のバイト決まるし、たぶん」
「僕が君のバイト先くらい紹介するよ」
「他人の紹介だと簡単にやめられないから嫌よ…」
「他人……」
と柿崎。
「強いよな、君は。男に人生託したりしないし。平気で男をホテルに誘う。仕事がなくてもあっけらかんと笑ってる」
「これで悲惨な顔をしてたら…。一人には慣れてるから」
「だから楽なんだろうな。きみとだったら心配しなくていい。日曜の買い物もきみとだったら退屈しないんだろうな…」
「酔ってるの?」
「かなり……。妻が出て行ったんだ。離婚したいって…」
「!!」
柿崎は萌を抱き寄せようとした。
「ちょっとまって。わたしたちは一回こっきりの関係だよね」
柿崎は萌にキスをした。
二度目のキスは退職祝いのワインの味がした。
第4話の感想はここをクリック
何で結婚なんてするの?という崇の問いかけに大人達が答えられない場面がぐっときました。また、夏木マリさん演じるミツイシキョウコというキャラクターがいい味を出していました。結婚していたとしても事情があって大変な思いをしている人もいて、結婚は幸せだけではないということが描かれていて深かったです。
<見逃し動画>第3話
 
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第3話の公式あらすじ

8年間働いた会社を辞めた萌(米倉涼子)は、仕事の引継ぎはたった一日で終わり、その程度の仕事しかしていなかったことを実感した。
 
<出典>TBSチャンネル公式

第3話のネタバレはここをクリック
自由
8年間働いた会社を辞めた萌。仕事の引継ぎはたった一日で済んだ。その程度の仕事しかしていなかったということか、と思った。そこへやってきたのは上司の高野だった。
 
「だからダメなのよ。納得いかない仕事でも男ならすぐに引き受ける。女はすぐ投げ出すから、女はダメって言われるのよ」
「お言葉ですが、私は今まで一切仕事に手を抜かずにほかの誰よりも頑張ってきたつもりです」
「あなたを抜擢した私はどうなるの?ほかの反対を押し切ってあなたを推した私の立場は?」
「それは。申し訳ありませんでした…」
「謝るくらいなら最初から引き受けなさいよ」
と高野は怒った。
 
萌は辞めたその足で、キッチュに向かった。
「ちょっとびっくりさせないでよ」
と、文ちゃん。
「やればできるものね。これからあの会社の電話に出ることもなければ、まずいコーヒーを飲まなくても済む」
「会社やめたの…?」
と文ちゃん。
バツイチで子供を抱えて女を捨てて頑張る高野のようにはなれない、と萌は言った。萌はビールを頼んで飲んだ。いつもなら会社にいる時間にビールを飲んで、めざましのいらない生活が始まったはずなのに…。
いつもの時間に目覚めてしまう自分が悲しかった。
 
崇は公園で野宿していたが、騒がしくて眠れなかった。さらに空腹だった。そこへメールが来る。それは奈々子からだった。
「萌って女と話をした」
と書かれていた。
 
るり子の家。
信之とともに萌は豪勢な食事をとった。ワインで乾杯する三人。
 
崇は奈々子と会っていた。
「これからどうするの?萌って人のところに戻るつもり?またみんなに嘘ついて同情買うつもりなんでしょう?」
「うるさい!」
崇はそう言っていなくなった。
 
るり子は信之がだらしなくなったことを不満に思っていた。
「仕事が大変なんだよ。家にいるときくらいゆっくりさせてくれよ」
「家事だって大変なのよ」
と、るり子は言い返した。仕事で手を抜いてって言われていいの?と言った。
「のぶくんはいいよね。会社にときめく子がいるんだから!」
と、るり子は核心をつく質問をした。
「相手は結婚式にもきていた、営業部の女の子にそっくりだったけど…」
信之は突然土下座した。萌はその安い土下座に呆れていた。
「相談で腕組むんだ……」
と、るり子。
「あれは向こうから……」
「じゃあなんで、腕組んだの?」
「なんとかしてよ、萌」
「離婚だね、離婚」
と、萌は言った。
るり子と萌は結局口論になってしまう。
「次から次へと結婚してるくせに!」
「エッチだけのくせに!」
「どうせすぐにぼろが出るわよ」
と言って、萌は出て行った。
 
萌は見たかったドラマをイッキ見し、ワイドショーを見まくり、デリバリーを頼みまくった。誰に気を遣う必要もなく、好きな時に昼寝ができるし、こんなにも楽な生活があったのか、と萌は思った。でも、それも三日で飽きた。現実に引き戻される萌。貯金は限りなくゼロに近い。
「やばいかも…」
と呟く萌。
 
 
現実
ハローワークに向かい、自己都合退職なので、雇用保険が入るのが3ヶ月かかると言われた。萌はハローワークで派遣の仕事を紹介されて、面接に向かった。色々と経験を聞かれたが、何もなかった。30歳かと言われた。
8年間、いったい何をやってきたんだろうと思った。
 
柿崎の職場にやってきたのは柿崎の妻だった。社長と食事をしようという話だった。
「約束があるなら断って。パパもう予約とっているのよ?じゃあ7時に銀座ね」
「ごめん、無理だ」
「無理?」
「おとうさんの方には僕から謝っておく…」
と柿崎は言った。
 
萌はその頃公園にいた。30歳かと言われたことをまだ悲しんでいた。そこにるり子が電話かかってきた。半額クーポンあるからマッサージに行かないか?と誘った。
萌はるり子とマッサージに向かった。
「今の時間が一番嫌い」
「テレビの前でごろごろすれば?」
「そんなの三日で飽きる」
「知ってる。やることないのと自由なのとじゃ全然ちがうよね」
るり子のところに電話がかかってきた。
それは山下エリだった。信之と会っていた女性だった。
「お話したいことがあるんですけど、あっていただけますか?」
「いいわよ、全然」
るり子は7時に待ち合わせをした。
「きたー!愛人からの挑戦状!のぶくんの愛人よ」
「会うの?」
るり子は大人の余裕と貫禄を見せるのだと意気込んだ。
 
