今、人気の動画配信サービス(VOD)とは?
動画配信サービスとは、インターネットを介して多くの動画コンテンツを視聴できるサービスです。

中でも、月額などの定額制で見放題となる「定額制の動画配信サービス」はリーズナブルな料金で大量の映画やドラマ、アニメなどを楽しめるため大変人気となっています。
出典:ICT総研
巣ごもり需要の影響なども含め利用者が順調に増加しており、自宅で楽しめる定番のサービスとして定着しています。
動画配信サービス(VOD)が人気の理由とは?
定額制の動画配信サービス(VOD)の利用者は年々増加しています。
では、人気の理由はどういったところにあるのでしょうか?
人気の理由について、いくつかポイントを挙げてみましたので確認していきましょう。
動画配信サービス人気の理由
- 安い料金で、大量のコンテンツが見放題!
- 動画配信サービスだけのオリジナル作品がある!
- 好きな時、好きな場所で作品を楽しめる!
- 店舗型と違い、移動の手間や延滞の心配がない!
人気の理由1:安い料金で、大量のコンテンツが使い放題!
動画配信サービスの大きな理由は、何と言っても料金が安いにも関わらず大量のコンテンツが使い放題、つまりコスパが抜群によいということです。
ほとんどの動画配信サービスが月額500円程度から2,000円程度とリーズナブルな料金で映画やドラマ、アニメなど大量の作品を見放題で楽しむことが可能です。
作品のラインナップに関しても、動画配信サービスによって特徴はあるものの、人気作品はもちろんのこと、隠れた名作からマニア向けの作品まで揃っています。
さらに、動画配信サービスによっては動画コンテンツだけではなく「ファッション誌など最新の雑誌まで読み放題」などといった特典も用意されている場合もあります。
人気の理由2:動画配信サービスだけのオリジナル作品がある!
動画配信サービスは放送されたテレビドラマやアニメ、上映された映画などリリース済みの作品が用意されているイメージがあるかもしれません。
基本的にはその通りですが、近年では動画配信サービスだけでしか見ることのできないオリジナル作品も増加しています。
動画配信サービスを提供している企業自ら製作するケースやテレビ放送されたドラマと連動したスピンアウト作品など、話題となる作品も出てきています。
人気の理由3:好きな時、好きな場所で動画を楽しめる!
動画配信サービスはインターネットが通っている場所であれば、利用が可能です。
そのため、自宅はもちろんのこと、外出先でも公共Wi-FiやカフェのWi-Fiなどを利用すれば、好きな場所で動画を楽しむことができます。
また、Wi-Fiの利用が出来ない場合はスマホのデータ通信でも視聴が可能ですが、通信制限が気になる方も多いと思います。
そんな場合も、あらかじめダウンロードしておけば電波のないところでも再生が可能なので、電車などの外出先でも容量を気にせず楽しむことができます。
人気の理由4:店舗型と違い、移動の手間や延滞の心配がない!
動画配信サービスが生まれる以前であれば、「映画をレンタルして見たい!」という場合は、TSUTAYAなどレンタル店に借りに行く必要がありました。
しかし、雨の日で面倒くさかったり、せっかく借りにいったのに貸出中でなかったりといったケースもあるうえ、レンタルした場合は当然返却する必要があります。
「返却日を忘れて追加料金がかかってしまった..」という経験をされた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、動画配信サービスはインターネットを介したサービスなので、外出する必要もなければ、作品が貸出中だったり、返却が必要といったことも延滞料金の心配もありません。
動画配信サービスのシェアや市場規模
いつでも気軽に動画配信サービスを楽しめる環境が整ったことで、ユーザーは右肩上がりで増加しています。
自宅で利用している方はもちろん、電車の中などでスマートフォンで動画視聴したり、視聴している人を見たという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
動画配信サービスが普及する中で、更なる利用者の拡大のため各社ともにサービスを拡大しています。

中でもNetflixは話題のドラマ「愛の不時着」など独占配信作品がフックとなり、大きく加入者を増やしました。
その他にも、配信動画サービス以外にも様々な特典が同時利用可能な「Amazonプライム・ビデオ」や、見放題動画の本数が他を圧倒する「U-NEXT」など堅調に推移しています。
また、日本テレビ系「hulu」、フジテレビ「FODプレミアム」といった放送事業者やドコモ「dTV」、「dアニメストア」など大手通信事業者などもオリジナル作品を含む作品の追加や機能の強化など他の動画配信サービスとの差別化を図っています。
定額制動画配信サービスの選び方
現在、定額制動画配信サービスが存在する中で、「どのサービスが一番自分に合っているのか?」と悩むこともあるかと思います。
動画配信サービスにはそれぞれ特徴や違いがありますが、特に下記3点のポイントを軸に選択するのがよいでしょう。
動画配信サービス選びのポイント
- 利用料金
- 動画作品のラインナップ
- 画質や機能など作品以外の充実度
ポイント1:利用料金
動画配信サービスに限らず、有料サービスを利用する際に気になることといえば、まずは利用料金でしょう。