柿崎の下に電話がかかってきた。
「もしもし?」
「ごめんなさい。せっかく相談にのってもらったけど、やめちゃいました、仕事。お酒付き合いません?」
「付き合うよ」
萌が歩いていると、そこにやってきたのは高野だった。
「早坂さん」
「今日会社は?」
「熱出しちゃって。無理に病院連れてったんすよ」
と、一緒にいた男が言った。
「早坂さんってあの会社辞めたっていう早坂さん?よく話聞いてましたよ。いなくなって残念だって言ってましたよ」
「仕事は見つかったの?ま、なんとかなるでしょう、あなたなら。頑張りなさい」
そう言って、高野は去っていった。
「ありがとうございます!」
と、萌は声をかけた。
 
るり子は山下との直接対決に臨んだ。
「お待たせ。ここはフルーツタルト絶対なの」
「甘いもの好きじゃないんで…わざわざすみません。奥さん誤解してるみたいだし。室野さんに言われたんです。この間」
「わたしそんなこと言われてもカリカリきたりしないからね」
「そうですか…。ま、そんなことどうでもいいけど」
「どういう意味?」
「悪いけど私からじゃないですからね、口説いたの。向こうがしつこいから付き合ってあげただけなんです。ほら、やっぱり誤解してた。ご主人、あんまりモテるタイプじゃないですよ。なんか昔の三田村邦彦って感じ。
こういうこというのどうかなと思ったんですけど、わたし一応プライドあるんで。帰っていいですよね?ご馳走になっていいんですよね?場所指定したのこっちだし」
山下はそのまま帰っていった。
「萌が選んだ男だから結婚したのに。萌のせいだわ!コーヒーじゃなくてビール!!」
と、るり子は叫んだ。
 
 
思わぬ展開
キッチュ。
「前の上司、バリバリ仕事してるのにプライベートでは女してたのよ」
と、萌。してもしょうがない後悔はしない、と言った。
「わたしが自衛隊やめた時もそんな感じだったわ」
とぶんちゃん。
 
「セクハラしてたんだよな」
と、リョウ。文ちゃんはつっこむ。
「なんか違うなって思っても踏み出せない事の方が多いからな…」
と、柿崎。
キッチュのバイトの面接にやってきたのは、崇だった。
「萌さん!!」
と、崇。
「外行こう!」
と、萌は崇を連れて外に行く。
 
「どういうつもり?」
「2丁目に来ればいいバイトあるって言われて…」
「知ってて来たの?」
「バイトのカネもなくなってきたし、仕方ないだろう」
「だからってわざわざこんなところで働くなんて…。あの店が営業停止になったらどうするつもり?だからガキだって言ってんのよ!!」
柿崎が心配してやってきたが、崇を送らなければいけなくなったと萌は説明する。
「あれが柿崎か…たいしたことないな」
と、崇は言った。
萌と崇はラーメン屋にやってきて、食事をした。父親から心配されていないと語った。
「君は自分がなんにも悪くないと思ってるの?」
「大人の説教なんて聞き飽きたよ。説教のつもりがない説教なんて最悪だよ」
崇は帰ろうとする。
「どうするの?」
「次は昼のバイト見つける。二度と萌さんの前には現れない。それでいいんだろ?」
「ちょっと待ちなさいよ!」
と、萌は引き止める。
「とりあえず、今夜はうちに来れば?」
「いいの?」
「行くところないんでしょう?しょうがないじゃん」
と、萌。崇は嬉しそうにラーメンを食べた。
こうやって昔から面倒を抱え込んでいる。
 
リョウは元彼からメールがあり、文ちゃんにやめときなさいと言われた。
「みんないろいろ大変だね…」
と、柿崎。
「そういう祐介はどうなの?いつも連れてくる女は奥さんじゃない女だし」
「いつも要領はいいから、大丈夫」
「さすが祐介ってかんじね」
「なのに、どこかで間違えた気がしているのはなんでなんだろうな…」
と、柿崎。
 
萌が帰ってくると、そこにはるり子がいた。
「一生恨んでやる!!よくもまぁ、あんな男押し付けるから」
「大人の余裕見せつけるんじゃなかったの?」
「わたしがこんな目にあってる時に崇くんとデート?」
「ほっとこ、行こう行こう」
と、崇を連れて行く萌。そして、なぜかるり子もマンションに入る。
「そもそもさ、私にあんな男押し付けるから」
「さっきから何の話?」
「私の知らないところで電話番号渡しちゃって」
と、萌は崇に説明をした。
「私にどうしろっていうのよ!!」
と萌。
「ここに置いて」
とるり子。
「!?三人とも無職ってことよ。わかってる?」
と、萌。るり子はキャッシュカードがあり、それで生活しようと言い出した。
「とっとと家に帰って!君も!」
「萌冷たい~」
「困ったときだけ頼ってきて。自分のことだけでも大変なのに。不安で不安でしょうがないの。あんたたちの面倒見てる暇もないの。
頼むから出て行ってよ。出てってよ!!」
と萌が叫んだ。
みんなわからないことばかりで、答えを探しているって信じたい。
そう思いたい、と萌は思っていた。
「わかった、いきましょ、崇くん」
と、るり子はしおらしく言った。
「ごめんね、いつもいつも迷惑かけて。でもほかに誰も友達なんていないし。萌には萌の生活があるのよね。行きましょう、崇くん…」
と言って、るり子は崇を連れて玄関に向かう。
「こんな時間に追い返されたら、変な人に襲われちゃうかもしれないけど、心配しないでね。萌のこと恨んだりしないから。ほんとに大丈夫よ。このまま絶望して海に飛び込んでも化けたりしないから~~」
「あー!!もういいわよ!!泊まっていって!!」
と、萌は堪忍してしまった。
「やったーーー!!」
と、るり子と崇は万歳する。
 
そして、新婚早々離婚危機と家出少年と無職の三十路の共同生活が始まった。
第3話の感想はここをクリック
キャラクターがバラバラなので見ていて楽しいです。また、崇は子供っぽいキャラクターとして描かれてはいますが、実は最も大人のような気もしました。ラストで三人一緒に暮らし始めていて、何だか楽しそうだなと思いました。
<見逃し動画>第2話
 
TVerでの無料配信は終了しました
 
第2話の公式あらすじ

萌(米倉涼子)は、自宅に一晩泊めたアルバイトの家出少年・崇(佐野和真)が、高校生だったと知り唖然とする。そこへ、朝早くからるり子(高岡早紀)が訪ねて来て…。
 
<出典>TBSチャンネル公式

第2話のネタバレはここをクリック
あいつはバカだと言われる人生
崇を高校生とは知らずに家に泊めてしまった萌の部屋に、るり子が突然やってくる。なんとか追い出そうとする萌。るり子は駅まで一緒に歩こうと言うが、萌は取り込み中だと言った。るり子は怪しいと睨んだ。
「仕事忙しいから」
「わかったぁ、今日は帰る…」
とるり子は階段を下りていく音を立てた。萌はいなくなったことを確認して、鍵を開けた。そしてドアを開けると、しゃがんでいたるり子が現れてドアをこじ開けてきた。
 
「とぼけないで!!」
とるり子が押しかけると、崇が起き上がる。
「若いぃぃ」
るり子は崇を見て感想を言った。
 
「えー!?高校生!?」
と、るり子は驚く。
「知らなかったのよ」
「負けたわ、萌。私さすがに高校生に手を出したことない」
「なんにもなかったんだから…」
「彼はなんかあったって顔をしているけど」
るり子は萌に自己紹介して、崇に根掘り葉掘り質問した。敷地面積や父親の職業まで聞いた。崇の父親は医師だった。アルバイトをしている理由は家出をしたからだと崇は説明した。ネットカフェを転々としていたのだと言った。
このままでは親の敷いたレールをただ歩くだけだと思ったから家出をしたのだと話した。
「自分なりの生き方を考えてるんでしょ?」
と、萌。
「わかんない」
「やりたいことがあるから出て行くんならわかるわよ」
と萌は言った。
るり子は崇を庇うが、だんだんに萌への説教に変わっていってしまい、ふたりは言い争いを始めてしまう。
「あの!!こんなことやりたいのに入らないかもしれないけど、人にあいつは馬鹿だって
言われるような生き方がしてみたい」
「素敵。なんかいいわ~~この子」
るり子は気に入り、崇に電話番号を渡した。
 
「ったく、大学生なんて嘘ついて!」
萌は崇と歩きながら言った。
「ついてないよ、勝手に勘違いしただけだろ。記者に、なりたかったの?」
「ならなかったんじゃなくて、なれなかったの。あ、一緒に通勤してるところを見られたくないから電車一本遅らせて来てね」
と、萌は言って出勤した。
 
 
チャンスの前髪
萌はまたもやクレーム電話の対応に明け暮れ、疲れていた。報道記者の夢が叶わなかったことに不満があった。上司から呼ばれた萌は、部門をひとつ任せたいと言われた。その責任者に萌を推薦したということだった。商品の選定なども選べると言われた。今まではカタログの後ろの方にちょっとずつ載せていたものだったのだが、力を入れてみようと思った。
「そう、アダルト系の商品よ。やってもらえるわよね?」
と、上司の高野。
「そういうのはちょっと…」
「どういう意味?」
「私には荷が重すぎるというか…」
「まぁね、できれば避けたいわよね」
「すみません」
「あなたの気持ちはわかる。しばらくの辛抱よ。同期では一番乗りの出世じゃない?チャンスよ!これは」
「少し考えさせてもらえませんか?」
と、萌は言ってため息を吐いた。
 
「アダルトー!?」
とるり子。
「お給料は上がるのよ」
「だからって、バイブレーター?」
「一応出世だし」
「出世なんて、そんな微々たるもんなのに、我慢するなんて。そんなの男のすることじゃない」
と、るり子は言う。
「男は女を守り、尽くすために存在しているのよ」
と、るり子は言った。
男は頼られてこそ強くなるんだから、と。萌はひとりでも生きていける人間になりたいのだと言った。
「恋愛は怖いんじゃないの。面倒くさいだけ」
「恋愛ニートのいいわけよ」
 
「崇くんから留守電だ」
とるり子。萌の携帯には柿崎から連絡が入っていた。
「今夜暇だったら食事でもどうかと思って、連絡してみました」
と、柿崎。
「会うんだ?」
と、るり子。
「お酒くらいは飲んでもいいかなって」
と萌は言った。
 
 
当たり前の目標
信之が家に帰ると、るり子が出迎えた。
「あのさ、明日の土曜日なんだけどさ、その、急に接待ゴルフが入っちゃって」
「お仕事だもんね?頑張って行ってきてね!」
と、るり子。
そこに現れたのは、崇だった。
「親戚の子なんだけど、ご両親が海外旅行に行ってるからその間預かることになったの」
と、るり子。
信之は一瞬怪しむが、すぐに信用した。
 
その頃、リョウの携帯が鳴った。
「もしもし」
「ぶんちゃんです。今からお店来て!」
リョウはキッチュにやってきた。
するとそこに柿崎と萌がいた。
「今日はリョウがおごってくれるって。この間の事すごく反省してたのよ。
ねえ?リョウ?」
と文ちゃん。
「まだ不倫続行中なんだ?」
と、リョウ。
「今日は飲んでるだけですけど?」
リョウは全く反省していない様子で、柿崎はむすっとする。
萌はリョウのおごりで、高い酒を注文をする。
 