動画配信サービスは比較的リーズナブルな料金で抑えられていますが、利用料金には多少の差がありますので、ご予算にあった動画配信サービスを選びましょう。
ポイント2:動画作品のラインナップ
利用料金を支払って利用する以上、自分の見たいと思う作品がなければもったいないことになってしまいます。まずは、ご自身が興味のある作品やジャンルについて考えてみましょう。
なお、動画配信サービスには、映画やドラマ、アニメなどいろいろなジャンルがラインナップに入っている「総合ジャンル型の動画配信サービス」と、例えばアニメに特化しているなど「専門ジャンル型の動画配信サービス」があります。
「色々なジャンルの作品が見たい」、「ひとまず色々な作品があるほうがいい」という方であれば総合ジャンル型を、「見たいジャンルは1つだけ」という方であれば専門ジャンル型から探すのが良いでしょう。
取扱ジャンル例
- 総合ジャンルの動画配信サービス・・・Hulu、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、dTVなど
- 専門ジャンルの動画配信サービス・・・DAZN(スポーツ)、dアニメストア(アニメ)、観劇三昧(演劇)など
ポイント3:画質や機能など作品以外の充実度
動画配信サービスを利用するにあたっては、「画質」や「オフライン(ダウンロード)視聴可能か」など視聴環境も大変重要です。
例えば、自分のライフスタイルから動画配信サービスを選んでみることもよいでしょう。
「通勤(通学)の電車で暇つぶしに利用したい」という方であれば、「オフライン(ダウンロード)視聴」ができるかどうかで絞り込んでいくこともポイントの1つです。
また、例えば、対象の雑誌・漫画が追加料金なしで読み放題となる書籍サービスも併せて利用できる動画配信サービスもあったりします。
決め手に悩むという方は動画視聴以外のコンテンツや特典から比較してみるのも良いかもしれません。
無料体験キャンペーンの利用
動画配信サービスの選び方についてポイントをあげましたが、「実際に使ってみないとわからない!」というのが実際のところだと思います。
リーズナブルな値段に抑えられているとはいえ、「無駄な利用料金は支払いたくない!」というのが素直なところだと思います。
その点に関しては多くの動画配信サービスが2週間から1ヶ月程度の無料視聴期間を用意しているため安心です!
もちろん期間中に解約すれば料金は一切かかりませんので、まずは自分にあった動画配信サービスかどうか試してみるのがよいと思います。
ただし、無料体験期間中に解約手続きをしないと自動更新されてしまうので、継続加入しない場合は忘れずに無料体験期間中に解約手続きを行いましょう。
動画配信サービス(VOD)の種類
動画配信サービス(VOD)には、有料と無料のサービスがあります。有料の動画配信サービスには月額などの定額制、都度課金が必要なレンタル課金制や購入課金制などがあります。
一方、無料のサービスには広告型があり、大きく4種類に分類することが可能です。
レンタル課金制、購入型課金制については、作品ごとに都度料金を支払う形態のため、2つあわせて都度課金型(英語でPay Per View:PPV)と言います。
動画配信サービスの種類
- 定額制動画配信サービス
- レンタル課金制動画配信サービス
- 購入型販売サービス
- 広告型動画配信サービス
定額制動画配信サービス
定額制動画配信は、Subscription Video On Demand(略してSVOD)とも呼ばれ、主に月額定額で、対象の動画作品を見放題で楽しむことが出来るサービスです。
対象外の作品もありますが、見放題の動画だけでも十分な作品数が用意され、人気作や話題作、新しい作品も多くなっています。料金も抑えらえていることがほとんどなので、リーズナブルに多くの動画作品を楽しみたい方にオススメです。
レンタルなどと比較しても、定額制動画配信サービスの成長は顕著なので、今後作品のラインナップなど益々サービスの質も量も広がっていくものと思われます。
レンタル課金制動画配信サービス
レンタル課金制動画配信とは、TVOD(Transactional Video On Demand)とも呼ばれ、インターネット上で動画作品をレンタルして視聴するサービスのことです。
例えば、最新作映画などは見放題対象作品には含まれないケースが多いのですが、そうした動画作品については有料で一定期間レンタルすることが可能です。
レンタル期間中は動画を視聴することができ、期間が過ぎると自動で視聴できなくなる仕組みなので、レンタル店に足を運ぶ必要もなく便利です。
購入型販売サービス
買い切り型販売とは、EST(Electric Sell-Through)とも呼ばれ、動画作品を購入してダウンロードして視聴することが出来るサービスのことです。
見放題対象作品も、対象から外れてしまうこともあるので、確実に手元に作品を残しておきたい方は購入するのがよいでしょう。
広告型動画配信サービス
広告型動画配信とは、AVOD(Advertising Video On Demand)」とも呼ばれ、例えばyoutubeなどに代表される動画共有配信サービスの多くがこのサービスにあたります。
動画作品の途中に流れる広告を見ることで、動画を無料で視聴することができる仕組みとなっています。