崇がベランダで飲んでいると、そこに信之がやってくる。
若くていいな、と信之が話しかける。野球のことばっかり考えていたから、
単純でよかったと信之は感想を言った。崇は野球に関心はなかった。今は腰を痛めて野球をやめたのだと言った。
「当たり前の目標がなくなると、何を目指したらいいかわからなくなるけど」
 
文ちゃんに、萌は自分や会社がバイブレーターを売っていることを説明して、エロビデオや精力剤も売っているのだと言った。
「責任あるポジションを任せられるならいいと思うけどな」
と、柿崎。リョウは、嫌なら断れば?と言った。
「あれこれ計算してるから複雑になるだけだろ」
と、リョウ。
「気に入らないことがあるたびに辞めたらきりがないだろう」
と柿崎。
リョウは商社に内定が決まっていたが、ゲイ雑誌の店をオープンさせたと言った。
「他人にバカって言われる生き方したいって、バイトの子が言ってたな…」
と、萌。柿崎は社会がわかってないんだと言った。萌は、何か言いかけてやめた。
 
るり子は、今頃、萌は柿崎と一緒にいるから、電話にはでないと崇に言った。
「妬いてるんでしょう?崇くんかわいい~」
とるり子。
 
柿崎と萌はキッチュを出ると、タクシーを拾おうとする。
「私と柿崎さんってなんか似てるね。他人にバカって言われない人生を目指してきたタイプ。人生おりこうに生きていくタイプ。だから失敗ばかりしてる友達を見て、心のどこかですごいなって関心してるのよ。私はるり子のこと、柿崎さんは文ちゃんのこと」
「かもね」
「でも、真似はできない。安全なレールから踏み外すことはできないもん。結構つまんないよね、私たちって…」
「そうかな」
「今夜はありがとう。楽しかった!おやすみなさい」
萌は自分でタクシーを拾った。
 
次の日。信之は接待ゴルフに向かった。
「さてと、崇くん起きて!どっかデート行こうよ!!」
 
るり子は崇と買い物をしていたが、そこで、信之が同僚の女性と一緒にいるところを目撃してしまった。崇はあわてて帰ろうと言ったが、間に合わなかった。
 
 
信之の浮気
萌は休日手当も出ないのに、当たり前のように会社に来ていた。仕事に情熱も野心もないけれど、流石に仕事まで手を抜いたら自分に愛想が尽きてしまいそうで。
帰り道。そこにやってきたのは、女子高生の奈々子だった。
「あ!もしかしてこの間の?」
「失礼ですけど、何年生まれですか?いい年して高校生に手を出して、恥ずかしくないんですか?崇を返してください。淫行ですよね!?」とものすごい剣幕。
 
「大丈夫?信之さんの浮気現場見ちゃったから」
と、崇は心配した。
「逆に安心しちゃった。のぶくんもやることやってるんだと思ったら…」
「信之さんのこと、好きじゃないの?」
「愛してるわよ。でも生活が壊れるわけじゃないし。だから見たことは言っちゃだめよ」
「結局、結婚が好きなだけなんだな」
と、崇は言って、愛想を尽かして帰った。
そこに萌から電話がかかってきた。
萌はるり子に、崇を連れてくるように指示した。
 
「もしかして、崇くんを探して会社の前で待ち伏せしてたの?崇くんはうちのバイトだっただけなのよ。家出してたって知って、帰ってって言ったし」
と、萌。萌は奈々子を見て、できないことが増えた自分にがっかりした。るり子は崇を連れてこなかった。
「話が違うじゃない。誰この子!」
奈々子をさておいて、信之が不倫していたことを打ち明けるるり子。
「今は信之の話はどうでもいいの!」
と、萌。
「もういいです!!崇があんたたちみたいなバカ女相手にするわけないじゃない!」
と奈々子は叫んで店を出て行った。
 
萌は引き続きるり子と飲んでいた。
「さっきの本当?」
「冗談でいうと思う?」
「信之呼んで、白黒はっきりさせる?我慢すんの?」
「我慢してる女はみんな貧乏臭い顔をしているもの」
と、るり子。
「我慢と引き換えに見返りを求めているだけ。私ね常々心に誓ってるの。我慢強い女だけにはならないって」
「本当すごいよ、感心するよ」
と、萌。
「わたしも感心してたよ。報道記者になるって頑張ってた萌のこと。
一瞬だけ尊敬しちゃって」
「それじゃ今じゃくだらないエロ商品売ってる人生か」
「でも萌って自分で思ってるほどつまらない女じゃないよ」
「え、言ったのはあんただよ」
「わたしが言ったの?そんな失礼なこと言ってないわよー」
「言ったの」
と、萌はるり子とまた言い争った。
確かにわがままを貫くほうが難しい。バカを貫くほうがずっとずっと難しい。自分に嘘をついて人生を進んだほうが楽に進むことが多いから。大人になってもバカをやるのは結構大変なことなのだ。
 
 
馬鹿を貫く
「決心ついた?」
と上司。
「あの、やはり私には…」
「会社という組織に属して、報酬を得ている以上、多少嫌なことを引き受ける。私間違ってるかしら?言ったでしょう?しばらくの辛抱だって」
「例えばどのくらいですか?」
「2年か3年ね」
「約束できますか?」
「わたしが信じられないの?」
と、上司。
萌は、会社という組織を信じられないと言った。
「断ればリストラってことですか?」
「悪いこと言わないわ。引き受けなさい。それがあなたのためよ」
「私のためよ」
「あなた程度のスキルとその年齢じゃ…」
と、上司。
「高野さんのおっしゃるとおりだと思います。社会人なんだし、嫌なことくらい我慢すると思います。でも本当に嫌なことは我慢したくないです。そういう自分でいたいんです。生意気だと思われても仕方ありません。
ですが…、私は自分をどう説得しても…エロビデオを売ることに価値があるとは
思えないんです。やめさせていただきます…」
と、萌が言った。
「後悔するわよ」
と上司は言って出て行った。
 
萌は少し迷いを抱えていた。
そして、柿崎に電話した。
「あの、その」
「いいよ、どこに行けばいい?」
なぜこんなときに柿崎を呼び出したのか、萌は戸惑っていた。
「辞めるって言っちゃいました、仕事。どう思います?」
「次の仕事のアテは?貯金…」
「聞かないで!」
「ああ…。僕たちはつまらない人間だって言われたけど。急に仕事やめちゃって、これからの生活はどうするの。それって、馬鹿な生き方だと思うけど」
現実なら、前からずっと見てきているよ、と萌は思う。
「ごめんなさい、こんなつまらないことで呼び出して」
「嬉しかったよ。こんな大事なことで呼び出してくれて…」
萌は引き止めて欲しかったから柿崎を読んだのだと言った。
第2話の感想はここをクリック
信之が浮気していたのが意外な展開でした。るり子は強がっていましたが、ほんとは浮気されてかなり悔しかったのだろうと思います。萌が仕事をやめる決意をするのも意外でした。崇の登場も含めてだんだん登場人物たちに動きが出てきた気がします。これからどんなふうに変化するのかも楽しみです。
<見逃し動画>第1話
 
TVerでの無料配信は終了しました
 
第1話の公式あらすじ

輸入代行会社のOLをしている早坂萌(米倉涼子)。主任とは名ばかりで、上から下からいいように使われる便利屋のような毎日だが、仕事をやめる気にもなれずにいた
 
<出典>TBSチャンネル公式

第1話のネタバレはここをクリック
3度目の結婚
結婚式場。
萌はワインをあおっていた。
 
「萌!萌!」
と呼ぶ声が聞こえた。それはるり子の新郎の信之だった。るり子が結婚はやめると言い出したとのことだった。
「怒ってる?私のこと怒ってるよね?」
と、萌がるり子の控え室を訪れると、るり子が言った。
「いきなりなによ」
「怒って当然よ。のぶくんのこと取ったんだもん。正直に言って?何言っても怒らないから。親友の恋人奪って、結婚するなんて」
「あんたと親友になった覚えはないけどね…」
「やっぱり、結婚やめる!!」
「ねぇ、カレーパンのこと覚えてる?高校の時、わたしがカレーパン食べてたら、そしたら、るり子もカレーパンを食べ始めた。三ヶ月毎日カレーパンを食べて、飽きて。その後は私はもう手をつけてないのよ。つまり、るり子が手を出した時点で、私はもう手を出せないってこと。私にとって信之はカレーパンでプッチンプリンで都こんぶってこと」
「やっぱり怒ってるってこと??」
と、るり子。
 
「結婚やめたらー?そしたらご祝儀も返してもらえるしね」
と、萌。信之は横で困った顔をしている。
「だいたいさ、同じ女の結婚式に三回も呼ばれる人の身にもなってよ。もう三回も着たら、ウエディングドレスも飽きちゃったでしょう??みんなに伝えてくるね!」
「やるわよー!!するわよ!結婚!今度こそ幸せになるんだから!!
「ほんと!?よかった…」
と、信之はほっとした。
 
るり子という女は、やれと言われたらやる気がなくなるし、やるなと言われれば俄然やる気を出す。そして他人に注目されるのが何よりも好き。この女は五歳の時からちっとも変わっていない、と萌は思った。
 
 
エビぎらいの柿崎さん
萌が結婚式の料理を食べて蒸せてしまっていると、横にいた柿崎が水を差し出した。
「時々羨ましくなるわ、あの性格」
「彼女と長いの?」
「幼稚園のときからよ」
「じゃあ、幼馴染だね」
柿崎は、皿に乗ったエビをどかしていて、萌は柿崎がるり子と何回か関係持ったものの、
 
結局違う人と結婚した柿崎だと悟った。
「どうして、るり子じゃダメだったの?」
と、萌は柿崎に聞いた。
「僕の将来に必要だったのは上司の娘のほうだった」
「わかりやすいお言葉ありがとう」
「どういたしまして」
「このあと予定ある??」
「誘ってくれてるの?」
萌は柿崎とパーティーを抜け出し、タクシーに乗り込む。
そして柿崎と関係を持ってしまった。
かかってきた電話はるり子だった。
「今どこ?」
「マンションだよ」
「嘘でしょう?今柿崎さんと一緒なんでしょう?」
「誰それ」
「エビ嫌いの柿崎さんよ」
「もしかして、これから?ねぇ、よかった??それとも不満?」
「わかった…、新婚旅行から帰ってきたら、ゆっくり話すから」
と言った。るり子はそのまま新婚旅行にいった。
「趣味悪いな、ふたりで僕の品評会でもするつもり?」
「喉渇いちゃったなぁ…。どこか行かない?」
萌は柿崎とともに2丁目にでかけた。
ダイナーキッチュ。
「ねえ、ここって…」
「ゲイバー。るりちゃんみたいな女がまず寄り付かないと思って」
文ちゃんというゲイバーのママは、柿崎の高校時代の友人だった。
「連れてきたってことは、ふたりはできてるのかな、興味ないのかな…」
と、文ちゃん。
「どっちだと思う?」
「できてるに3000点。でも興味ないわ」
柿崎は、どうして自分と関係を持ったのか気にした。そこへやってきた、ゲイのリョウに、「あの人もそうなんでしょう、もったいない」
と、萌は小声で感想を言っていた。
「そこそこの会社に勤めていて家庭もある男となら、問題にもならないから。そうだろ?」
「いきなりなんだよ」
「いいよな、ノンケの連中は」
「やめなさい!彼氏とうまくいってなくてピリピリしてるのよ」
と、文ちゃん。
「いいのよ、彼の言うとおり、後腐れのない人と寝たかっただけだもん」
と、萌は言って、店を出て行ってしまった。
「どこがいいわけ」
「好きなんだろう?あの柿崎って男」
「あんたしばらく出入り禁止!」
と文ちゃんは怒った。
 
最近自分がだんだん女を失ってオス化しているのを感じる、と萌は思った。男との一回こっきりの関係ももったいないと思わない。細かいことを気にするのは面倒だし、ときめきや恋などど真ん中の女を続けるのはちょっとしんどい、と萌は思っていた。
 
 
アルバイト秋山崇
萌が勤めている企業。
「早坂さん、彼に袋詰めの仕方教えてあげて!」
萌は、上司に指示をされ、バイトで今日入った秋山崇を部屋に案内した。崇は大量のブラジャーに目を丸くする。
「うちは輸入代行を扱う会社でね、これを大量に仕入れたんだけど、包装を、あ、なんて名前だっけ」
「秋山です。秋山崇です」
「秋山くんは大学生?何年生?」
「1年です」
「1年か。若くていいなぁ」
わからないことがあったら聞くように言って、萌はるり子の電話に出た。
しかし、るり子はハワイを楽しんでいたが、もう倦怠期が来ているようだった。夫婦の夜の相談をされても、と萌は思った。
 
 
大人の振る舞い
萌はその夜、るり子とマッサージ店を訪れた。結婚したことで緊張感がなくなったという相談をしてきた。
「過去の経験から学んでないようね」
「女子高だったからよね。女ばっかり30人並んでる学校になんか通ったからよね」
と、るり子。るり子は萌に、サボテン女、と萌を罵った。その後、萌はるり子と飲みに行き、他に誰か来るようだが、萌はるり子に
それ以上聞かなかった。
「はいはい、聞けばいいんでしょう?誰がくるの?」
「内緒!あ!きた!」
相手は柿崎だった。
「男への気遣いを少しでも女にできたら、あんたは万人に好かれる人間になれたと思うよ」
と、萌。
「始まったってことよね?ふたりは」
るり子がそういった時、萌は帰ると言って店を出てしまった。
 
信之は、同僚の女性から食事に誘われた。そして、食事くらいなら良いと言ってしまう。
 
「いつも先店を飛び出していっちゃうんだな」
萌の携帯に柿崎から電話がかかってくる。るり子が電話番号を教えていたのだった。
 
 
萌は次の日、また上司からクレーム処理を頼まれていた。崇はその頃袋詰めが終わっていた。
「松下さん、あなたついこの間もサイズ間違いだよね。謝るこっちの身にもなって
もらいたいんだけど」
と、萌は後輩を注意する。
「でも!だって、主任はクレーム処理をするのが仕事じゃないですか。その分、
お給料だって多くもらっているんだし」
「早坂くん、若い子いじめるのもほどほどにしろ!」
「いじめてるってなんですか。注意するのが私の仕事です」
と、萌は言って、トイレにいった。
 
その頃、るり子は家で食事を作っていた。
その時に電話がかかってきた。
「のぶくん?」
「ごめん。今夜も仕事長引きそう」
「ご飯は食べるよね?」
「あ、遅くなるからいいや!」
たくさん作った食事を見て呆然とするるり子だった。
 
萌が箱詰めの部屋を見に来ると、そこにはまだ崇がいた。
「遅くなっちゃったね。おうちはどこ?」
帰り道、萌は崇と歩く。
「あ、いや…」
そこに現れたのは、女子高生だった。
「にげて!」
崇は萌の手をとって走る、女子高生は追いつけなかった。
「ひどいよ…逃げること無いじゃん……」
と、女子高生はつぶやいた。
 
そのそばに崇がいた。
「今の、彼女?ずいぶん必死な顔をしてたけど。だめじゃん、女子高生泣かせたら…でもなんかすっきりした。久々に走ったって感じ。行き先も決めずに走るってことなかなかないじゃん。汗かいたら、ビール飲みたくなんない?」
萌は崇を連れて、飲み屋に連れてきた。
「ごめんね。未成年だったね。その分何でも食べなね」
萌はビールを一気飲みした。
「すごいね。めっちゃ馴染んでる」
「あのへんの親父と一緒ってこと?」
「けなしてるわけじゃないよ」
「君、モテないでしょう??」
と、萌は言った。
「いいよ、モテなくて。正直女って気持ちわるいし」
「ゲイ??…え、マジで?」
「違うよ」
「最初の女でよっぽどひどいのにあたったとか」
「母親。勝手に部屋に来てレイプされた」
と、崇。
「嘘でしょう?」
「そう言うと思った。結局された人にしかわかんないんだよ」
「されたよ、されたことあるよ、私も。だけど、男もセックスも好きよ。どっちも信用していないけど…。食べよう」
 
文ちゃんはリョウがいるゲイ雑誌店を訪れていた。
「会ったら謝っておいてくれる?」
とリョウ。
「あいつ、女とも付き合ってたんだ。子供ができたから、別れてくれってさ」
リョウは付き合っていた男と別れたのだと言った。
 
 
何を頑張ればいいの?
信之はあわてて家に帰ってきた。
そこにはたくさんの食事が用意されていた。
「何を頑張ればいいのかわからない。結婚まではいろいろある。結婚したら何を頑張ればいいかわかんない」
「るりちゃん」
「今度こそ失敗したくないのに!萌が好きになった人だったら、大丈夫だと思ったのに。取ったんじゃない。もういらなそうだったからもらっただけ。気付かなかった?萌がのぶくんから離れたがったこと。いくら私でも萌が心底好きな人を取ったりしないよ」
と、るり子は部屋に戻ろうとした。
「話、終わってないよ!!おれが好きだから結婚したんじゃないの?」
「わかんない…」
るり子はリビングを出て行ってしまう。
 
崇は萌をマンションまで送り届けた。
「一人暮らし、だよね?泊めてくれないかな」
「友達くらいいるでしょう?野宿だってできる」
「冷たいな」
「甘えんじゃないの!!」
と萌は言って、帰ってきた。
萌がカーテンをあけると、本当に公園のベンチで野宿をしている崇を見て、「ばーか」と言った。
「言っとくけど、大学生と寝るつもりはないからね」
「さっきの本当に褒め言葉のつもりだったんだ…。仕事もちゃんとしててさ、終わったあとは居酒屋でビール飲んでさ」
と、崇。
「大人には珍しくかっこいい人だって思った」
「かっこよくないよ」
「自分で気づいていないだけだよ」
「仕事もちゃんとやってる???冗談でしょう。転職する勇気も一人で生きていく
勇気もないくせに、結婚する勇気もなく。時々不安で途方にくれているだらしない女だよ。お酒の飲み方も覚えた。美味しいお店も知っている。けど、何にもわかんない情けない女だよ」
崇は萌を後ろから抱きしめた。
「ちょっと!何!?」
萌は驚いた。
そして、萌は崇と一夜を共にしてしまった。
 
結構みんな途方にくれているのだということを、萌は思った。
「いつか最後までしようね…」
と、萌は崇に話しかけた。
翌朝、学生証をふと見て、崇が実は高校生だということに、萌は気づいてしまった。
そして、そのときインターフォンが鳴った。そこにやってきたのはるり子だった。
第1話の感想はここをクリック
ゲイ含めて、いろいろな価値観の登場人物が登場するストーリーが2007年のドラマのわりに新しさを感じました。米倉涼子さんと高岡早紀さんの友情もカッコ良くて憧れますし、正反対の2人の関係が面白かったです。今後キャラ同士がどんな絡みを見せるのかも楽しみです。

肩ごしの恋人(ドラマ)の内容

公式サイト

「結婚」が女性のゴールでなくなった時、どのような選択をするのか!?米倉が迷える30歳の女性を好演!
恋愛にのめり込むことができない女性と、常に恋愛していることしか興味がない女性。
 
ふたりは幼馴染で共に30歳。結婚や恋愛に対する考え方は全く正反対なのに、なぜかずっと腐れ縁関係が続いている。対照的だからこそ理解し合えるふたりが恋愛や友情を通して女性の幸せとは何かを模索していく…。
 
「自分の行き方・自分の人生これでいいのかな?」と迷っている…。そんな女たちの迷いや悩みを、ヒロインと女友達に代弁させ、女の本音をぶちまけることで、迷える女たちに(そんな女たちに振り回されている男たちにも)勇気を与えるドラマ。
 
<出典>TBSチャンネル公式

<出演者>

早坂萌:米倉涼子
室野るり子:高岡早紀
室野信之:永井大
文ちゃん:池内博之
秋山崇:佐野和真
秋山奈々子:渋谷飛鳥
山下エリ:三津谷葉子
柿崎千佳:中山恵
松下美樹:加藤美佳
リョウ:要潤
柿崎祐介:田辺誠一

<各話の視聴率>

Vol.1 迷える三十路 10.2%
Vol.2 迷える女の出世と恋 8.6%
Vol.3 情けなくて涙が出る 7.5%
Vol.4 お局VS結婚しない女 6.8%
Vol.5 彼の秘密私の事情 6.3%
Vol.6 修羅場の温泉旅行 7.3%
Vol.7 祭りのあとの告白 6.3%
Vol.8 衝撃の夜別れの朝 6.5%
Vol.9 女のダンディズム 7.2%

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肩ごしの恋人(ドラマ)の感想

50代女性

8年続けたOLを辞め、男女三人で同居生活を始めた。三人という三角関係にならない男女三人。米倉涼子が主演をつとめる。今、見ると米倉涼子がダサいOL役で、お洒落なイメージと随分と違う。同居中の高岡早紀をふった田辺誠一にこだわり続けている。恋模様にならない男と女というもんである。なにゆえ、こんなことになるのか。不可解だ。情けなくて涙が出るという第三回のタイトルが全体のドラマの感じを現しているように思う。修羅場というものらしい。三人で暮らし始め、さらに浮気がバレて修羅場から三人の暮らしが始まっている。情けないというどにもならない感じと米倉涼子という主演のイメージとが噛み合わないことが、このドラマが今再び注目されている理由のように思える。最近のドラマがつまらない理由が垣間見える。サド女のサデイズムがそのまんま出過ぎでつまらないことこの上ないのである。フェイクというものが、まだ堂々とし始める前の古いドラマである。ドラマの放映後にサドフェイクがいたずらしていた様子が窺える。サドマゾをパワーと思い込んでいる変態女というものが、多数派の普通の女に属さないことで生じるフェイクという異様な世界の片鱗である。

50代女性

肩ごしの恋人は、真剣に恋愛が出来ない早坂萌と常に恋愛をしている友人のるりこが出演をしています。二人は両極端な性格ですが、子供の頃からの親友です。早坂萌は同じ職場でアルバイトをしている高校生の崇と知り合います。私は肩ごしの恋人をテレビで見ましたが、30代の女性の複雑な心情をうまく演じていると思います。るりこを演じている高岡早紀は、恋愛に積極的で結婚願望が強いですが、萌は恋愛にはあまり期待はしていません。萌は妻のいる男性に惹かれますが、妻から略奪する気はないのが感じられます。30代の女性は家族から、結婚はまだと言われたり、職場でも中途半端な位置にあり、揺れる年代だと私も感じています。私も30過ぎてから結婚をしたので、萌の複雑な心情を理解することが出来ます。肩越しの恋人は直木賞を受賞した小説が原作ですが、米倉涼子と高岡早紀の演技に好印象を持ちました。萌が8年以上勤務した職場を辞めてから、就職に苦労をしている点も共感することが出来ました。30代ぐらいの年齢になると、就職できる職場も限られてきます。20代の頃に比べると有利な職場に転職をするのが難しいので、30代女性の苦労がわかります。るりこは頼りないけれど、友人思いの優しい面があるのが魅力です。

40代男性

竜頭蛇尾という四字熟語にふさわしいドラマだと思いました。というのも出だしは快調で面白く小気味よいストーリーが頭に入ってきやすく、今後の展開がすごく楽しみでどのようになるのか期待に胸を膨らまして毎週楽しみにしていましたが、4話を終えたあたりでしょうか、あまりにもストーリーの内容が面白くなく、シナリオ的に誤った展開をしていて、また現実的にありえない行動やセリフの連発でリアリティドラマとは思えなくなってきました。せっかく設定が面白く、すごく気になる内容であって、掴みは良かったと思うのですが、そんな掴みを無駄にするような内容であったのですごく残念に思いました。高岡早紀のめんどくさい感じ、米倉涼子のかっこよく見えるキャリアウーマンの本音といったようなすごく対照的な二人がタッグを組むことにより面白くなってきたのもつかの間、荷物を取りに自宅へ戻って部屋を片付けるうちに食事の用意をついついしてしまい永井大を持っているという気持ちもあまり理解できず、最終的に米倉とキスをしてしまう田辺誠一の不誠実な性格がどんどんと視聴者離れを加速させていたのではないかと思います。その後は、この不誠実な田辺と米倉涼子の悪すぎる貞操感に少しばかり辟易し、ストーリー自体が面白くなくなってしまいました。

30代女性

最終回でるり子が見せた変化に心から感動した作品でした。最初このドラマを観たとき、正直るり子のことは好きではありませんでした。作中のるり子は人に依存して生きている女性で、どこかだらしないなと思う気持ちがあったからです。しかし最終回を観て、るり子が好きになりました。るり子の変化に心を動かされたのだと思います。かつてるり子のことをかばって萌はクラスメイト全員を敵に回したことがありました。最終回で今度はるり子が萌をかばおうとします。萌は母に対して何も言えなかったのですが、そんな萌について行ってあげようとします。萌はるり子の言動が嬉しく、心強かったと思います。これまで人に依存してばかりだったるり子ですが、友人を助けようとする姿に変化を感じました。最終回のるり子の言動には誰もが心を打たれたはずです。本当は友人思いで優しい人なんだと思いました。後に萌は崇との関係を尊重する方向へとストーリーが進みます。萌の気持ちを知ったるり子は彼女を応援しようとします。ここにもるり子の思いやりが表れていました。るり子が嫌いだった人も最終回を観たら気持ちが変化するのではないでしょうか。最後までるり子の言動に注目したい作品です。

40代男性

親友である室野(旧姓・青木)るり子の3回目の結婚式に出席した早坂萌は、式で出会った海老嫌いの男・柿崎祐介と関係を持ってしまうわけですが、彼は新婚ほやほやであったが、萌はのめり込まない程度につき合うようになる。また、仕事の残業中に知り合ったバイトの青年・秋山崇と食事をともにした日、彼が家に戻ることを拒み、萌は崇を家に引き入れ、一夜を過ごしてしまうことになります。一方、るり子は順調に新婚生活を送っているかに見えたが、結婚した途端に夫・室野信之とのセックスに興味がなくなり、崇を自分の家に連れこんで遊んでいたりなどしていた。という感じのドラマで、なんていうか内容は人間不信に陥ってしまうんじゃないだろうかと言うような内容のドラマでしたが、このような不倫と言うものは人間なのでやってしまう人もいると思いますし、そういった過ちを繰り返してしまう人は世の中にはいるのではないかと思います。そういった人物たちをドラマで見ていくわけですが、どんな残念な毎日をこの人たちは送っているんだろうかかわいそうな人生を送っているんだろうかと言うような目線で見ていくと、このドラマに出ている人物たちが哀れに見えてきて、それを狙っているドラマなのではないかとも思います。やはり最低限のやってはいけないことなどは考えておくべきです。

30代女性

恋愛にあまりのめり込めない芯の強い女性と恋愛しか興味がない女性らしい女性の2人の対照的な性格とキャラクターがとても印象的で今でも記憶に残っています。萌演じる米倉涼子さんのサバサバした役どころが彼女の雰囲気にぴったりハマっていました。この頃から、米倉涼子さんって強い感じの女性を演じるようになっていたのかなぁっと思いました。一方、るり子演じる高岡早紀さんの男なしでは生きていけない感じが、彼女のイメージにドンピシャでかなり適役だったと感じました。ストーリー自体がテンポが良くて、その世代の女性ならではの恋愛や友情に対する葛藤が描かれていて、同性ならかなり共感できる作品でもありました。るり子の女の幸せに執着している生き方や一歩踏み出せない萌の葛藤がリアルに伝わるようなシーンも沢山ありました。あと、いつも喧嘩ばかりしている2人ですが、いざという時や困った時にお互いが頼れるような関係性が見ていて凄く羨ましかったです。大人になってもずっと仲の良い友達がいるということがどれだけ素晴らしいか痛感させられました。このドラマを見て感じたのがどんな事があっても、マイペースで前向きに楽しみながら一生懸命生きていこうと思いました。

50代男性

大人がするから大人げないという言葉はできた感じがします。大人になっても全然変わらないのが現実だと思います。ただ年を重ねるだけでいつまでたっても子供と同じです。大人の考えは正解とは限らないので、ほとんどの人が自己中心です。萌とるり子は親友ですが正反対の性格で何かと衝突します。恋愛に無頓着な萌と、恋愛体質のるり子が繰り広げられるドラマでした。結婚してもいいことなどないという人もいますが、全員がそうとは思いません。それならしない方がましなので自立した方が生きられます。悩みが多くなる三十路ですが、結婚はいくつになってもできるので何歳までにしなくてはならないと期限はありません。焦る気持ちが失敗に導いてしまいます。るり子はバツ2でありながら、また結婚をしたがる女性です。失敗したことに気づいていない残念な人に見えてしまいました。今度の彼氏は昔、萌が付き合っていた人なので信じられません。萌が愛した人だから信用できる考えですが、辞めてしまえば失敗です。失敗を繰り返すことで大人になると思っていますが、累積が増えてるだけです。萌は高校生の崇の子供を妊娠してしまう呆れた始末でした。愛していなくても子供はできることを知ってしまう回でした。